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オモシロイ会社ブラックな企業西崎康平

うちの会社がリモートワークだけど社員食堂をはじめる理由

こんにちは。ブラックな社長の西崎です。

突然なんですが、トゥモローゲートではこの10月から社員食堂を試験的にスタートしようと考えています。現在社員の7割以上がリモートワークというなかでの決断です。

Twitterでそのことを発信したら大きな反響があったのでブログで「なぜいま社員食堂なのか?」について書いてみようと思い記事にしてみました。下記にもあるとおり、リモートワークが主体となりつつあるコロナ過において、社員食堂は利用者数が激減していたり休業を余儀なくされたりと、どちらかと言えば今の時代にあった制度ではないのかもしれません。

テレワーク推進で「社員のいない社員食堂」が続出 あのタニタも休業状態

今回僕らが実施する社員食堂制度も目的や見込みの成果があっての戦略的な取り組みです。この取り組みの意図をお話しすることで、コロナ過における会社づくりのあり方のひとつの検討材料になれば嬉しいです。

社員食堂をはじめようとおもったきっかけ

まずは社員食堂をはじめようとおもったきっかけからお話します。ここ数年の話なんですが「将来的には社員食堂をつくりたいなあ」なんて構想は元々持っていたんですよね。いい仕事をするためには、いい身体が不可欠です。そのためには健康的な食事は欠かすことができないなと。トゥモローゲートには若い社員が多く、お昼ご飯ともなればコンビニで買ってきたカップ麺やおにぎりだけみたいな偏った食事の社員も散見してました。

「このままじゃ身体を壊すなあ」

もしも栄養バランスの取れた食事を会社が無償で提供すれば、健康的に仕事に打ち込めるし、お昼ご飯代も浮いてさらに社員が楽しく仕事をしてくれるんじゃないか、これが社員食堂をはじめようと考えだしたきっかけです。

さらにもうひとつ。

うちの会社では月に一度オフィスにトレーナを呼んでオフィスジムをやっています。

会社の目指すビジョンの過程に「子供たちから憧れられるカッコいい大人になる」という項目があり、中身も外見もカッコいい大人になるためにはボディメイクが必要で、そのための食事管理を会社が実施すればもっと社員がさらに魅力的になれるんじゃないか、これも大きなきっかけのひとつです。

社員食堂を運営するためにかかる費用

そんなこんなで社員食堂に興味を持っていた時に、たまたま会社の近くにある食堂(おかん食堂)がとても栄養バランスの取れた食事を提供していて(僕はほぼ毎日そこで昼ご飯を食べてました)、「こんな料理を社員に食べさせたいなあ」という話を食堂のお母さんにしたところ「なんとかするよ!」と言ってもらい今回のいきなりの試験運用となったわけです。

こちらがおかん食堂で食べてたランチ。どうです?美味そうでしょ?こんな食事を会社で提供できたらいいなあ、と思い食堂のお母さんにお願いして、アルバイトというかたちでオフィス内でランチを提供してもらうことになりました。それでは社員食堂を開設するのにどれだけの経費がかかるのか?具体的にかかった費用をまとめてみます。

<社員食堂開設にあたり必要な費用>
電子調理器具IH 1万円
炊飯器 5万円
配膳用のお皿 3万円
お茶碗 5000円
みそ汁用の器 5000円
人件費 週1回5000円×4週間=2万円
食材費 週1回5000円×4週間=2万円
※試験運用では10名分の食事提供からスタートします

計14万円程度(ランニングコストは人件費と食材費の4万円)

ざっとこんな感じです。初期投資の金額がありますが、ランニングコストとしてかかるのは人件費と食材費の4万円ほどです。そんなに大きな負担ではないですよね。リモートワークの社員も多く社内にいるメンバーが少ないため、まずは10月より週1回10名分のランチ提供から試験運用しようと考えています。一度試してみて会社の利益につながるようであれば提供回数や人数を増やしていくという流れです。

社員食堂をやることで見込んでいる成果

さて、無料で利用できる社員食堂を運用するということは当然会社としての成果(利益)を見込んでいるわけです。ではいったいどんな成果を見込んでいるのでしょうか?

トゥモローゲートが見込んでいる成果
①健康維持とボディメイク
②社内コミュニケーションの活性化
③金銭的・時間的な負担の軽減
④会社に来たくなる仕事が楽しくなる

大きくはこの4つかなと。仕事に取り組むうえで健康であることは絶対条件ですよね。栄養バランスの考えられた食事を提供することで健康的に仕事に打ち込める環境が利益に直結すると思いますし、美しい身体になれる会社であるということが社員が会社にいたくなる理由になるんじゃないかと考えました。

さらにオフィス内で社員同士が食事をすることでコミュニケーションが活発になり、業務上での連携もやりやすくなったり、お昼ご飯代やお弁当の準備など社員の金銭的・時間的な負担が軽減され、結果として会社に来たくなる、仕事をもっと楽しめる環境が生まれれば大きな利益につながるんじゃないかという想いのもと社員食堂の運用に踏み切りました。

どれだけの利益があれば継続できるのか?

では具体的にどれだけの利益があれば社員食堂を継続できるのでしょうか?ここで大切なことはもちろん数字です。「なんとなく面白そう、でも成果につながらない」であれば継続することはできないですからね。

例えば、30人の社員に対して毎日フルでランチを無料提供した場合にかかる1日あたりの費用は、

人件費1万円(仕込みの時間が増える分増額)
食材費1万5000円(1名あたり500円×30名で想定)

計2万5000円程度@1日当たり

これが営業日数20日間続くわけですから、月間50万円程度の予算が必要になります。

これを一人あたりにかかる経費として割り戻すと、
50万円/30名で1万6666円が1名あたりの追加の経費として発生するわけです。

社員食堂実施前の一人当たりの月間粗利生産性が150万円だとすると、生産性が2万円あがるだけでペイできる計算です。

ちょっと違った角度から計算してみましょう。毎日お昼ごはんを買いに行く時間、外に食べに行く時間に社員が15分かかっているとするなら、1か月間(20日間)で300分(5時間)を費やしていることになります。弊社の全社員平均年収が453万円で営業日が約240人となるので1日当たりの日当が1万8875円。労働時間8時間として時給換算すると社員の平均時給は2359円です。

2359円×5時間=1万1795円

社員食堂を運営するだけで一人当たり1か月で1万1795円分の時間を生み出すことができます。これまで費やしていたこの時間を身体を休める時間とか、本を読む時間とか、社内コミュニケーションの時間に当て込めれば、生産性を2万円あげることはそんなに難しいことではないようにも感じます。

もちろんざっとした粗々な計算になるので、本来は年間ベースで社員の生産性を算出して昨対比でどれだけ生産性があがったのか?を加味したうえで判断していくことになるとは思いますが、そんなにめちゃくちゃ敷居の高い話ではないということだけここでお伝えしておきます。

おなじ釜の飯を食うことの大切さ

ここまでいろいろと社員食堂をはじめるにあたり、自分たちなりの考え方をお伝えしてきました。もしかしたら「このコロナ過で社員食堂なんて時代と逆行している」と言われるひともいるかもしれません。しかし、

僕たちは「いまだからこそ新しい取り組みをしていくこと」に価値があると信じています。

もしかしたらやってみたはいいが全然利益につながらないとか、一部社員に費用を負担してもらうかたちで継続とか、さまざまな課題はでてくるかもしれませんしそれでいいと思っています。やりながら考え社員全員で会社を面白くしながら利益につながる仕組みをつくる。

全社員がオフィスに来れるようになった時のさらなるオモシロイ会社づくりのために。

「おなじ釜の飯を食う仲間」ってシンプルに楽しいなと僕は思いますし、好きな仲間と美味しいご飯を一緒に食べて仕事に前向きに取り組めれば嬉しいな、そんな想いでまずはスタートを切ることにします。今後の動向や成果についてもブログ等で報告していきますので引き続き見守っていただけると嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

西崎康平@ブラックな社長
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トゥモローゲート株式会社 代表取締役 最高経営責任者。地元福岡の大学を卒業後、人材コンサルティング会社に入社し24歳で大阪支社長に就任。2010年にトゥモローゲートを設立。会社の理念やビジョンを可視化し、WEBやグラフィック、映像を駆使して企業の魅力を最大化するブランディング事業を展開。Youtube、Twitter、Tiktokなど日本一SNSに時間を使う社長で総フォロワーは20万人を超える。

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