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ブランディングミッション・ビジョン・バリューオモシロイ会社

日本の成長ベンチャーの企業理念

こんにちは。西崎隼平です。

前回「すごい会社の企業理念を集めてみた。」というブログが沢山の反響をいただきました。やはりオモシロイ会社のビジョンや企業姿勢、考え方って経営者に限らず参考になることが沢山ありますね。今日はその第二弾ということで、日本の成長ベンチャーを中心に企業理念を紹介していきます。

注目のベンチャー企業の理念

Chatwork

私たちも日ごろ使わせてもらっているチャットワーク。チャット型のビジネスコミュニケーションツールを運営している会社でサービス名がそのまま社名になっています。このツールのおかげでどれだけ仕事が早くなったことか。随時バージョンアップされているチャットワークですが、その進化にも理念が大きく関わっているように感じます。

◆MISSION
“働くをもっと楽しく、創造的に

会議、電話、メール、訪問。誰もが当たり前と思っていたコミュニケーションを見直せば、より楽しく創造的な働き方にできる。社会が必要としていることを自分の得意分野で実現し、報酬が得られるような働き方をもっと増やしていきたい。私たちが目指す世界のビジョン「すべての人に、一歩先の働き方を」実現するために、チャレンジし続けています。

◆VISION
すべての人に、一歩先の働き方を
ITに詳しい人もそうでない人も、業界業種、性別年齢も関係なく、世界中のあらゆる人に一歩先の働き方を届けたい。二歩先でも三歩先でもなく、誰もが安心して足を踏み出せる「一歩先」を常に提供するからこそ、世の中の働き方をアップデートし続けることができると考えています。

◆VALUE(Chatworkが大切にしている3つの価値観)
遊び心を忘れず、チャレンジを楽しもう”
“Enjoy the challenge”
チャレンジに困難はつきもの。苦しい時があったとしても、遊び心を忘れなければ新しい発想は生まれてくるはず。楽しみながら、高い山を共に乗り越えていこう。

速く学び、変わり続けよう”
“Be agile, be adaptive

社会も市場も変化が加速していく時代。いままでの当たり前をよしとせず、速くアクションし、速く学ぶことが大切。自分と組織を、常に一歩先へアップデートし続けていこう。

チーム・顧客・社会に対して誠実に”
“Stay true to our team, customers, and society

働き方を変えていくことが私たちの使命。チームや顧客に対するリスペクトを忘れず、事業を通して信じる価値を実現する。これからの社会を豊かにしていこう。

引用:https://corp.chatwork.com/ja/?click=footer-navi

理念の構成はオーソドックスなMISSION、VISION、VALUE型。それらがシンプルなことばで分かりやすくまとめられています。その中でもチャットワークを実際に使っていて思うのが、VISIONの「すべての人に、一歩先の働き方を」にある「すべての人に」という部分。直感的に使いやすいUIはこの意識からきているのかなと想像させられます。

ー会社情報ーーーーーーーー
会社名:Chatwork株式会社
代表者:山本 正喜
設立:2004年11月11日(創業 : 2000年7月15日)
資本金:1,374,906,693円
従業員数:236名(2021年9月末日時点)
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Wantedly

2021年時点で36,000社以上が登録するビジネスSNS。採用媒体とは異なる独自の戦略で2012年のサービス開始以来急成長している会社です。「共感採用」を掲げ、給与、待遇の記載がNGという企業文化でマッチングさせることを前提としたサービス。そんなサービスを展開するWatedly社自身の文化に直結する理念はコチラ。

◆MISSION
“シゴトでココロオドルひとをふやす”
Wantedlyはシゴトでココロオドルひとをふやす / Create a world where work drives passion ために、働くすべての人が共感を通じて「であい/Discover」「つながり/Connect」「つながりを深める/Engage」ためのビジネスSNSを提供しています。世の中がモノで溢れかえり所有の希少性が薄れた現代において、仕事はお金を稼ぐためではなく、自己実現の手段になってきており、またAIやロボットに奪われない仕事とはそのような仕事といえます。平均寿命が100年を突破していくこの時代、人々の持続可能な経済的・精神的自立を実現するために、Wantedlyは「はたらくすべての人のインフラ」を国境を越えて作っていきます。

◆VALUE
“Focus on Users”
WantedlyのUser Firstは「ユーザの声を丁寧に全て聞くこと」ではなく、毎回自分たちの仮説をマーケットやユーザに問い、そこで自然淘汰され、生き残った部分を伸ばしていくことです。すなわち「使ってもらえる物を作る」姿勢のことを指し、本質的にはUser Reaction Firstになります。ユーザの声ではなく、本質的な欲求に応えることそが、真のUser Firstだと考えます。

“Code Wins Arguments”
これは、仮説を証明するために、何時間も議論するのではなく、実際に動くものを作ってユーザの反応を確かめてみようという姿勢のことです。限られた情報の中で「決断」を繰り返し、失敗しても、そこから学びを得て、どんどんと前に進んでいくことで、プロダクトも組織も成長していくと考えます。

“Do More with Less”
使う側のことを考えず、「あれもいいよね」「これもいいよね」と機能を継ぎ足していくことに比べ、作る側が使う側のことを徹底的に考え抜いて、極限までシンプルに、ユーザが考えなくても直感で使えるプロダクトを作ることはとても難しいことです。しかし、シンプルに保つために頭を使い、何にNOというのかを考え続けることが、使われ続けるプロダクト作りで大切なことだと考えます。足し算よりも、引き算。

引用:https://wantedlyinc.com/ja/careers/values
   https://wantedlyinc.com/ja/careers/values

構成はMISSION、VALUE式。メルカリなどもこの形式です。注目したいのがその説明文。理念の言葉などは抽象的な表現が多くなるため細かい考え方を伝えるのはとても大切です。中でもWatedly社の説明文はすごく明確でこだわりを感じます。VALUEにある”Focus on Users”は「ユーザーの声を丁寧に全て聞くこと」ではなく「使ってもらえる物を作る」姿勢を指すと明記されています。理念というと明文化されているコピーだけが注目されがちですが、本当に知るべきなのはその考え方。このブログでもコピー+説明文を一緒に入れさせてもらっています。

ー会社情報ーーーーーーーー
会社名:ウォンテッドリー株式会社
代表者:仲 暁子
設立:2010年9月
資本金:2億4,000万円
従業員数:115人(2021年10月末日時点)
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CAMPFIRE

国内最大のクラウドファンディングを運営する会社。CAMPFIREがきっかけでクラウドファンディングを知った人も少なくないと思います。サービスができた背景には代表の家入一真氏のいじめ→ひきこもりという経験があるそう。

「お金があるか、応援してくれる人がいるかなど、生まれてきた家庭環境で格差が生じる。しかし、インターネットという民主化技術を使えば、解決できるかもしれない」

(引用:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-06-25/QV4FSQDWX2PV01)

そう語る家入氏の想いは理念にも色濃く表れています。

◆MISSION
“一人でも多く一円でも多く、想いとお金がめぐる世界をつくる。”
私たちは、インターネットの可能性を信じ、誰もが声をあげられるプロダクトを創り続けます。 どんなに小さな声であろうと、自由に表現や発信ができるように。 どんな立場の人であろうと、等しく金融にアクセスできるように。 テクノロジーを駆使して、共感や仲間、お金集めを支える新たなインフラになっていく。 そこから生まれる多様な経済圏を、毛細血管のように社会にめぐらすことで、すべての人が自己表現するように生きられる経済を実装します。

◆VALUE
大企業病になることが最大のリスクである
インターネットがあらゆる権威を解体するものである以上、僕らもまた権威主義、大企業病に陥らないように気をつけよう。

傍観者であってはならない”
傍観者であってはならない、常に自分の頭で考え、他者や社会のために自分に何ができるのかを考え続けよう。give&takeではなくgive&give&giveの精神でいよう。パスを回すものにこそ、パスは回ってくる。

“小さな火を大事にしよう”
小さな火を大事にしよう。クリエイターやプロジェクトオーナーへ愛や敬意を持って接しよう。神は細部に宿る。細部まで丁寧な仕事をしよう。

“人に優しくあろう”
人に優しくあろう。痛みを知っているからこそ、失敗を過去にしたからこそ、他者に優しくできる。

“どんどん失敗しよう”
どんどん失敗しよう。失敗を恐れると、「何もしないこと」が正解になってしまう。大胆にチャレンジし、数多くの失敗から学んでいこう。個人も、チームも、組織も、常に変わり続けよう。停滞は後退だ。

“相手を信頼して任せよう”
相手を信頼して任せよう。信頼とは、疑うことではなく、任せるところから始まる。信頼するとは、見返りを求めず、相手の失敗をも引き受けるという態度である。

“言葉を大事にしよう”
言葉を大事にしよう。言葉は態度となり、態度は必ず相手へと伝わる。常に謙虚な気持ちを忘れず、軽薄な言葉や、誰かを貶める発言に気をつけよう。

“常に問い続けよう”
安易に答えを出すのではなく、常に問い続けよう。学びを怠らず、 慢心せず、謙虚な気持ちでいよう。正解なんて無い。この世は課題だらけだ。

“チームで最高のプロダクト・サービスをつくろう”
チームで最高のプロダクト・サービスをつくろう。チームとしてどのような成果をあげているか、そこに個人としてどのように貢献できているか。オーナーシップを持って、執着心と責任感を持ち、プロとしてベストを尽くそう。

“批判を恐れず、世の中をざわつかせよう”
インパクトのあるイノベーションを生み出し、批判を恐れず、世の中をざわつかせよう。ざわつきとは熱量だ。炎上を恐れない。常にポジティブ、自由主義、楽観主義でいよう。

引用:https://campfire.co.jp/mission/

MISSIONの「1円でも多く」「想いと(お金)がめぐる」ということばや、説明文の「どんな立場の人であろうと、等しく金融にアクセスできるように。」という記載にサービスに対する強い思いを感じます。それを本当に実現してしまうところが本当にすごいのですが。。。

もう一点注目したいのが”チームで最高のプロダクト・サービスをつくろう”という言葉がVALUEにあること。普通ならMISSION、VISIONに掲げそうな内容が社員一人ひとりが常に意識すべき内容として記載されているところに、CAMPFIREという会社のスケールの大きさを感じることができます。

ー会社情報ーーーーーーーー
会社名:株式会社CAMPFIRE
代表者:家入 一真
設立:2011年01月14日
資本金:67億8,345万円(資本剰余金含む)
従業員数:140名(2021年3月末時点)
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UZABASE

国内最大規模の経済ニュースプラットフォーム「NewsPicks」を運営するユーザベース。その会員数は600万人を超えます。私自身NewsPicksしか知らなかったのですが、この会社は他にも企業データ、業界レポート、市場データ等を金融機関や事業会社向けに提供する「SPEEDA」やB2B事業向けの顧客戦略プラットフォーム「FORCAS」など、経済に関するデータを用いた様々な事業を展開しています。それを知ったうえで理念を見るといろいろと強烈に感じるものがありました。

◆MISSION
“経済情報で、世界を変える”
私たちは、世界中で愛される経済情報インフラをつくります。あらゆる経済情報を人とテクノロジーの力で整理・分析・創出し、ビジネスパーソンの生産性を高め、創造性を解放します。
私たちは経済情報を通じて世界中の意思決定を支え、世界を変えます。

◆VALUE
The7Values
01 ”Be free & own it ー自由主義で行こう”
自由は、楽しい。精神をあらゆる方向へ解放し、可能性を無限に引き出してくれる。自由な環境の中でこそ、私たちの創造力は最高のパフォーマンスを発揮する。一方、自由は私たち一人ひとりに責任を要求する。それは自由を奪うものではなく、自由であるためのもう片方の翼である。

02 ”Unleash ingenuity ー創造性がなければ意味がない”
そこに未知なる驚きがあるか?それはユーザーの期待値を超えているか?答えがNOなら世には出さない。私たちはチームの力を結集し、優れた技術力と独自のビジネスマインドを融合させることで、創造性にあふれる商品とサービスを提供し続ける。それが私たちの価値である。

03 ”Thrill the user ーユーザーの理想から始める”
自分たちの出来ることから考え始めてはならない。ユーザーの理想の実現に知恵を絞る。謙虚にユーザーの気持ちに耳を澄ませる。細部までこだわり抜き、なおかつシンプルな商品とサービスを追求する。結果、ユーザーの日常に深く入り込み、なくてはならない存在として愛されていく。

04 ”How fast? Wow fast. ースピードで驚かす”
どこよりも早く開発し、どこよりも早く改善する。スピードは私たちの文化だ。私たちは、商品・サービスの進化、意志決定のスピード、業務の効率化、ユーザーへのレスポンスなど、経営にかかわるすべての局面においてつねに最速を目指し、社内から一切のムダを排除する。

05 ”Don’t know? Choose brave. ー迷ったら挑戦する道を選ぶ”
正解のない道を、私たちは歩いている。迷ったら挑戦する道を選ぼう。挑戦すれば失敗の確率が高くなる。全員で大いに失敗し、検証のPDCAを高速回転させよう。私たちの世界では、失敗は成功への近道なのだ。そこから強さが育ってくる。絶え間ない革新が生まれていく。

06 ”In it together. No matter what. ー渦中の友を助ける”
私たち一人ひとりはスーパーマンではない。しかし、チームとして強い仲間意識で結ばれたとき、個の力は何乗にも増幅する。真価を問われるのは、誰もが投げ出したくなるような過酷な状況のとき。そんなときこそ、自ら仲間に手を差し伸べ、チームの力で最高の結果に変えていく。

07 ”We need what you bring ー異能は才能”
異能の集まりには、何が飛び出すかわからないパワーがある。私たちは価値観、人種、宗教、性別、性的指向の違いを認め合い、互いに尊重することで、未来を動かす力を生み出していく。そのために、思ったことはダイレクトに伝える。フェアでオープンなコミュニケーションを徹底する。

引用:https://www.uzabase.com/jp/about/

なんともシンプルで、芯があって、全くブレないMISSION。今回、企業理念を調べている中で、この言葉を見た瞬間「なるほど」と感動しました。大切にしていることがこうも明確だと、事業も明確で、強烈にブランドイメージがつきますね。また、この会社で非常に面白かったのが、VALUEとそれを具体的な事例で示した「31の約束」と言われるもの。こと細かく記載されたその冊子から自分たちの価値観の共有を非常に重要視していることが見て取れました。
ぜひ、「31の約束」、読んでみてください。※デザインもすごく素敵なので一見の価値あり

ー会社情報ーーーーーーーー
会社名:株式会社ユーザベース
代表者:稲垣 裕介
設立:2008年4月1日
資本金:71億7000万円(2020年12月時点)
従業員数:従業員数(単独) 198人
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Sansan

「名刺管理から、営業を強くする」というキャッチコピーで、7000社に利用されている法人向けクラウド名刺管理サービス。その運営会社であるSansan。私も個人向けの「Eight」を使ってますが、名刺をいちいちファイルから探していた頃を思い返すと、どれだけ無駄な時間を過ごしてきたのかと思わされます。

そんな、今となっては離れられないサービスを提供してくれているSansanの企業理念。

◆MISSION
“出会いからイノベーションを生み出す”
いつの時代も、世界を動かしてきたのは出会いです。
人と人、企業と企業、その出会いの連鎖が社会を前進させます。

私たちは出会いが持つ可能性を再発見し、
未来につなげることでビジネスを変えていきます。

イノベーションにつながる新しい出会いを生み出す。
出会いの力でビジネスの課題にイノベーションを起こす。
そして、ビジネスの出会い、そのもののあり方を変えていきます。

◆VISION
ビジネスインフラになる”
水を通す道、電気やガス、インターネットを通す道。
誰もが利用するさまざまな道が、生活のインフラとして人々を支えています。

私たちはビジネスという世界において、
誰も考えつかなかったような新たな道になろうとしています。

これまで行けなかった場所。見たこともない景色。それを現実のものにする。

ビジネスの中で誰もが毎日のように通るその道は、
人と人、企業と企業をつなぎ、イノベーションを生み出していくのです。

◆Values
“仕事に向き合い、情熱を注ぐ”
私たちが向き合っているのは、いまはまだ存在しない新しい当たり前をつくることです。
それは道なき道を切り拓くように、とても壮大で一朝一夕に実現できることではありません。
薄皮を一枚一枚重ねるように、小さな努力を一つずつ積み重ね、目の前の仕事に本気で向き合った先にこそ実現できるものです。
だからこそ、他の誰でもない私たち自身の強い想いを、目の前の仕事やプロダクトに注ぎ、少しずつ育てていくことが重要だと考えています。

“Lead the customer”
イノベーションとは、これまでの常識を覆すようなものです。
世の中の常識ばかりに目を向けていては、決して実現できません。
そんな誰もが体験したことのない新しい世界へ、そっと導いていくのが私たちです。
誰もが想像さえしなかった場所に、新しい道を切り拓き、目指す未来に対して本当に価値あるものを提供し続けることが、私たちのあるべき姿なのです。

“体験を想像する”
誰かの行動を促すためには、想像力を最大限に発揮する必要があります。
体験の当事者となったとき、そこに違和感はないのか、本当にそれは現実的なのか。
誰もが迷うことなく通れる道でなければ、正しい目的地へ導くことはできません。
一般論や机上の空論ではなく、本質をついたものを提供するために、私たちが関わるあらゆる体験において大切にしていることです。

“意思と意図をもって判断する”
道を切り拓くのは他の誰でもない私たち自身です。
誰かが決めたことを盲目的に遂行するのではなく、どうすべきかを一人ひとりが判断するのです。
私たちはどこへ向かっているのか、どうなりたいのか、そのためにはどうすべきなのか。
一人ひとりの意思と意図が当社を動かし続けています。
そこに意思と意図はあるのか、その問いかけこそが新しい価値を生み出す原動力となっています。

“最速を目指す”
物事を実行するとき、最速でありたい。
それは何も考えずに走るということでも、反射的に行動するということでもありません。
常に最速でやり遂げる方法を考え、動いていくということだと思います。
この場所に最速で道を通すにはどうするべきなのか。
考え抜いた末に、ときには立ち止まることも必要かもしれません。
何かを強制するような話ではなく、いまよりも、さらに良くしようという最速を「目指す」考え方です。

“強みを活かし、結集する”
私たちの向き合う仕事は、一人では成し遂げられないものが数多く存在しています。
しかし、それぞれが持っている強みを結集し、組み合わせることで、
新たな解決策や、新しい道を切り拓く力を生み出せるかもしれません。
目の前の仕事に自身の強みや同僚の強みを活かし、それぞれの持っている能力を最大限に発揮し合うことで、切り立った崖すらも道に変えることができると考えています。

“感謝と感激を大切にする”
私たちがこれまで切り拓いてきた道は、決して一人でつくってきたものではありません。
さまざまな部門・役割のメンバーが互いに協力し、ひとつずつ形にしてきました。
しかし、インフラと呼ぶにはまだ遠く、目指す未来を現実のものにするためには、全員の協力が必要不可欠です。
だからこそ、同僚が最高の成果を生み出し続けてくれることに感謝し、ときには一緒に喜び、同じミッションやビジョンを目指すことのできる7人8脚の精神を大切にしています。

“変化を恐れず、挑戦していく”
想像を超える変化にはリスクが伴います。
そのリスクを正しく認識していなければ、成果を得ることはできません。
変化すること・挑戦することが目的ではなく、その先に何を得るのかが重要です。
議論の末、変化しないということもまた一つの結論かもしれません。
その先にある恐れを認識しながら、それでも挑戦していく。
私たちはいつも、道なき道を切り拓く挑戦者であることを忘れてはいけません。

◆Premise
“セキュリティと利便性を両立させる”
セキュリティは私たちにとっての前提条件です。セキュリティなくして私たちは存続しえません。
一方で、私たちが提供するクラウドサービスは世の中をより便利にするためのもので、多くのケースでセキュリティと利便性は相反します。
大事なことは、天秤を「セキュリティ」や「利便性」に傾かせることなく、双方を高度にバランスさせていくことだと捉えています。

引用:https://jp.corp-sansan.com/company/philosophy/

MISSIONもVISIONもまさにサービスを表したようなことば。シンプルで分かりやすいですね。理念の形としてはMISSION、VISION、VALUE型でオーソドックスなのですが、一点珍しいのが「Premise」というものが最後にあること。※最初見た時は「Promise(約束)」かと思ってしまいました。

「Premise」とは「前提」という意味だそうです。どんなにすばらしいビジョンを掲げ、すごいシステムを作り上げても、前提としてセキュリティが弱ければ成り立たないという強い自戒の言葉のように感じました。個人情報をサービスの土台に置く会社だからこその考え方なのかもしれませんね。

ー会社情報ーーーーーーーー
会社名:Sansan株式会社
代表者:寺田 親弘
設立:2007年6月11日
資本金:63億33百万円(2021年8月31日時点)
従業員数:従業員数(単独) 928人
ーーーーーーーーーーーーー

まとめ

前回の「すごい会社の企業理念を集めてみた。」は世界の名だたる企業の理念を見ていきましたが、日本の成長ベンチャーの企業理念も刺激と気づきがたくさんあったのではないでしょうか。特にサービスが急激に伸びているベンチャーではサービスに直結する表現、こだわりが多く見られました。

ここに載っている各企業の理念がいつ作られたかまでは分かりませんでしたので、ここからは私の妄想です。

私が思うに、サービスリリース前に今の理念の形を成していなかった企業もたくさんあるんじゃないかと。サービスをリリースして、トライ&エラーを重ね、自分たちが大切にしていくべきものを振り返って、言葉にし、共有し、徹底していく。そうやってできていったものじゃないかと思うんです。そうでなければ、まだ誰もやったことのないサービスでこれほどまでに具体的で、刺激的な言葉は出てこないのではないかなと。(そうじゃなかったら、それはそれで感動するレベル。)

理念ってそういうものでいいと思うんです。やっていくうちにはっきりしていく。やらないうちはそれが合っているかどうかもわからない。ここに載っているような今注目されているような企業は、そうやって理念が考え抜かれているように思います。だからこそ強烈なブランドを保持できる。

「まとめ」と言いつつ完全に自分の感想になっちゃいましたが、このブログ書いてよかったな(自画自賛)。様々な考えに触れることができ、明日からまた熱く仕事ができそうな気がします。

皆さんの感想などもぜひぜひTwitterのリプなんかで聞かせてもらえるとありがたいです。そしてあわよくばフォローしてください。

毎度、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

西崎隼平@ブラックな役員
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トゥモローゲート株式会社常務取締役。ブラックな企業の営業企画を統括する最高戦略企画責任者。社員5万人、FORTUNE500に10年連続で選出される企業から、当時社員7人だったトゥモローゲートに入社した。現在は戦略企画部のマネジメントや新規事業の推進を担当している。代表・西崎の実弟。

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