Philosophy
Design会社の思いをつくる・つたえる
会社の思いをことばにして
みんなで同じゴールに向かう。
「大切にしている考え」や「なりたい会社のすがた」をことばにする。
ことばと絵で“ビジョンマップ”という、ゴールまでの地図をつくります。

Features
社長からはたらく人へ
おもいを伝える
会社がめざすゴールは、社長だけが考えるのではなく、いっしょにはたらくみんなで考えることがとても大切です。みんなでいっしょに考えることで、ことばやゴールのイメージがわかりやすくなり、理解も深まります。
これまでの経験を話しあってなっとくできることばに
自分の体験や気もちを伝えあうことで、「なるほど!」「そう思ってたんだ!」とみんなが心からなっとくできる考えに近づいていきます。そうしてできた考えやことばは、みんなが「じぶんのこと」として思えるため、大切なことばになります。
目で見てわかる
会社の地図
できあがった大切な考えを、絵やデザインで1枚のシートにまとめます。これは「ビジョンマップ」といって、みんながいつでも見られる“会社の地図”みたいなもの。「言っておしまい」「書いておしまい」ではなく、毎日の仕事の中でいつでも眺められる工夫を。
Work Flow
思いをつくる
1.いっしょにつくる仲間選び
会社がめざすゴールは、会社のことをよくわかっている社長さんたちが中心になって考えます。そのあとで、リーダーやほかの社員たちも少しずつ話し合いに加わります。いろんな人の気持ちや考えを聞きながら「みんなでつくった考え」にすることで、社員たちも「これはぼくたちの考えた会社のゴールだ!」と心から思えるようになります。そうすると、その考えが毎日のしごとの中でも大切にされていきます。「この人たちはよく悩むな…」というグループを見つけて、そこで仲間を集めていっしょに考えていくのがポイントです。
2.経験をきく/はなす
選ばれたメンバーで、自分のこれまでの経験をおたがいに話し合います。「子どもの時はどんな風にすごしたか」「どんなことで失敗して、どう乗りこえたか」など、そんなお話をすることで「この人は、どうしてこういう仕事の考え方をするんだろう?」ということが、よくわかるようになります。仕事とは関係なさそうなお話も、実はとっても大切です。なぜかというと、その人が大事にしていることがはっきりしてくるからです。その他に、お客さんへの思い、いっしょにはたらく人への気もち、会社のいいところやなおしたいところ、そして会社がめざすゴールについて、いろんな角度から話し合っていきます。そうして、みんなで会社の「大切にしている考え」のもとをつくるのです。
3.会社のキャッチフレーズ/性格を決める
会社には、だれのために・どんなことをするのか、を言葉であらわす「ステートメント」というものがあります。これは、会社のキャッチフレーズみたいなもので「私たちの会社はこんなことをしてるよ!」「こんな人への役に立ちたい!」というのをわかりやすく伝えるための言葉です。それを決めることで、会社がかなえたい夢がハッキリして、ぶれずに進めるようになります。そしてもうひとつ大事なのが「ブランドコア」というもの。これは、会社の“性格”をあらわす言葉です。たとえば「元気いっぱい」「やさしい」「早く動ける」「おもしろい」など、ひとことで「この会社ってこうだよね」と思ってもらえるものです。ステートメントとブランドコアをしっかり決めておくと、会社の考えやデザインがいつでも同じ方向を向いていて、見た人にも「この会社らしいな!」と感じてもらえるようになります。
4.みんなの約束をつくろう

会社には、「どうしてこの会社があるの?」「どんな未来をめざしているの?」という大事な考えがあります。「なんのためにこの会社があるのか?」という理由。「これからどんなすてきな未来を目指しているのか?」という夢。それから、会社の人たちが毎日気をつけている「大切なルール」も。さらに、会社が社会にどんな役に立ちたいかということも考えます。この4つの言葉の違いをちゃんとわかっていないと、みんなに会社の大事な考えを伝えるのがむずかしくなります。だから、私たちはそれぞれの役割をはっきりわけて、「これがわたしたちの大事な軸だ!」とみんなが納得できて、毎日の仕事でも大切にできるようにしています。かっこいい言葉をつくるだけじゃなくて、みんなが心から「これがわたしたちの信じていること!」と思えることが一番大事なのです。
5.想いをデザインに
会社のみんなで話し合ってできた「大切にしたいこと」を、わかりやすく1枚の用紙(ビジョンマップ)にまとめます。 まずは、その会社がどんな風に見られたいか、どんな色やイメージが合うかを、しっかりお話を聞いて考えます。 「会社の性格」や「しているお仕事の特徴」もちゃんとその1枚に表れるようにデザインします。みんなが毎日見返せるように、かっこよく、そして見やすくつくるのがポイント!ビジョンマップは、トゥモローゲートがオススメしている特別な方法。みんながこの1枚をわすれずに大切にできるよう工夫されています。

思いをつたえる
1.会社のことを知る(アンケート)

会社の中で、今どんなことがうまくいっていて、どんなことで困っている人がいるのかを知るために、『B-SCORE』を使います。『B-SCORE』とは、会社の「大切にしているおもい」「考え方」「今していること」の3つの大きな質問からつくられたアンケートのようなもの。 いろんな人に答えてもらうことで、どこにどんな悩みがあるのかがわかるようになります。たとえば、「会社の目標をちゃんとわかっている?」「どうしてこの仕事をしているか知ってる?」などを質問して、 みんながどんなふうに感じているかを調べます。
2.くわしく聞く
B-SCOREで「どこに悩みがあるのか」はわかっても、「なぜそうなったのか」はわからないことも。だから、B-SCOREの結果をもとに、もっとくわしくお話を聞く時間をつくります。たとえば「なぜうまくいっていないと思う?」というように、みんなの気持ちや考えを深く聞いて、ほんとうの理由や隠れた悩みを見つけていきます。
3.研修(けんしゅう)内容を考える
会社が目指しているゴールをもとに 「いま、〇〇さんはどこがうまくできていて、何がたりないか」を見つけて、もっとよくするための研修(けんしゅう)内容を考えます。会社によって、人によって、困っていることはバラバラです。表をつくってただやるだけじゃなく、ゴールに向かってがんばれるように、みんなにピッタリな特別なプログラムをつくっています。
4.研修(けんしゅう)をすすめる
研修がうまくいくかどうかは「ファシリテーター」と呼ばれる司会者しだい。トゥモローゲートのファシリテーターは「なんのためにやるのか」「どんなことを話すのか」をみんなに伝えるリーダーのような存在に変身します。たとえば、みんなが話しやすいような空気をつくったり、大事なことを見逃さずにもっと深く話せるようにサポートしたり。もし、だらけた空気になったらピシッとしたり、ネガティブな雰囲気になったら話を変えてあげたりも。「ただ楽しいだけじゃない、本当に役に立つ時間」にするのがファシリテーターの役目です。
5.ふりかえり
研修の中では「これから新しくやること・やりたいこと」が必ず出てきます。それらが、言っただけで終わるのはもったいない。 だから、あとでちゃんと話し合って、それをどうやってやってみるかを考える時間をつくります。自分たちで考えたルールややり方のほうが、誰かから言われたものよりずっと本気になれるから。その気持ちを大事にして、行動につなげます。研修が終わったあとには、アンケートをとってもっと良くするために次に向けて準備していきます。