Company 会社情報

01 トゥモローゲートという社名の由来

社名を考えるにあたって決めていたことがありました。それは「サービス名にはしない」ということ。面白い会社をつくるということは、枠にとらわれず、いろんなサービスを手がける可能性があるということですから、社名をサービス名にしてしまうとそれができず、事業内容とのズレが生じてしまうと思ったんです。その考えをもとに50以上のネーミング案を出したあと、悩みに悩んで最終候補を3つにしぼりました。『ウルトラボックス』『ブラックブラック』『トゥモローゲート』の3つ。『ウルトラボックス』には“面白いことを生み出す箱”、『ブラックブラック』には“真っ黒な会社をつくりたい思い”を込めていましたが、最終的には“明日へのきっかけの扉をひらく”という意味を込めた『トゥモローゲート』に決めました。決め手となったのは言葉にしたときの響きです。「将来テレビCMに出たときにどんなふうに呼ばれるのかな?」なんて妄想をしながら部屋で一人、ナレーションのモノマネをして録音したことがありました。当時からビジョンは世の中が変わるきっかけになりたいという意味を込めた『世の中にきっかけを』だったので、レコーダーを口に近づけて「世の中にきっかけを。ウルトラボックス!」「世の中にきっかけを。ブラックブラック!」「世の中にきっかけを。トゥモローゲート!」と繰り返して、いちばん響きがいいのはどれか考えました。『トゥモローゲート』にしてよかったなあとつくづく思います(笑)。当時の音声は...さすがに残ってないですね(笑)。あ、思えば英語表記の見た目も重視していました。その点においても最終候補の中で『TOMORROWGATE』が一番しっくりきましたね。

02 なぜ大阪なのか?なぜミナミなのか?

人材コンサル会社に務めている時の最初の仕事の拠点が大阪だった、それだけです。これまでの仕事の経験から応援してくれる会社や社長が沢山いましたし、義理や人情を大切にする空気感があって、自分の肌に合っているとも感じていました。土地勘もあるし、まずは試しに大阪でやってみよう、そんな感覚で大阪を選んだんです。

大阪でもキタではなくミナミをずっと拠点にしてきました。キタにオフィスを構えている会社やその周りにはパキっとしたスーツ姿のひとが多いイメージ。それに比べてミナミはすこしゆるい感じがするじゃないですか。自分たちの社風に合っているのはそのミナミだと思うんです。キタだとサンダルでコンビニになんて行けないじゃないですか(笑)。そんなのは嫌ですし、『変わった会社になる』と言っている会社が立派なビジネス街にオフィスを構える必要はないかなとも思っています。最初のオフィスが長堀橋で次は四ツ橋。3回目は南船場に引っ越して今は心斎橋。ずっとミナミ界隈に会社を置いています

03 会社概要

2010年4月1日に設立したのは自分の誕生日が4月2日だからです。企業したのが27歳最後の日。できるだけはやく起業したいなという想いがあり誕生日1日前の起業になりました。最初の資本金は150万。深い理由はなく、起業の準備金として用意できる最高額が150万円しかなかったというだけです(笑)。その資本金の金額を上げたのは新卒採用をやると決めた2014年でした。学生の立場で考えたとき、気になっている会社の資本金が150万円の企業と、1000万円の企業だと、受けるイメージが違うじゃないですか。なので、1000万円に変更することにしたんです。

04 役員紹介

メンバーが10人前後になった2017年。1人で会社の舵をとるのが難しくなってきたタイミングで弟の隼平に戦略企画部の役員を、池田に意匠制作部の役員を任せることを決め、その3年後の2021年には入社3年目の水城に執行役員になってもらいました。立場的にいうと、自分と隼平と池田が同列で、水城はその下で社員のさまざまなマネジメントをやってくれています。3人に共通するのは自分と圧倒的に強い信頼関係が結べているということ。自分の意図や想いを正確に理解してくれて、正確にメンバーに伝えてくれるんです。大きくなればなるほど経営者が想いをメンバーに直接伝える機会が減るのが組織です。そこで必要になるのが代弁者の存在で、自分にとっての代弁者がその3人というわけです。事実、自分が直接伝えなくても、自分の想いや会社の方向性がメンバーに伝わっている。そんな組織に生まれ変わることができました。ちなみに役員とは3人とも家族ぐるみの付き合いをしています。仲良くしようぜ!と話し合っているわけではないけど、本音で話し合える関係なので自然とプライベートでも一緒にいる時間が長くなっていますね。これからは、役員の多様化を進めていきたいなと。女性役員、外国籍の役員、新卒から昇格した役員。いろんな経歴、いろんな視点を持ったメンバーが会社に舵取りをするようになればより面白い会社になるだろうなと思うんです。ある上場企業が高校生を役員に登用したように、会社のビジョンに即したカタチであれば、今までだれもやっていないような抜擢もやってみたいなと思っています。

05 従業員数

2021年9月時点の男女比率は約6:4。東京からフルリモートで働いているメンバーもいれば、海外で働いているメンバーもいます。部署の割合は意匠制作部が約6割を占めていて、残りの4割が戦略企画部と人事総務部というメンバー構成です。YouTubeやTwitterで営業の情報を積極的に発信しているので「トゥモローゲート=営業会社」というイメージを抱かれがちですが実はそうではありません。ガッツリ営業しているのは戦略企画部の5人ほど。同じ部署でもお客様のフォローに回っている社員がいるのでそれほど多くないんです。それよりも、企画を考えることや、その企画をカタチに変える作業に多くの時間を割いてもらうことを重視しています。ちなみに今後の従業員数の想定は3年後までに70人〜80人体勢を実現すること。中期ビジョンを達成するためにはそれくらいの人数が必要だと思っています。

06 事業案内

一般的な制作会社のように、Webサイトをつくって終わり、パンフレットをつくって終わりといった仕事はお受けしていません。自分たちの事業の目的は“会社のブランド力を高めること”。Webサイトやパンフレットといった制作物はあくまで手段です。その手段から目的まですべて自社で担っている事実は強みと言ってもいいかなと思います。そのなかに、ビジョンマップの制作、評価制度の構築、採用ブランディング・コンサルティングなど、お客様がそのときどきで抱えている課題に対して適切な解決策を提示する方針をとっています。ちなみに、創業当時からブランディング事業をやると決めていたわけではありません。お客様の課題を解決するための最善策を模索してたどりついたという流れです。

07 オフィス

自分が学生時代に抱いていた会社のオフィスのイメージは『自らすすんで行きたくない場所』。会いたくない人がいる。ストレスがたまる。そんな場所だろうなと。事実、そう思っている人は少なくないと感じます。そんなイメージとは真逆の場所、社員が『オフィスに行きたい』と心から思える場所をつくりたいと創業当時から考えていました。その考えをもっとも強く反映できたのがいまの心斎橋のオフィスです。この物件の決め手はズバリ天井の高さでした。通常のビルの1フロアは2m、高くても2.5mくらいですがいまのオフィスは4m半あります。それをみた瞬間に「ほかにはない変わったオフィスをつくれそうだな」と直感しました。さらにいえば、入り口がガラス張りで見栄えもする。一目惚れでしたね。

内装はコーポレートカラーの黒にこだわりました。家族持ちの社員が子どもと一緒に遊べるように滑り台や卓球台を設置したり、社員同士のコミュニケーションを活発にするためにバーを設置したり。会社のビジョンや思想に寄り沿うカタチで一級建築士さんとああでもないこうでもないとすり合わせを重ねながら8ヶ月かけてつくりあげました。総工費はなんと7000万円です。社内から反対の声は出なかった一方で経営者仲間や先輩からは大反対されました。「バカじゃないか」とまで言われました。でも、迷いはありませんでした。ビジョンマップに『オフィスがおもしろい』という項目があるようにこだわるのは会社として当然ですし、会社のビジョンを実現するために必要不可欠だともわかっていましたから。

リモートワークが推進される時代にオフィスにこだわってどうするの?と思われる方もいるかもしれません。先に言っておきたいのはリモートワークに反対ではないということ。現にトゥモローゲートにも東京や海外からフルリモートで働いている社員がいますから。どちらがいい悪いの話ではなく、選べることが大切なんじゃないかなと思っているんです。子育てに時間をかける社員がいれば、海外に住んでいる社員もいれば、フルコミットでガッツリ働く社員もいる。生活スタイルに合わせて働ける環境であることが大切だと。そのうえで、対面じゃなければ伝えられないことや伝わりづらいことは少なからずあると思っているので、オンラインオフラインどちらでも可能だというときはオフラインを推奨しています。

もしつぎ移転するとなった場合、一般的なオフィスビルの1フロアではなくなるのではないかと思います。ここまでこだわったオフィスを許してくれるテナントさんがいるとは思えないので(笑)。となると、自社100%所有の倉庫のような場所を借りるとか、自社ビルを借りるとか、そのような選択になってくるのではないかと思います。ただ、自社ビルを所有するだけの力はまだないと思っているので、その場合はビル自体をブランディングしていきたいなと。たとえば、『面白い会社かどうか』の基準をクリアしないと入居できないとか、『面白い仕事が生まれる』コワーキングスペースにするとか。2021年時点では構想に過ぎませんが、会社の規模が大きくなってきたら本格的に考え始めるかなと思っています。

08 どこにでもいる普通の学生時代

ありがたいことにtwitterのフォロワーやyoutubeのチャンネル登録者数が多くなってきたのですごい人間に見えるかもしれませんが全然そんなことなく凡人です。中学時代はバスケ部のキャプテンと生徒会長をやるようなタイプだったんですが、高校からはどん底のような時代に突入します。バスケ部に入部してまもなくバイク事故で大きな怪我をしてしまって、結局退部。その後はいわゆる帰宅部になって学校にもあまり行かなくなりました。それも不良とかそんな活発なタイプじゃなくて、ただただちゃらんぽらんな学生という感じ。とりあえず学校には行くものの出席をとったら学校を出て夕方まで友達とビリヤードをして帰る、みたいな生活でした。ただ当時の自分で唯一誇れることといえば、ここぞという時の集中力はあったということ。大学はいかなきゃまずいと思い、高校3年で勉強に精を出したときは、普通の勉強では遅れを取り戻せないと思って図書館にこもってずーっと一人で勉強しました。無事に志望の大学に入学することができましたが、かといって生活が劇的に変化したわけではありません。授業は出たり出なかったり。学校を出れば連れの家で朝まで『ウイニングイレブン』をして過ごすような学生でした。そんな学生生活も終盤にさしかかり、就職活動を始めたあたりが人生のターニングポイントだったかなと思います。どこの企業の情報を見ていても「普通に就職したらつまらないな」としか思えなかったので、正反対の「ワクワクする会社」を自分で起業しようと決断しました。もともと誰かに、何かに縛られることが嫌いでした。スーツも着たくなかったし、ネクタイもつけたくなかったし。いわゆるサラリーマンのイメージが嫌だった。上司に怒られるし、汗かいてるし、ハゲてるし、日曜日になったら会社に行きたくなくなるみたいな。あくまで当時のイメージですけどね(笑)。そうなるのが嫌だったので起業しようと思ったんです。人生において仕事が占める時間は圧倒的に長いじゃないですか。その仕事がドキドキワクワクできるものじゃないのは嫌だなーと思っていたんです。そんなイメージとは180度違う会社をつくろうと思ったんです。ただ、いきなり起業することはしませんでした。アルバイトの経験はあるものの、どういう仕組みでお金が入ってくるのかといったビジネスモデル的な知識や経験が全くなかったので、まずは人材系の会社に就職することにしたんです。何千万円という大金をはたいて商品を仕入れる必要がなく、電話とパソコンさえあれば起業できるというのが人材系を選んだ理由です。「細かいところは気にせずとにかく起業する」タイプの経営者もなかにはいますが、自分は一か八かの勝負はするタイプじゃないので。負ける戦いはしない、やるなら勝てることしかしないタイプなので。そういう意味でも普通の人間だなあと思いますね。

09 うつ病になった新卒時代

大学を出て、ビジネスでもそこそこやっていけるだろうと思って入社したら全く通用せず、落ち込んで、体調がすぐれなくなってきたので病院にいったらうつ病と診断されました。誰とも話したくない。物忘れが激しくなる。食事もしたくない。自分の実力不足で成果が出ず、逆に成果を出している周りのひとと比較して自己嫌悪に陥っていたんです。あと、一人の先輩からものすごく目をつけられていたのもうつ病の原因の一つでした。何か失敗をしたときには必ず2時間ぐらい説教されて。それも15分ぐらいの周期で同じことをずーっと言われ続けるタイプの説教で、気持ち的に負のスパイラルに陥りましたね。どうやって抜け出したかというと、ありきたりですが、できることから地道にやっていきました。たとえばいつもより15分早く出社するとか、毎日先輩にロープレを付き合ってもらうとか、読まなかった新聞を読んでみたりとか。新しいことにすこしずつ挑戦していって、すこしずつ成果を出していって、1年半ぐらいかな、2年目の8月ごろには抜け出せた実感がありましたね。

ここまで話したように突き抜けた特殊な能力があるわけでも、強靭なメンタルを持っているわけでもありません。でも、それに対して自分のペースかもしれないけど、プロセスを変えるためにやれることはやってきたつもり。で、プロセスが変わると結果も変わってきて、それが積み重なると自信になって、またプロセスを変えるために行動して、さらに結果が出て、といういいスパイラルに入るので、それで乗り越えられたと思っています。経営者と聞くとめちゃくちゃすごいとか、学生時代からバリバリビジネスをやっていたとか、そういうイメージを持たれることが多いけど、自分の周りの経営者にもそんな人はそこまで多くありません。むしろ弱みを抱えているひとが多いです。もちろん、自分もそう。そんな人間でも行動を変えることで少しずつ変わっていけるんだ、結果を出していけるんだ、こんな会社がつくれるんだ、ということをこのサイトを通じて感じていただければと思います。