
【※この記事はビジネス本「レベルゼロ」のPR記事です】
PM11:00 トゥモローゲート オフィスにて

はぁ〜

退職届って「拝啓」とかいるんだっけ
(机に向かって退職届を書く)

ここのハンコって血判でもいいのかな
コピーライター 小川サトキ
トゥモローゲートのコピーライター。1ヶ月後に会社を辞めることが決まってるのに、なぜかこの記事に登場。好きな本は『響け!ユーフォニアム』。

うん、書けた。立派な退職届だぞ
(天に掲げて満足げに眺める)
「おい、待て」

うわ、びっくりした。社長じゃないですか

ちょっと来い
代表取締役 西崎康平
トゥモローゲート株式会社の社長。はじめてのビジネス本『レベルゼロ』の著者。いろいろなものを犠牲にしながら、がんばって本を書いた。

急にどうしたんですか?

小川ってさぁ、俺の本読んでる?

もちろん読んでます

(途中までしか読んでねぇ、、、)

小川さぁ、今から俺の書いた本を100万部売ってきてくれん?
(レベルゼロを手に持って力説する社長)

???

日本の社会人の数を考えたら、ビジネス本なんてそれくらいは売れてもおかしくないやろ?

そうですね。。

そういえば小川、もうすぐ会社辞めるっちゃろ?

え、あ、はい。お世話になりました

やったらさ、最後に『レベルゼロ』を日本中に広める方法を考えてくれん?まずはアメ村で1冊ずつ手売りでもいいけんさ

いや、僕忙しいんですよ…
それに100万部なんて無理ですよ

いやいや。コピーライターは心が動く広告をつくるのが仕事やろ?本を100万部売れんようなコピーライターが他社で活躍できると思ったらいけんよ
(むちゃくちゃだ)

そんなコピーライターを世の中に放出するなんて無責任なこと、俺はできん

100万部売る方法を考えるまで退職は認めんけん

そんな…

(100万部は無理でしょうが…)

………
ハッ!!!!!!!!!(小川に電流走る)

やっぱ100万部は絶対に無理ですって!!!!!!!

うわビックリした。どうしたん?

いや、ここで強く断らないと会社を辞められない気がして!!!『レベルゼロ』は残念ながら100万部売れません。
僕がその根拠を持ってくれば気が済みますか!?!?

いいよ、そんなの持ってこなくて。 今すぐ売れる企画を考えてよ。大体、根拠ってなんなのよ

『統計学』ですよ!!!
とにかく、必ず目にものを見せるのでお待ちください

???
後日
9月某日 立命館大学

で、平日のど真ん中に大学に呼び出しといて、小川は何がしたいと?

なんで私も巻き添えなんですか?
コピーライター 柳ハルナ
トゥモローゲートに新卒入社した期待のコピーライター。学生時代に食育の会社を起業したものの、自身は激しい偏食。好きな本は『サザエさん』詳しくはYouTubeへ。

君はここで先輩コピーライターの勇姿を見ていなさい。
あ、もう先生が着くころです
ガツガツガツガツ…(誰かが近づいてくる気配)
ガツガツガツガツ…
ガツガツ… ピタッ

こんにちは

小川、誰だ?この見るからに人のいいおじいちゃんは?

本物の統計学者です

どうも、立命館大学経営学部 特任教授の田中力です
統計学者(本物) 田中力
土地・住宅・農林業や地域を対象に統計学を用いて分析・研究を行っている。経済統計学会に所属。「育てる里山プロジェクト」代表。最近の悩みは研究室の整理整頓。好きな本は『古今和歌集』。

僕は社長に「今さらビジネス本の宣伝なんてしても意味ない」
と納得してもらうために、教授の力を借りにきました。
では、早速ですが統計をお願いします。教授。

どういうこと?え、本物の教授?

はるばる大学までようこそお越しくださいました。
ではまずこちらへ
どこへ行くのか…(手提げがかわいい)

教授、ここは?(暑い…)

まず、ここは私たちが大学でつくっている里山です。
では次はこちらへ
暑い…(当日の気温は35度超え)

こんなに緑があると、夏でもけっこう涼しいんですよね

……………

あっちの里山にはお茶の木も育てているんです。
次はそちらもご案内しましょう
……………
……………

この里山はとても涼しくなってきていてね。
毎日いろんなところを散歩すると楽しくなってきます

これがお茶の木です。そういえば向こうにも…

教授。そろそろ統計のお話をお願いします

ああ、すみません。
そうですか。研究室へ行きましょう
ー 立命館大学の研究棟へ

こっちです、こっちです(せかせか)

どうぞどうぞ
(おぉ…)
(おぉ…)

なんか研究室っぽい、、!

すごい部屋やね

僕はこの2ヶ月間、田中教授から紹介していただいた統計学の本と格闘し、データ分析の方法から統計ソフトの扱い方までを夜な夜な勉強してきました

???

そして調査会社のサービスを使って、300人から ビジネス本に関する50問のアンケートをとってきました。 これは統計分析を行う上では十分な回答数ですよね?教授

はい。クロス集計をしたり、推定の精度を上げるには足りないかもしれませんが、分布の概観や平均値を見るには十分と言えるでしょう

くろす・・・?
集まった大量のデータたち

そのデータを使って、ビジネス本を100万部売ることの無謀さを社長に伝えたいと思います

私は大学の教授という立場もあるので適当なことは断言できませんが、ちょっとした分析のお手伝いくらいならできます

ちょっと待て。何でそんなことしとると?
そんなに会社辞めたくないと?

いや、もう転職先と話がついてるので………

リアルすぎるって

それでは、温めてきたデータをお披露目して西崎社長を説得したいと思います
「ビジネス本は本当に役に立つのか?」 事実.1
ビジネス本を「とても役に立った」「やや役に立った」と答える人は42%しかいない

はいーーーー!過半数割ってる!!!!! やっぱり全然役に立ってないですよ!!!!

いや、42%もおったら十分やろ?

いやいや、負けを認めてくださいよ

それに、このアンケート「どちらともいえない」が結構多いだけで、「役に立たなかった」って答えてる方が少ないやん

たしかに、役に立たないと思う人以上に、役に立つと思う人が多いってことですよね。
小川さんって、けっこう卑怯なところあるんですね

ぐぬぬ

しかも、ビジネス本を役に立てられるかどうかなんて、やってる仕事にもよるやろ

たしかに

俺は会社員の頃ずっと営業職で、苦手やったけどビジネス本を読んではいたんよ。そういう人やったら積極的に本を買ってくれるんやない?

それじゃあ見てみましょうか

ここをこうして・・・
(『ピボットテーブル』というらしい)

お、、また新たな結果が出ましたね
「ビジネス本は本当に役に立つのか?」 事実.2
ビジネス本に対し、全職種の中で「営業職」だけがネガティブな印象を持っている

うわ…これはめちゃくちゃ意外な結果や

社長の経験、めちゃくちゃデータに裏切られてますね

…やっぱり営業職の人間は「我が強い」けん、強気に答える人が多いんじゃないかな?

たしかに、営業って成果が数字として出る仕事だから、本を読んで「これは役に立たなかった!」ってハッキリわかる仕事なのかもしれませんね

なるほど!成果につながれば役に立つと感じますもんね。『レベルゼロ』にはビジネス初心者が役立てられる具体策を書いてますからね

そやね。「誰も用意しないお土産を準備しよう」とか、「仕事を遊びにしてしまう」とかね

意外にキャッチーな見出しですね。どういう内容なんですか?

それはネタバレになるけん言わんよ。というか、いいかげん読もうぜ

データによっては検討します

逆にいうと、営業職以外はビジネス本にポジティブな印象を持つ人が多いんですよね。
だとすると、やっぱりビジネス本って意味あるのでは?

・・・

気を取り直して、次いきましょう

ご覧ください。教授に教わった技で、こういうこともできるわけです
『重回帰分析』という分析方法らしい

うわ!なんか出た!ハッカーみたいでかっこいい!

統計ソフトでは、こういうコードを書くこともあるんです

有料ソフトを使うと、もっと直感的に操作できるんですけどね。 とはいえ、短期間でフリーソフトをここまで使いこなせるのはすごいと思います

会社がお金出してくれたらよかったんですけどねぇ

出すわけないやろ
「ビジネス本は本当に役に立つのか?」 事実.3
「体力に自信がある」と答えた人と
そうでない人で年収は256万8413円違う
「ビジネス本は本当に役に立つのか?」 事実.4
年収の高さは「ビジネス本を読んだ冊数」では決まらず「体力」で決まる

何でこんなことわかると?

色々な観点からビジネス本を断罪できる質問を教授と一緒に考えましたからね

もちろん「あなたは体力に自信がありますか?」というような質問も用意してますよ

なんか大変そうですね

しかも、データを出すにも適当にアンケートをすればいいわけじゃないですからね

「これを聞いてこんな結果を示したい」という仮説を立てながら質問を考えて、まず身近な人に『予備調査』をしてみて、その結果を元にもう一度質問を考え直して『本調査』をする…というけっこう地道な作業がいるんですよ

今回は社長に内緒で、社員全員に予備調査をしました

どういう熱量?

それにしても、やっぱり本なんて読んでも意味ないんすね!
ビジネスって結局はコレ(腕力)なんすよ、ヤンキー高のスクールカーストと同じなんすよね〜

ヤンキー高かはともかく、小川の言うことも一理あるね。ここでの傾向としてはスポーツをやってきたかどうかだと思うわけよ。体力に自信ある人って、大体は運動部やけんね

運動部のほうが、最後までやりきる忍耐とか根性とかが身について、仕事の役に立つ…って考えると、読書数よりは強いインパクトが出ますよね。行動力や継続力の重要性はレベルゼロにも書いてありましたね!

あ〜それ、なんかデータとかあるんすか?ズズズ
(ひろゆきかよ)

ちなみに、田中教授は何かスポーツはされてたんですか?

いえ、部活は特にやってなかったんですが、実家がモモ農家で。夏になると収穫を手伝わされたので、それで体力がつきましたね
「ビジネス本は本当に役に立つのか?」 事実.5
実家が「モモ農家」だと体力がつく

桃だけでそんなに体力いけます?

あとは、スポーツに関してはこういうデータもあります
「ビジネス本は本当に役に立つのか?」 事実.6
ビジネス本を最も役に立たせられる部活は「サッカー部」
ビジネス本を最も役に立たせられない部活は「帰宅部」

帰宅部がいったい何をしたっていうんですか…

全体的に運動部は「役に立たせられる」、それ以外は「役に立たせられない」傾向が出てますけど、別の要因が働いている可能性もありますね

個々の部活でそれを言おうとすると、それぞれの部活のサンプル数が少ないんじゃないかなぁ

サッカー部は30人集まったので十分かと思います

さすがですね。もっとデータを取れれば、サッカー部と野球部の違いとか合唱部と吹奏楽部の違いとか、掘り下げてみたいテーマがいっぱいありますね…
パッと見意味のわからない数字の羅列

体育会でいうと『レベルゼロ』にも「継続するから成果が出るんじゃなくて、成果が出るから継続できる」みたいなことを書いたけど、それをスポーツでやり慣れてる層は強いのかも

でも、帰宅部だって鉄の意志を持って帰宅する力が大事じゃないんすかね?

それに、もし運動部で活躍した人が、仕事で成果を出せるとしたらですよ?

軟式野球部でずっとベンチだった僕みたいな日陰の人間は、どうやって社会で最初の成果を出したらいいんですか?
(「太ももがでかい」という理由だけで
強打者だと勘違いされていた高校時代の小川)

うん。それのアンサーも、もうすでに本に詳しく書いとるけん

せめて社員には教えてくださいよ

社員やめるっちゃろ?

サッカーは、試合中に臨機応変に自分の動きを変える…みたいな、チームプレー能力がビジネスにも活きているのかもしれませんね

部活で身についた力と、ビジネスで伸びやすい力には関係があるのかもしれませんね。帰宅部だとしても、色々なことに好奇心を持つ、みたいな内容は全然役立てられると思いました。

ちなみに、ビジネス本を読んでる人とそうじゃない人で、給料は違うもんですか?
「ビジネス本は本当に役に立つのか?」 事実.7
ビジネス本を「月1回以上」読んでいる層と読んでいない層の年収差は平均156万2028円離れている

お!これはビジネス本の効果を示すいいデータだね。
給与が上がるなんて一番のメリットだろ?
ほら、これで満足か?小川

西崎社長。これは統計の罠ですね。
このデータだけを見ると「ビジネス本を読むと年収が上がる」と感じますが、「そもそもビジネス本が年収の高い人に読まれやすい」という可能性もあります。相関関係が見られるからと言って、因果関係があるとは限りませんから

つまりこれだけでは、一概に「ビジネス本を読むと年収が上がる」とは言い切れないデータです

たとえば、英語で言うと「TOEICの得点が上がるほど年収も上がる」ということもよく言われます。ただ、英語ができる人は商社や外資系企業に就職する割合も多いでしょうから、それを反映しているという解釈もできますよね
急にスイッチが入った教授

なるほど…勉強になります

さてさて、他にもビジネス本の読み方という切り口で分析もできそうじゃないですか?一口に「読む」といっても色々ありますから(ノってきた教授)

教授。お任せください
「ビジネス本は本当に役に立つのか?」 事実.8
どれだけ本をたくさん読んでも年収は変わらない。年収を上げられるのは「時間をかけずに」「何度も読む」人
※「読了までの期間」の回答が1単位下がる(素早く読む)ごとに年収は64万2905円上がる
※「(ビジネス本を)読み返すことはほとんどない」と答えた人の平均年収は427万5510円、
「よく読み返す(3回以上読む本がある」と答えた人の平均年収は923万8095円

つ、つまり、何百冊ビジネス本を読んでも、全然意味がないってことですか?

そうとは断言しがたいですが…読書の「質」が問題でしょうね

でもこれは直感としてあるかも。やっぱり「役に立つ一冊」を何度もていねいに読める人の方が効果につながるっていうのは

たしかに。実際、「じっくり理解するようにビジネス本を読めば年収を上げられる」っていうデータになってるわけですからね

…………

まぁまぁまぁ。でも、とにかくバカ正直に隅々まで読めばいいってものでも全然ないですよね?
こんなデータも出てきましたし
「ビジネス本は本当に役に立つのか?」 事実.9
本を「まえがき」と「あとがき」まで
ちゃんと読む人ほど、ビジネス本への満足度は下がる
※本の読み方について
「本文を中心にしっかり読む」と答えた人の満足度平均点 47.69ポイント
「まえがき・後書きも含めて全ページ読む」と答えた人の満足度平均点 45.68ポイント

まえがきとあとがきに関しては、読んでも意味ないのかもしれないっすね。むしろ読まない方がマシなのかも

これ、書くの結構大変だったんだよ…

というか、まえがきとかあとがきなんて、
どういう気持ちで書くんですか?僕も読んだことないんですけど

なぜこの本を書いたのかって自分の想いの丈をぶつけるっていうのが一番の目的やけん。
たしかに、直接的に仕事の役に立つかというとそうではないかも

ただ、俺も「ビジネス本読むのしんどい」派やったけん、そのころの自分に伝えたいこととして、この本を書いたわけよ

え、社長も僕と同じ『ビジネス本アンチ』だったんですか?

そう。だけん、社会人一年目でめちゃめちゃ怒られてた自分みたいな人間が「パラパラ読むだけでもいいんだ」って思えるようなことをまえがきでは書いてるっちゃんね

そんなにじっくり読んでもらわなくていいってことですか?
せっかく書いたのに?

そう!
「読書」って聞くと敷居が高く感じる人もいるかもしれんけどね

この本の「目標達成のためにすべきこと」を「読もう」とするんじゃなくて、さっと見直して「振り返る」だけでもこの本の価値はあると思うとよ

それに「まえがきとあとがきを読む人」は割とちゃんと読書する人なので、本への期待度が高いのかもしれませんね。
だからこそ「満足度」を聞かれると低く出てしまうのかも

そう考えると、この国にはちゃんとビジネス本に期待している人が多いってことなんですね。性根の曲がった小川さんと違って

言い過ぎだろ

本の読み方でいうと、他の質問もアンケートで聞いてましたよね?

そうですね
「ビジネス本は本当に役に立つのか?」 事実.10
ビジネス本に付いている付録は、使った方が結果が出るが、71.4%の人は使ってない

うわー!付録が全然使われてない!!ということは『レベルマップ』も?

『レベルマップ』ってなんですか?

レベルマップは、本の内容を読んだ後に、実際の行動にまで移せたかどうか?を記録するノートのようなものなんです

この本は「行動力」「思考力」「準備力」「継続力」の4つの章に分けて書いてるんです。で、それぞれ「いつそのアクションを達成できたのか?」を見られる付録でして

あと、大きな目標を細分化して達成しやすくする「マンダラート」も付いて、盛りだくさんです

露骨な宣伝やめてくださいよ。でも、僕もビジネス本のこういう付録、ロクに使ったことないですね

俺もそうよ

え!? じゃあ、なんでわざわざこんなの付けたんですか?

ビジネス初心者が、自分で目標設計するには一番いい方法だと思ったとよ。だけん、俺が今タイムスリップしたら、一年目の俺には「絶対使え!」って言うね。小川も使った方がいいよ

僕、いま「やよい軒でご飯を3杯以上お代わりしない」くらいしか目標ないんですけど大丈夫ですか?

じゃあ使わなくていいや

そんなかんたんに見捨てないでください。
あと、僕が調べて驚いたデータがあったのですが…
「ビジネス本は本当に役に立つのか?」 事実.12
飲み会に行く人の中では、ビジネス本を読まない人の方が「自分の仕事に胸を張れている」
「ビジネス本は本当に役に立つのか?」 事実 .13
飲み会に行く人の中では、ビジネス本を読まない人の方が「年収が6万8720円高い」
「飲み会に月1回以上行っている」と答えた人の中で
「ビジネス本を月1回以上読んでいる」と答えた人の「仕事に胸を張れているポイント(5点満点)」の平均…1.91点
「ビジネス本を月1回以上読んでいない」と答えた人の「仕事に胸を張れているポイント」の平均…2.43点

これ、「年収を上げるなら本なんて読まずに飲み会にいけ!」ってことでしょ?これは大変だ。
ってことは、やっぱりビジネス本って結局…
(こんな結論に辿り着いて良かったのか…)

お遊びのつもりだったのに、パンドラの箱を開けてしまった…
もう元には戻れない

いや、待てよ小川。 これって結論というか、単なる手段の話じゃない?

見た感じ、「飲み会に行くけどビジネス本を読まない人」については、検定してみないといけませんね

ウッ。

まぁ、俺も本を読むようになる前は経営者とか先輩との飲み会で仕事を学んでたから、飲み会自体は効果的だと思うんよ。それが苦手な人は本を読めばいいわけで

結論、読書も飲み会も情報収集の手段でしかなくて、自分に合った方を選べってことですよね!

そうそう。要は、こういうことやろ

結論。

たしかに!今までのデータから見ても、ビジネス本、人によっては役に立つっぽいですもんね

嘘だ…!ビジネス本は役に立たないんだ!!!

まあ、当たり前のことを当たり前にデータで示すのが統計学の役割ですから……ちょっと失礼… (あぁ、もうすぐ寝る)

しかも、本を素直に役立たせようと信じられる体育会系の人、何度も本をていねいに読める人、付録とか使える人はちゃんと役に立てられると。そういうデータはむしろ嬉しかったよね

論争に決着がつきそうで、何よりです

というか、さっきの分析方法を応用すれば『究極にビジネス本を役に立たせられる人』も割り出せるんじゃないですか?

どういうこと?

ちょっとやってみますね(カタカタ)

こうですね
「ビジネス本は本当に役に立つのか?」 事実.14
ビジネス本を最も役に立たせられるのは、
・『サッカー部』に学生時代は所属し
・『偏差値60~65の大学』で
・『理学系学部を卒業』し
・『専門職(弁護士や税理士など法務経営)』の『経営者』として
・『年収800~900万円』を稼ぐ
・『鳥取県在住』の『20代』
である

つまり、この人を探せば爆烈に『レベルゼロ』を売れると。
ここから本を100万部売るなら鳥取に行くしかないですよ。統計を極めた僕の頭脳がそう言ってます

いやいやいやいや、鳥取て。まず人口100万人おらんやろ。でもまあ悪くないか

これって統計的に正しいんですか?田中教授

仮説としては面白いんですが、ここまでクロス集計を重ねると検証は必要かと思います。こういうときの検証の方法としては…

お二人!ちゃんと聞いてますか?統計を扱うにはちゃんとしたくろす集計を…

教授、統計学の面白さを教えていただきありがとうございました。続きは鳥取駅までの車内で聞かせてください

いや、私にはまだ研究室の片付けが残ってますので…あとは皆さんで…

あっ…二人ともどこかにいっちゃいましたね

統計学の本がビジネス書だとするなら、一番役に立たせられたのは小川さんかもしれませんね
その後、鳥取でビジネス本を
配り歩く不審な男が
目撃されたという・・・
アナタに「鮨」を奢ります。
応募期間:2025年11月1日7:00~11月7日23:59
結果発表:2025年11月14日までに当選者には弊社担当者よりDMで発表
最大限役立てられそうな
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結果発表:2025年11月14日までに当選者には弊社担当者よりDMで発表
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結果発表:2025年11月14日までに当選者には弊社担当者よりDMで発表
ビジネス本は
“使い方によっては” 無駄ではない、
という新たなデータが生まれた━━。
(田中教授、お付き合いいただき
ありがとうございました)