Philosophy
Design
経営理念構築・浸透

企業の想いや目指す姿を言語化し、
経営の指針をつくる。

自分たちが大切にする価値観や哲学、ポリシーを言語化。
企業が持つ本質的な姿を表現したデザインとともにビジョンマップへ落とし込み、経営理念をカタチにします。

Features

01

経営層から全社員へ
段階的に理念を浸透させる

経営理念は、誰とつくるかによってその深まり方が大きく変わります。経営層を中心とした理念構築から始まり、企業の状況や組織課題に応じて中間管理職や社員を段階的に巻き込むプロセスで、組織全体に浸透しやすい理念を構築します。

02

原体験を共有し合うことで
腹落ちできる理念策定に

理念を言葉にする前に、社員一人ひとりの原体験や価値観を深堀りします。どんな仕事観を持ち、何を大切にして行動しているのかを共有し合い導き出された理念は組織全体にとって「自分ごと」としての実感を伴いやすく、行動指針として機能しやすくなります。

03

ビジョンを1枚のシートで
視覚的にわかりやすく

策定したMVV(MISSION・VISION・VALUE)を、デザインを加えた「ビジョンマップ」として1枚のシートに落とし込みます。誰もが理解しやすく、日常の業務で見返せる形にします。理念を「決めて終わり」にせず、視覚的な工夫で組織文化を醸成します。

Work Flow

経営理念構築

1.プロジェクトメンバー選定

経営理念を策定する第一歩は、「誰とつくるか」を明確にすること。まずは方針への理解と共感が深い経営層を中心に据えることで、理念の浸透と体現の土台が生まれます。その後、中間管理職や一般社員へと段階的に広げ、全社的な共感と実践を促進。理念は押し付けではなく、自ら考え抜いたものであるほど行動に反映されます。企業ごとの課題に応じて巻き込む層を柔軟に選定し、特に意図が伝わりにくいボトルネック層には優先的に関与を促していきます。

2.原体験共有/ヒアリング

選定されたメンバー間で原体験を共有し、各自の価値観や仕事観の背景を深く理解し合います。「なぜその行動を選ぶのか」といった内面の理由に触れることで、表層を超えた相互理解と円滑なコミュニケーションを促進。共有内容は、育った環境や学生時代の経験、失敗談など一見仕事と無関係な話にも及びます。そうした深掘りを通じて価値観や行動原理を明確にし、社員や顧客への姿勢、会社の強みや課題、ビジョンへの認識を言語化する土台をつくります。

3.ステートメント/ブランドコア策定

ステートメントとは、「誰に・何を・なぜ提供するのか」を明確に言語化したもので、経営理念の方向性とブランドの基盤を定める役割を持ちます。加えて、ブランドコアは理念を支える“らしさ”を表現する言葉。たとえば「革新的」「スピーディ」など、ブランドの印象が自然と思い浮かぶ要素です。これらを設定することで、理念やデザインの軸がブレず、ブランド全体の一貫性と統一感が生まれます。

4.MVV構築

MVV構築

ブランドパーソナリティ、ブランドコア、ステートメントを基に、「MISSION(何のために存在するのか)」「VISION(どこを目指すのか)」「社員が日々意識すべき行動基準(VALUE)」を策定します。理念は美しさよりも、社員が納得し、日々の行動と結びつけられることが何より重要です。それぞれの役割と位置づけを明確に整理し、理念が機能する状態を目指します。

5.デザイン反映

MISSION・VISION・VALUEの浸透を促すきっかけとして、1枚に視覚的にまとめた「ビジョンマップ」を制作します。ヒアリングを通じて、企業のキャラクターや事業特性に合わせたトーンや配色を設計。統一感あるデザインに仕上げ、提案と対話を重ねながら完成させます。いつでも見返せるコンパクトな1枚は、必要な要素を漏れなく盛り込みながらも、共感と実践につながる理念浸透の起点となります。

デザイン反映

経営理念浸透

1.原因調査(特定階層アンケート)

現状把握/課題抽出

組織の現状把握には、自社開発のブランド診断サーベイ『B-SCORE』やアンケートを活用します。『B-SCORE』は、「理念・方針・行動」の視点から設計された独自設問により、組織課題を数値化。階層・部署別に分析することで、課題とその背景を可視化し、根本原因に迫ります。また、自由記述を含むアンケートでも多角的に現状を深掘りし、組織改善の方向性を導き出します。

2.ヒアリング

『B-SCORE』やアンケートで得られたデータをもとに、組織課題を明らかにするためのヒアリングを実施します。サーベイやアンケートが「何が起きているか」を示す一方で、ヒアリングでは「なぜその課題を感じているのか」を深掘り。調査結果をもとに課題の背景や原因を探り、表面的なデータでは見えてこない本質的な改善点を浮き彫りにし、解決に向けた具体的な方向性を導き出します。

3.研修内容の提案

定めたビジョンをもとに現状を分析し、足りない部分を補う研修を構築。KPIシートを用いて「いつ・どのような状態になるべきか」を明確にし、ゴールに向けた計画的な実行を支援します。経営層の意思疎通が不足している、中間管理職が想いを伝えられない、メンバーが仕事の意義を実感できないなど、課題は企業ごとに異なるため、画一的な内容ではなく、個別の課題に応じたオリジナル研修を提案します。

4.研修運営

研修を成功に導くには、的確なファシリテーションが欠かせません。当社では専任のコンサルタントがファシリテーターを務め、研修の目的や背景を共有したうえで、参加者の視座を揃え、プログラムを実行します。本音で話しやすい空気づくりや発言の深掘りを丁寧にサポートしつつ、場が緩んだ際には引き締め、空気を乱す言動にはあえて厳しい言葉も投げかけます。成果を最大化するための、緩急を効かせた進行を徹底しています。

5.アフターミーティング
(アンケートレポート、制度落とし込み)

研修で生まれたアイデアを実行につなげるため、具体的なプランを策定します。自分たちで考えた仕組みは押し付けよりも共感が生まれ、行動に移しやすくなります。さらに、研修後はアンケートを実施。満足度や理念への理解度、学び・改善点を収集し、次回のプログラムへ反映します。理念は業務を通じて触れ、体感し、体現されてこそ浸透していくもの。その実行と改善を継続的に支援します。