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【暴露】こんな自己PRは響かない!受かる自己PRと受からない自己PRの違い

採用
響く自己PRと響かない自己PR

こんにちは!トゥモローゲート株式会社 採用担当 浦下です。
このブログでは、普段新卒・中途採用の選考官として採用に関わるなかで、もっとこうすればさらに良くなるのになと思うことをあえて伝え、今後の選考に役立ててもらいたいなと思います。

今回のテーマは自己PRについてです。
インターン生から就活相談をうけることも多くなり、とくに相談が多いのがこの自己PR。選考官の立場から響く自己PRと、響かない自己PRについて、そして具体的にどうすれば良いのかという方法も合わせて解説していきます。

そもそも自己PRって何なの?

自己PRとは

就職活動(転職活動)において自己PRを求められる場面はたくさんあります。エントリーシート、履歴書、職務経歴書、面接…。ここに加えてトゥモローゲートでは新卒・中途ともに自己PR動画の提出をお願いしています。

なぜ企業は自己PRを求めるのか

それは、その人が入社後に活躍できる人材かを確かめるためです。企業が採用活動をする上で求職者に求めることは「会社の利益に貢献してくれるかどうか」です。すこし生々しいかもしれませんが、事実です。

だからこそ、自己PRを聞くことで、その人の強みや物事への取り組み方を理解し、入社後に活躍してくれるかどうかをイメージするんです。

選考官の心に響かない自己PRの特徴

突然ですが問題です。
問題:この中から選考官の心に響かない自己PRを選んでください。

A:コミュニケーション力があります
B:行動力があります
C:部活動でキャプテンを経験しました
D:バイトリーダーを経験しました
E:好奇心を持っています
F:継続力があります
G:何事も挑戦する力があります
H:努力を惜しまず行動することができます
I:留学経験があります
J:〇年間サッカーをしてきました
K:〇年間イベント運営に携わっていました
L:目標に向けて行動する計画力があります
M:忍耐力があります
N:リーダーシップ力があります

正解は…

すべてです。

なぜ響かないのか。それは、企業の採用担当者はこれまで数えきれないくらい同じ言葉を聞いているからです。ありきたりな自己PRに魅力を感じないんです。上記であげたようなサークル活動、部活動、アルバイトなどをしたという事実自体にはほとんど興味がありません。

にもかかわらず….。以下のような自己PRをする求職者が多いのが現実です。

「私の強みは忍耐力と継続力です。高校3年間野球部に所属し、キャプテンを務めていました。甲子園に出場するために他校よりも長い時間練習することはもちろん、チームワークを高めるためにチームメートと毎日コミュニケーションをとってきました。その結果、甲子園に出場することができました。この経験から、どんな環境でも課せられた使命を真っ当する忍耐力と、目標のために最後までやり抜く継続力を得ることができました。その2つの力を仕事でも活かしていきたいと思います。」

これではどうやって会社に貢献してくれるのかイメージできません。甲子園に出場したことは素晴らしいですし、忍耐力と継続力は仕事においても重要なスキルです。でも、それだけだと抽象的すぎるんです。

自己PRで押さえるべき3つのポイント

どんな自己PRがいいのか

ここで大切なのが3つのポイントです。

①独自性
それは「あなたにしか言えないこと」ですか?数多くの求職者の中で興味を持ってもらうには他人と同じことを言っていてはいけません。自分だけにしか言えないことをいいましょう。検索したら出てくる例文を使うなんてもってのほかです。

②具体性
自己PRのエピソードは抽象的で分かりにくいことが多いです。抽象度が高いと内容がぼんやりしているので、選考官としては「話が入ってこない」「結局何をやったの?」「それって本当にあなたの力?」という本音を抱いてしまいます。

すこし厳しい言い方かもしれません。でも、自己PRは人生を左右するほどの大事なことです。選考官に興味を持ってもらうために「具体的」であることにこだわってください。

③ドラマ性
他の人には言えないドラマがあるかどうかも大事です。きっと誰しも自分だけにしか言えない言葉や体験があるはず。そこをもっと掘り下げてみてください。

選考官が知りたいのは「活動内容」ではなく「人柄」と「可能性」です。もっというと「今後活躍してくれる可能性があるかどうか」です。

だからこそ、自分なりに考えて工夫したこと、結果を出したことを具体的な言葉にして伝えることが必要です。「何をやったか」だけではなく「どうやったか」、それによって「どんな効果が出たか」まで伝えましょう。

定量的な成果や数字を伝えれられると、よりいいです。

この3つの条件を満たした自己PRを見たとき、選考官は「どんな仕事を任せても工夫しながら取り組んでくれるだろうな」「結果を出してくれるだろうな」と思います。そう思わせることができればライバルの一歩先をいくことができるでしょう。

もちろん、そこに嘘があってはいけません。堂々と胸をはって語れる経験、実績を学生時代につくっておくことが大切になってきます。

応募する企業に合わせて内容を変えよう

上記のポイントを押さえながら応募する企業に合わせて内容を変えてみてください。自己PRで大切なのは「自分がアピールしたいことをアピールする」のではなく「企業が求める人物像に自分がいかにマッチしているかをアピールする」ことです。

企業が求める人物像を理解しないまま自分をアピールしても、的外れな結果に終わってしまいます。そうならないために、企業のサイトや説明会で、事業内容や会社のビジョン、社員の特徴を分析し、どんな人材を必要としているのかを把握してください。

その上でどんな自己PRをするのかを決めていきましょう。その企業にアピールすべき経験や実績は誰しも持っているはずです。

新卒採用と中途採用で求められるものは違う

ここで補足しておくと、新卒採用と中途採用は選考基準は別物です。新卒採用はポテンシャルや人柄を重視しますが中途採用は実績やスキルが重視されます。

この記事で紹介したノウハウは基本的に新卒でも中途でも応用できますが、中途の場合はより「どんな結果を残したか」という要素が重視されることを頭に入れておくといいと思います。

エピソードは詳しく、具体的に伝える

下記のポイントを押さえながらまとめてみましょう。

押さえるべき内容のポイント

・どんな事に取り組んだのか
・どんな成果を出したのか
・なぜその取り組みをしたのか
・どんな課題があったのか
・課題を解決するためにどんな工夫をしたのか

押さえるべきまとめ方のポイント

・結論から書く
・数字をもとにして説明する
・項目を分かりやすく書く
・要点に合わせて箇条書きする

以上のポイントを押さえたサンプルをつくってみました。

【自己PR】
私の強みは○○です。(結論)
アルバイトで全国3位の売上をあげた経験があります。(エピソード)
売上を上げるためには3つの課題がありました。(課題)
<課題>
・○○
・〇〇
・○○
その課題を解決するために、下記の改善策を考え取り組みました。
<改善策>
・○○
 その理由
・○○
 その理由
・○○
 その理由

結果として全国3位、アルバイトリーダーに昇進し、教育担当を任せてもらうまでに成長しました。(結果)

何をやったかだけではなく、課題を乗り越える過程や、アピールする強みの根拠があることが大事。その根拠を感じさせるために必要なのは、実績となる数字です。

それらの内容を、タイトルや大項目、中項目、小項目、箇条書きなど、わかりやすく伝わるよう、工夫しながらまとめることで、企業に「ほしい」と思ってもらえる自己PRをつくることができるのです。

おもしろい自己PRをするために学生時代にやるべきこと

ここまで読んでくださった人の中には「そんなにアピールすることがない・・・」と思った人もいるかもしれません。安心してください。実績はいまからでもつくることができます。

なにかの賞を受賞した!といった実績でなくても大丈夫です。学校生活でも、SNSでも、アルバイトでもなんでもいい。数字で語れるような実績であればなんでもいいんです。

これを聞いてすぐに行動に起こせるかどうかも大事です。実際に行動し、結果を残した上で語る言葉には説得力があります。ぜひ、この記事を読んで終わりではなく、実際に行動にうつしてみてください。

最後まで読んでくださってありがとうございました。次回の記事では、トゥモローゲートの選考についてご紹介する予定です。お楽しみに!

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