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【実話】スキルもスクールも不要?29歳未経験からWeb業界に転職した話

29歳未経験からweb業界に転職した話

どうも。

トゥモローゲート意匠制作部のタカウマです。

さて、突然ですが今このページをみているあなたはおそらく30代前後で、現在転職を考えていて、少なくともWeb業界に興味を抱いている人だと思います。

スキルもスクールも不要なんていう甘い言葉に誘われてこられたと思いますが、ごめんなさい。釣りです。そんなうまい話ありません。

じゃあなんでこんなタイトルにしたんだよ?なんて怒りの声が聞こえてきそうですが、実はこれ半分ホント半分ウソみたいなところがありまして、今日はそこを僕の経歴をふまえてお話していきたいと思っています。

きっと読み終えたころには自信をもってWeb業界への門を叩いていることでしょう。

ではいってみましょう。

実は元Webデザイナー

まずはじめに、今でこそフロントエンドエンジニアを名乗っている僕ですが、実は元々はWebデザイナーなんですよね。(これを言うと納得する人もいれば意外そうな顔をする人もいますがみなさんはどうなんでしょうか?)

もっというとトゥモローゲートには中途入社しているものの、業界としての前職は飲食業界になります。つまり完全未経験からweb業界の門を叩いた人間なんです。

なぜWebデザイナーに?

実は飲食業界からWeb業界に転職する人は少なくありません。僕も30歳を前になんとなく年齢や技術的なことをふまえて「転職できそう」とか、「デザイナー」というカッチョイイ響きに惹かれて目指したくらい(ほぼそれ)で、当時はフロントエンドエンジニアという職種すら知りませんでした。

本当に転職できるのか?

タイトルに「29歳」なんて書いていますが社会では30代と同じ扱いです。転職理由について「カッチョイイ」なんて軽く書きましたが、とはいっても当時はそれなりに悩みましたし、不安に思ったことも当然ありました。

今回このような記事を書こうと思ったのは、同じような状況で悩んでる人にどうしても言っておきたいことがあるからでもあります。

前置きが長くなりました。もったいぶらず次にいきましょう。

30代未経験からでもWebデザイナーへの転職は可能か

さて、ここからが本題です。

今回は先に結論からお話すると、

普通にできる。

すでに世の中に配信されているほとんどの記事でこう書かれているのでもうお察しかと思いますが、結論としては30代で未経験でも転職は可能です。

ただ、記事タイトルのように本当に丸腰でいけるわけではありません(ここの真相は後述します)。それ相応に準備するべきこともやるべきこともあります。

ほとんどの記事でそれらについて詳しく書かれてありますが、まだ書かれていないものがあります。そしてそれは、一般的に言われる「未経験から転職するために必要なもの」以上に大事なことだと僕は思っています。

Web業界に転職するまでに実際にやったこと

とはいえ、僕がそれに気づいたのは転職が決まってからなので、まずは転職が決まるまでに実際に自分がしたことを下記にまとめてみました。

HTML/CSSの学習

当然、Webサイトをつくるわけですから、Webサイトをつくるためのコーディングの知識は必須です。デザイナーがこんなこともするのかとビックリしたのを覚えていますね。おそらくすべての人がここから入るんじゃないでしょうか。

参考書は一冊だけ。実績もそれだけ。

さて、コーディングの知識は必須と言っておきながら、実際に僕が読んだ参考書は一冊のみです。転職先に提出した実績もその一冊を参考にしてつくったローカルに置いてある3ページのサイトのみ。なんて不真面目なんでしょう。

だとしたら、よっぽどすげえ参考書なんじゃね?

だといいんですが、いたって普通の参考書です。古すぎて参考にすらならないかもしれませんが、一応載せておきます。

いちばんやさしいHTML5&CSS3の教本 人気講師が教える本格Webサイトの書き方

正直、右も左も分からない状態で選んだもので、レビューもそんなに高いわけじゃないので、きっと「いちばんやさしい」という言葉にやられたんでしょう。コピーライティングさまさまです。(最近の社内のホットワードです)

という冗談はさておき、逆にいえばそんな状態の僕ですらきちんと最後までやり遂げることができたので、わかりやすい本であることは確かです。

情報は古いかもしれませんが、基礎の部分に関しては正直あんまり時代は関係ないので、ちょっとWebに興味あるんだよねってくらいの人には結構おすすめすることが多いです。

某専門教育機関のオンラインスクール

人によると思いますが、僕はここを1ヶ月くらいでやめちゃいました。理由は一つ。学費に対して得られる技術や知識が比例していないと思ったからです。

ここで学べることは全てありがたいことにネットで学習できます。月額でないと見れないものもありますが、そこに登録した方が断然コスパがいいと感じました。

※オンラインスクールを否定しているわけではありません。ただ、僕が受講したのは動画を見て学ぶコースで、直接教えてもらう環境がありませんでした。そんな環境があればまた違うと思います。その点は悪しからず。

ネットだけで学習するにも注意点はあります。ブログなどの情報が古かったり間違っていることもあるんです。そういう意味でも、やはり参考書で基礎的な知識をつけた上で、ネットの情報を自分で選んで取り入れていくことが大事かなと思います。

実際に学習に使ったサイト

僕自身が独学で使った学習サイトを二つ紹介したいと思います。割とベターなもので、独断と偏見にはなりますが、個人的な感想も述べているので参考にしていただければと思います。

Progate(プロゲート)

世界100カ国以上で提供されている初心者向けのプログラミング学習サイトです。ユーザー数は今年5月の時点で200万人以上。未経験の人や、これからプログラミングを始めたい人にオススメのサイトになっています。

実際にブラウザ上で書いたコードがすぐに反映されて、一つ一つ課題をクリアしていけるので、ゲーム感覚でプログラミング・コーディングの概要を掴むことができます。

有料コースであればより高度な課題に挑むことができますが、個人的にはそのレベルの人であれば自分でファイルをつくってFTPやローカルでのディレクトリ構成なども理解した上で進めた方がいいと思うので、無料のコースで十分だと感じています。

ドットインストール

動画を使った学習サイトで、視覚的にも内容を覚えやすいのが特徴です。一つ一つの動画も3分ほどと手軽に実施でき、かつ内容も充実していて初心者から上級者まで使える優れものです。

また、Progateと違って動画の内容に沿って自分で開発環境を整えて、ファイルをつくって反映させていくので、より自分でつくっている感があります。

僕の場合はProgateで基礎的なことを学んだあとにドットインストールで改めて初めから自分でつくって理解する、という流れが一番頭に入った記憶があります。

有料版では学べるコースが増えるほか、文字起こしや質問ができたりと機能が追加されるメリットもありますので、これに関しては登録してもいいんじゃないかと思っています。僕はしてました。

転職サイトへの登録

当たり前ですが、これをしないと応募はできません。正確には応募だけならできますが、サイトに登録しておかないとどんな会社があるのかがわからないので、情報収集として登録することをオススメします。

僕が実際にフル活用した代表的なサイトを一つご紹介します。

FINDJOB!

株式会社ミクシィ・リクルートメントが提供するIT・Web業界に特化した求人情報サイトです。

主観ですが、GreenWantedlyのようなザ・クリエイターというサービスよりも、未経験OKなど比較的敷居が低く幅広い求人を取り扱っているのが特徴です。

僕自身もこの業界に入ってからはトゥモローゲートを含むほとんどの会社をこのサイト経由でみつけています。

余談ですが、弊社も只今絶賛募集中ですのでぜひ。

片っ端から応募することに意味はない

少しでも気になるところがあれば片っ端から応募する人がいますが、個人的にはおすすめしません。

どの道ミスマッチなポイントが見つかって内定辞退、もしくはそもそも通らないと思うからです。なので未経験であってもしっかりと情報を見て、学習と同じく自分で選んで応募することが大事です。

僕に関しては、そこまで惹かれない会社はどんな状況になっても惹かれなかったです。それよりも話を聞いてくれそうなところ、雰囲気が似ているところに熱いメッセージを添えて応募する方がよっぽど生産的。

実際、僕が登録してから応募した会社は2社のみでした。

企業HPから直接応募する

よくよく考えれば当たり前なんですが、求人媒体には企業はお金を払って掲載していて、その中には成功報酬というものもあります。

ここを理解していれば、求人媒体で見つけた企業のHPから直接応募するというのは、なるほど確かに、企業にとっては気の利いた応募方法ですね。

僕も飲食時代はよく募集の有無に関わらず直接お店に電話したりしていたので、それくらいの熱意があった方が入社したい想いは伝わるかもしれません。

採用された会社には実績を一切見せていない

さて、長々と僕が転職するためにやってきたことを語ってきましたが、僕が未経験にも関わらず運よく内定をいただいた会社ではなんと実績はおろかパソコンすら開かずに面接を終えました。

今までの人生のことを根掘り葉掘り聞かれて、そのまま雑談に発展したりと、こんな面接は初めてだったので、手応えはあっても実際に内定の連絡が来るまでは不安で仕方なかったのを覚えています。

ここでようやく冒頭でお伝えした“半分ホント半分ウソ”に戻ってくるわけです。ずいぶんお待たせしました。

未経験という時点で実績はみられていない

ありがたいことにトゥモローゲートで働いてもう3年が経ち、最近では採用する側に立つことも多くなりました。そんな中で思うのは、未経験者の実績はどれも似たり寄ったりってことなんですよね。

もちろん、実務経験もなく、とんでもないものを持ってくる人もいて度肝を抜かれることはあります。けど、それでもやっぱり選考する側が一番見ているのってそこじゃないんですよね。

自分を認める素直さと、その上で進むという覚悟

では未経験での面接で持っておかないといけないものってなんなんでしょうか。

それは、自分はできないということを認める素直さと、選んだ業界を進んでいく覚悟だと思っています。

何歳であろうが、前職でどんなすごい役職に就いていようが、新しい業界では関係ありません。まずはそこを認めることが何より大事です。入社してからは年下の上司や先輩と接することもたくさんあります。それは自分が選んだ道なので、厳しく言いますが当たり前です。

これはもう、未経験からのWeb業界に限った話ではないかもしれませんね。

プライドは捨てる

上記であげた素直さと覚悟をもてない人は結構います。それはきっとプライドが邪魔しているから。年齢を重ねるほど強力な“呪い”になるので要注意です。

先ほど採用側は実績なんて見ていないと言いましたが、その実績には前職の役職なども含まれます。そのなかで、成し遂げてきた成果の中で何を感じ、何を得てきたのか、これから未開の地でどう生かすのか。採用側が重視しているのはそこです。

僕自身がそんなことを意識して選考を受けていたかというと、そうではありません。ただとにかく必死だったので、自分を凄んだり、よくみせようとしている場合じゃなかったんだと思います。それが逆に良かったんじゃないかと、今となっては言えますね。

実績は素直さと覚悟をみせる為のツール

とはいえですよ。

「Web業界に転職したいです!けどまだ勉強は初めてなくて、実績もないです。けど頑張ります!」

こんな人信用できないですよね。

ここで言いたいのは、肝心なのはそういう頑張る姿勢があるかどうかで、クオリティや技術力は二の次だってこと。(もちろん、あるに越したことはないですが)

そういう意味では、事前に勉強しておくことやその実績は選考を受ける上での最低限のマナーともいえますね。自分がこれからやっていくんだという覚悟を証明する為の手段のようなものです。

素直さと覚悟。

この二つをしっかり忘れずに選考に挑めば、マッチする会社はきっと見つかります。そこで頑張ればいいんですよ。必死で。

ただ、一つだけ。

入社して一年ほど経ったときに気をつけなければならないポイントがあるんです。

未経験というラベルはその会社にいる限り剥がれない

未経験の自分を拾ってくれるほどの会社です。さぞいい人間関係、環境なんだと思います。ただ一つ注意点があるとすれば、未経験として入った場合の立ち位置や給料はなかなか変わらないということです。

未経験者を多く雇えるほどの会社やチームは、その分しっかりしたキャリア組が根を張っていたり、中途採用による即戦力の循環も非常に早いです。

そんな中で未経験として入った事実やイメージが定着していると、なかなか新しいプロジェクトに入るタイミングもなく、現実的な話、給料も上がりにくいです。

(特に未経験で入った)フロントエンドエンジニアが1、2年で転職していくというあるあるの理由もここにもあるんじゃないかと個人的には思います。

もちろん当人の努力や行動や教育制度次第でもあります。それも、わかります。

けど僕らは新卒ではありません。

一年やれば立派な中途のデザイナー(エンジニア)という見られ方をします。ましてやWeb系の技術となるとその場で調べて解決する、いわゆる課題解決能力でそのスキルはカサ増しできるものです。

それが実現できるであろう会社に中途キャリア組として転職してしまうのも、一つの手かもしれませんね。

数社経てトゥモローゲートへ

そこから本当に色々あってトゥモローゲートへエンジニアとしてジョインすることになったんですが、基本的な流れや大事にしてきたことは変わりません。

ここまでをまとめると以下のようになります。

・30代からの転職は大いに可能
・ただし、それ相応の準備と正しい取捨選択をもとにした行動が必要
・けど最終的に必要なのは「覚悟」と「素直さ」
・ある程度身に付いて物足りなくなったら「中途キャリア組」として転職

最初に拾ってくれた会社には何とも申し訳ないステップですが、あくまで自分の人生です。進みたい方向に本気で向かっていく姿勢があればきっとわかってくれます。(現に僕は全ての理由を話した上で一社目を退職しましたが、今も仲良くさせてもらっています)

これは余談ですが、僕自身トゥモローゲートでの選考はスキル的にはズタボロで、ここも結局想い一択で採用されたようなものなんですがね。。。(ここの経緯はまた需要があれば語っていきたいと思います。)

意外と多い異業種からのトゥモローゲート転職者

さて、長くなってきましたが、もうすこし続きます。

冒頭で僕が「全く関係のない飲食業界からの転職」だとお伝えしましたが、トゥモローゲートでは同じような異業種からの転職者が結構います。ここではそんなメンバーを紹介していきます。

池田亮前職:バンドマン、バーテンダーなど多数

言わずと知れた我らが意匠制作部の長も、アルバイト時代から数えれば3、40以上の転職を繰り返したいわば転職おばけ。その柔軟な発想と代表西崎の想いの的確な翻訳は、それらの経験があるからこそだと言っても過言ではないでしょう。
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西川寛喜(前職:食品会社営業)

弊社のクリエイティブを自由自在にカタチにし世に送り出すスーパーエンジニアも元を辿れば食品会社の営業部。クールにキーボードを叩く内側に秘める熱さは、汗水垂らして営業先を走りまわったあの時があったからだと思います。
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【番外編秦尭志前職:飲食

最後は番外編として、戦略企画部から登場の熱血営業マン。営業経験ゼロという逆境のなか、圧倒的熱意で戦略企画部の長、西崎隼平の首を縦に振らせた期待のサブマネージャーです。
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共通点は、素直で一直線、何よりTGが好きということ

ここまでの話でも出ていましたが、トゥモローゲートでは技術よりも人を、何よりトゥモローゲートへの想いを大事にしています。もちろん技術は大事ですが、それ以上にトゥモローゲートでやっていく絶対的な理由、そしてそれを裏付ける会社への愛情。これに勝る選考通過の理由はありません。

僕自身も西崎との最終選考前に「何してるひとだっけ?」と聞かれたのをよく覚えています。当時は驚きましたが、今思えばそういったところからも弊社の選考基準が表れていたなあと思いますね。

技術をものともしない熱い想いがある方、一緒に働きませんか。

いかがでしたか?

もちろん、会社ごとに求めるスキルは違っていて、弊社でもポートフォリオ選考でたくさんの方々をお見送りしているのも事実です。

ですが、突出したスキルもないなか、それをものともしない熱量と愛情で採用され、今では活躍している人もたくさんいます。(活躍とまではまだまだいきませんが、僕自身がボロボロの選考結果のなか想いの部分で拾われた絶対的な経験があるので、ここに関しては間違いないと自負できます)

そしてなんと、トゥモローゲート意匠制作部では今ちょうど絶望的にクリエイターが足りていません!この記事を読んでちょっとでも自分に自信がついたり、Web業界に挑んでやろうと思った方、その選択肢の中に弊社も入れてみてはいかがでしょうか?

ご応募はこちらから!

…とまあいい感じに訴求できたので今回はここで終わりとします。

ほなまた。

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