福利厚生「妊活タイム」を導入しました。

働き方改革

突然ですが皆さん。「妊活タイム」って何だと思いますか?

こんにちは!PRディレクターのmihoです。

今回のブログでは前回に続いてトゥモローゲートで今年から導入された新しい福利厚生を紹介したいと思います。その名前は「妊活タイム」。導入した背景や制度に込めた想い、そして、制度を通して伝えたいメッセージなどをブログにしました。ぜひ最後までご覧くださいね!

妊活タイムとは

妊娠活動における通院や治療を勤務時間内に自由に行える制度です。プライベートな内容ということで会社や上長への申告は不要。男女共、必要なタイミングに必要なカタチで妊活に集中してもらえる環境を会社として用意しました。

妊活タイム導入の背景

仕事と妊活の両立が難しい

引用:厚生労働省”不妊治療と仕事の両立サポートハンドブック”

こちらの画像は国立社会保障・人口問題研究所が行った不妊検査や治療に関する調査結果です。5.5組に1組の夫婦が不妊の検査や治療を受けたことがある(または現在受けている)と回答しています。「思ったより多いな」と感じた人がほとんどではないでしょうか?ただ、私がもっと驚いたのは以下のデータです。

不妊治療を専門とする「はらメディカルクリニック」の記事によると、「受けたことがある(または現在受けている)」と回答した人の中で仕事と両立している夫婦は53.2%。そのうち約96%が「不妊治療と仕事の両立は難しい」と回答しており、4人に1人が両立は難しいという理由で仕事を退職しています。そしてなんと、仕事を辞めるのではなく妊活を辞める決断をした方もいるというのが現状です。

近年、仕事とプライベートを両立することの大切さはいろいろな場面で語られ、国や会社をあげた新しい制度づくりも進んでいます。しかし、妊活においてはこれが現実。まだまだ改善すべきポイントはたくさんある。「本当は両立したかった」という想いを押し殺してどちらかを諦める選択をした方がたくさん存在します。

不規則な通院事情

なぜ不妊治療と仕事の両立は難しいのでしょうか。主な理由とされているのが不規則な通院事情です。

男性は女性の排卵日に合わせて通院しなければならないのですが、病院からはとても細かく時間を指定されます。数日前に「○日の○時キッカリに来てください」と言われます。曜日は関係ないため平日であれば仕事の予定を変更しなければいけないといったケースが頻繁に発生します。

女性の場合も治療のスケジュールが卵子の成長具合によって変わるため、長期的なスケジュールを立てることが容易ではありません。一度目の受診の際に決めることができるのは次回の検査日のみ。その先の検査日に関しては直前までわからないため、男性と同じく仕事との折り合わせがとても困難になります。

採血や超音波検査の結果をもとに「また明日採血に来てください」「また明後日様子を見るので来てください」と急にスケジュールが決まることがほとんど。さらには投薬治療や注射治療など治療方法も人によって様々なため、先のスケジュールを立てるのが難しい。

ちなみに自分で注射治療をする選択肢もあるようですが、自宅や職場で自分に注射を打つのは気が引けますよね。。。

膨大な治療時間

治療にかかる時間も、仕事との両立をする上で負担になる要因の一つです。女性の場合、診察自体は通常1~2時間程度で終わるものの、移動時間や待ち時間を含めると長ければ半日程度かかってしまうことも。男性の診察時間は比較的短いですが、それでも月に一回以上の通院が必要になるという状況に変わりはありません。

少なくない治療費

当然ながら通院や治療には高額な費用がかかります。

厚生労働省が公表した“不妊治療の実態に関する調査研究”によると、不妊治療にかかった費用の総額は「検査のみ」もしくは「タイミング法」を受けた人の約7割が10万円未満を負担しています。一方、体外受精や顕微授精などを受けた方の半数は100万円以上を負担しており、3割弱の人が200万円以上を負担しているということが見て取れます。

治療を続けるためにはお金が必要。だからこそ仕事を辞めたくない。でも忙しい中で治療に時間を使うのはどこか申し訳ない…。

いろんな要素が絡まりあった結果、仕事か妊活どちらかを諦める人が多いという現実が生まれていると感じます。

トゥモローゲートではこういった負担を少しでも減らすことができないか?と考えました。仕事と妊活。人生にとって大切なことのどちらかを犠牲にしなければいけないという現実を放っておくわけにはいかないと考えたのです。

トゥモローゲートが妊活タイムを導入するまで

2021年末。社内で新しい福利厚生案を公募することになり、各メンバーからさまざまな案が届きました。私自身も「あったらいいな」と思う案をすぐに提案。中でも導入したいと考えていた制度が「妊活タイム」でした。

提案した理由としては、私自身が妊活を経験したことが大きく、結婚して、いざ子供が欲しいと思っても、なかなか授かることができない現実に直面し、不妊治療を受けることに。いざ受けてみると仕事の時間をかなり圧迫することを経験しました。そういった日々を過ごす中で経験したことのない不安や焦りも積もっていきました。

「これは私だけの問題じゃないな」と思うようになり、このブログを書き始めた(2022年2月)時点での社員は40人弱ですが、もしこれから50人、100人と増えていけば今の私と同じ課題にぶつかる人が男女共に必ず増えてくるはずだと感じました。

トゥモローゲートのVALUEには「仲間を愛し、家族を大切にしよう」という項目があります。私たちにとってVALUEとは行動に移して初めて意味をなすもの。その点、妊活タイムは会社のVALUEに沿った制度でした。代表の西崎も「ぜひ会社として取り組んでいこう」と即決してくれ、正式に福利厚生として導入することが決まりました。

妊活に関わる福利厚生事情

妊活の支援をしている企業を調べてみても、そこまで多く見つけることができませんでした。厚生労働省の調査によると“不妊治療を行っている従業員が受けられる支援制度を実施している企業”はまだ全体の3割程度。これは妊活に対する企業の理解度はまだまだ上げられるという現状を示していると言えるかもしれません。

妊活タイムを通して伝えたいメッセージ

妊活や不妊治療をしていることを上司や同僚にカミングアウトするのに心理的な抵抗を感じる人は少なくないと思います。でも、悪いことではないし、恥じることでもない。むしろ応援されてしかるべき。その抵抗を少しでも減らすために組織として公式の制度を定めるのも有効な一つの手段です。

見えない不安を抱えている方がたくさんいます。「やりたい」を諦めざるをえない方がたくさんいます。そういった方々の負担が少しでも減り、どんなライフスタイルの人でも心から人生を楽しめる世の中になってほしい。自社の制度や取り組みを発信することでその一助になれればいいな、ポジティブな変化のきっかけになれればいいな、トゥモローゲートはそんなことを考えています。