こんにちは。トゥモローゲート戦略企画部の水城です。
「地方にある企業とブランディングは無関係ですよね?」
「ブランディングは都心にある企業がやるものですよね?」
企業ブランディングをメイン事業とするトゥモローゲートには、こういった質問がよく寄せられます。結論を先に申し上げると、どちらも回答は「NO」です。企業のブランディングに所在地は関係ないと思っています。
事実、弊社のお客様には、地方に本社を構える企業様がたくさんいらっしゃいます。そんな企業様のブランディングを担当する中で感じた地方企業とブランディングの関係性について、今回のブログに書いていきたいと思います。
そもそもブランディングって何?と感じられた方はまずこちらの記事をご覧ください
INDEX
横文字かつ小難しい響きだからか、地方の企業様に「うちには関係のないこと」と思われがちなブランディング。ただ、冒頭で申し上げた通り、ブランディングと地方企業は無関係ではありません。
そこを理解するためにまず大事なのは、ブランディングの目的を整理することです。
トゥモローゲートが考えるブランディングの大きな目的は濃いファンをつくること。「濃いファン」とはリピートいただけるお客様であり、志望度の高い求職者様であり、エンゲージメントの高い社員様を指します。
濃いファンをつくることはどの企業様にとっても重要なこと。東京のど真ん中にある企業様であっても、地方にある企業様にとっても、自社や自社のサービスを愛してくれる人を増やすことは経営における重要な課題です。
その解決策の1つとしてブランディングが存在しているため、地方企業とブランディングは無関係ではない。むしろ、強く関係していると言うことができるんです。
なのに、なぜ無関係だと思われがちなのか。それは「ブランディング」という言葉から連想されるイメージが実態とかけ離れているからだと考えています。
カッコよくホームページをリニューアルすること
涙が出るような動画をつくること
とにかく目立つオフィスに移転すること
「ブランディング」と聞いた多くの人はまず初めに“見た目を整えること”を連想されます。そして、次に“地方にある自分の会社にそんな派手はことはできない”とお考えになるケースが多々。だからこそ、自然とブランディングを遠ざけがちになるのではないかと考えています。
確かに、見た目を整えるのもブランディングにおいて大切なことですが、トゥモローゲートはそれ以上に“根っこにある想いを言語化すること”や“その企業様にしかない強みを抽出すること”を大切にします。
そして、その想いや強みに沿って対外的な発信をすることで、本質的なブランディングをすることができると考えているんです。トゥモローゲートが考える本質的なブランディングについて詳しくはこちら
「うちの会社に強みなんてないですよ」
そうやって謙遜される企業様の共通点は、強みがないのではなく、強みが当たり前になりすぎて、それが強みだと気が付いていらっしゃらないケースです。深掘りすると、明らかに強みだと言えるポイントが見つかります。
例えば、モノづくりをされている企業様。「昔から同じことをしているだけですよ」と社員様はおっしゃっていても、業界外の人間が感動するくらいのこだわりが業務に散りばめられていたケースを何度も経験してきました。
とある建設会社様の例では、「1つの工事が終わるまでに20年もかかるんですよ」と淡々とおっしゃっていましたが、20年もかけて1つのものを造るって、部外者にとっては聞くだけでワクワクしますよね。
実際、その現場を見に行かせていただくと、私自身ワクワクが何倍にも跳ね上がりました。このワクワクを抽出し、社員様にはワクワクを思い出していただくためのサイトを制作し、求職者様にはワクワク感が伝わるような動画を制作するなど、ブランディングを進めていきました。
強みがない企業様なんて存在しません。ただ、そこに気が付く機会や言語化する機会がなかったり、少なかったりするだけ。都会であろうが地方であろうが、ターゲットの心を動かす強みは必ず存在します。でなければ、会社がそこまで長続きしていませんから。
ここからは企業がブランディングをするメリットを、弊社トゥモローゲートを例に、ターゲット別にお伝えしていきます。まずはお客様に対してのメリットから。
想いや強みを抽出し、経営理念を整理し、自社のビジョンを明確にし、さまざまなツールで発信し続けた結果、約3年間で顧客単価が250%以上となりました。
顧客単価が上がっただけでなく、生産性も向上しました。
具体的には営業コストの大幅削減です。ブランディングを実施する前はテレアポによるプッシュ型営業がメインでしたが、ブランディングの一環であるSNSなどを通して認知を拡大した結果、問い合わせなどプル型の営業の割合が飛躍的に高くなりました。
ブランディングを通じて会社の想いや強みを対外的に発信していくと、共感度の高い仲間を集めることができます。
トゥモローゲートも過去には求人広告媒体や人材紹介会社を利用して採用をしていましたが、ブランディングに本格的に取り組んで以降は、ホームページやSNSからの問い合わせが大半を占めるようになりました。
広告費を削減できたことはもちろんですし、すでに自社のことを詳しく知ってくれている人や、ファンになってくれている人からの応募が増えたため、質が上がり、求める人材を採用することができるようになりました。
定量的、定性的ともに成果を残してくれる人材が増え、かつそういった人材が辞めにくい組織づくりができるようになりました。考えられる理由はたくさんありますが、中でも大きいと感じるのは目的意識の明確化です。
自社の強みは何なのか?どんな価値提供をするべきなのか?なぜこの仕事をするのか?
目的が明確になったことで、やらされる作業から脱却し、能動的で創造的な仕事ができるようになりました。働いていて楽しいのがどちらなのかは言うまでもありません。結果として、結束力のある組織づくりができました。
ここで紹介したメリットはごくごく一部です。
代表西崎の記事にさらに詳しく書いているので、気になる方はぜひ覗いてみてください。また、地方企業のお客様も含めた実績がまとまったページもございますので、気になる方はどうぞ。
北は北海道から南は九州まで。
トゥモローゲートの一員として全国の企業様とお仕事をさせていただく中で「こんなにも素敵な企業様があったのか」「こんなにもオモシロい事業があったのか」と思った経験は一度や二度じゃありません。
最初は「うちの会社に強みなんてありませんよ」とおっしゃっていましたが、プロジェクトを通して強みを抽出し、対外的に打ち出すことで、成果につなげることができました。
このブログを見ていただいているということは、少なからずブランディングに興味をお持ちだと思います。ブログでは語りきれなかった内容もたくさんありますので、ぜひ気軽にお問い合わせください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。