こんにちは!トゥモローゲート新人広報のリナです!
先週の金曜日から土曜日にかけて行われた「#ブラックな祭り」。今年は昨年をはるかに上回る、なんと約35万件のブラックなツイートがTwitterを埋め尽くしました。本当にありがとうございました!
今回のブログでは、大盛り上がりを見せたブラックな祭りの舞台裏をお届けします。
どんな舞台裏かというと…今年の9月に入社したばかりの新人広報の私が社内で提案したものの実現しなかった、ブラックな祭りを盛り上げるための企画案のご紹介です!(いわゆるボツ案です笑)
トゥモローゲートの広報として初めてブラックな祭りに携わることになった私は、例年以上の盛り上がりをつくるため、たくさんの企画を提案しました。その中から
「Twitterスペース企画」
「Twitterでの告知動画配信」
「YouTubeでの企画動画配信」
「YouTubeでの告知CM」
「社内メンバーへの特典」
などなどたくさんの企画を採用していただきました。でも、中には採用に至らなかった企画もありました。採用に至らなかった理由を一言で表すと“トゥモローゲートのポリシーに合わないから”でした。
ブランディングをメイン事業とする会社だからこそ弊社は“自社らしさ”を何よりも大切にしています。“自社らしさ”からズレたアウトプットをするとブレてしまうのがブランドというものです。
どういうこと?と思った方は代表の西崎が書いたこちらのブログをご覧ください。
ただ盛り上がりそうだから…ただフォロワーが増えそうだから…という理由だけでは企画は通らないんです。
新人広報の私は今回の企画提案を通して「トゥモローゲートとはどんな会社なのか?」「その会社の広報としてあるべき姿は?」そして「ブランディングとは何なのか?」の一端を改めて学ぶことができました。
その学びをブログで書いていこうと思います。5分ほどで読めます。ぜひ最後までご覧ください!
INDEX
「このアカウントをフォロー&RTで商品をプレゼント!」
こんなキャンペーン、Twitterでよく見かけませんか?
いつも以上に注目を集めるブラックな祭りで同じようなキャンペーンを打ち出せば、代表西崎のフォロワーが爆増すること間違いなし。西崎が掲げる次なる目標“15万フォロワー突破”にも近づける!
「名案を思いついてしまった」と自信満々で提案しました。でも、西崎の返答は以下のようなものでした。
「フォロワー獲得キャンペーンはトゥモローゲートがやらないと決めていること。自分や社員のアカウントをフォローしてくださっている方々にフォローを強制するような行為は会社のポリシーに反する。やめておこう。キャンペーンが悪いと言っているわけじゃなく、ポリシーの話ね」
確かにキャンペーンをすれば西崎のフォロワーは増えるでしょう。 “15万フォロワー突破” という目標を一気に達成できるかもしれませんし、それに派生して社員のフォロワー数も増える可能性は十分にあります。
じゃあそれでいいのか?と言われるとそうではありません。フォロワー獲得キャンペーン自体を否定している訳ではありませんが、西崎の言葉の通り、ユーザーの意志を強制することは会社のスタンスと異なります。
にもかかわらず、祭りを盛り上げたい!という思いが先行しすぎて提案してしまいました。。。(大反省)
ブラックな祭りには毎年「参加特典」が用意されています。今年も『YouTubeコラボ券(1社限定)』や『西崎を24時間好きにできる(1名限定)』などたくさんの特典がありました。
今までにない特典を自分で企画したい!と意気込んでいた私は、ファンの多い著名人がどんなイベントを行なっているのか、どんな特典をつけているのかをリサーチしていました。そこでピンときたのが『写真会』と『トークショー』
たくさんのフォロワーがいる西崎なら同じようなことができる!特に撮影会をすればその様子がSNSで拡散され、さらなる認知度向上に繋げられる!ワクワクしながら提案して返ってきた言葉はこちらでした。
「トークショーも写真会もやめようか。トゥモローゲートを知ってもらいたい!という想いでSNSをやっているけど、自分が表に立つことは特別得意なわけでも好きなわけでもない。やりたい社員がいれば全然応援するし、やって欲しいなって思うけど、俺は芸能人でもインフルエンサーでもなく経営者なのでそのスタンスを大切にしたい」
トゥモローゲートのポリシーの1つに「選べる会社にしたい」というものがあります。
例えば、ブラックな祭りの舞台となったTwitter。
今では全メンバーのフォロワーが35万人を超えていますが、運用を強制されているわけではありません。「トゥモローゲートに入ったらSNSをやらないといけない」といった話を聞くことがありますがそれは間違いです。
SNSのように名前や顔を出して発信することが苦手なメンバーも当然います。そんなメンバーにSNSを強制することは絶対にありません。にもかかわらず、ブラックな祭りを盛り上げるために…という理由で会社のトップである西崎が自分のポリシーを曲げ、写真会をしたとしたら、周りの社員は何を感じるでしょうか?
「無理をしてでも企画を盛り上げないといけないんだ」
「会社の利益のためなら自分らしさを捨てなければいけないんだ」
強制されているような空気を感じるはずです。「選べる会社」とは真逆の結果につながってしまいます。
先ほどのTwitterフォローキャンペーンと同じく「盛り上げること」を最優先に企画を提案してしまっていました。「盛り上げる」よりも大切な視点が抜け落ちていた自分が本当に情けないです。悔しい。。。
チャンネル登録者数が15万人を超える自社のYouTubeチャンネルをもっと活用したい!
そう思って提案したのがブラックな祭り当日のYouTubeライブ配信でした。1年に1回きりだからこそ、開催中の雰囲気を皆さんと共有したい。みんなで盛り上がっていきたい。そう考えたんです。
さらに、ブラックな祭り参加者数やチャンネル登録者数の増加に繋げられるという意図もありました。でも…。
「チャンネル特性に合わないからやめておこう。うちのYouTubeは“ビジネスに役立つ情報を発信する”という方向性で運営している。ただ単にイベントの様子を流すライブ配信では、ターゲットに対して価値のある情報発信ができない。ユーザーに求められていることとズレが生まれてしまう」
トゥモローゲートのYouTubeを見ていただいている方はご存知かもしれません。ほとんどの動画で西崎が「このチャンネルはビジネスに役立つ情報を発信しています」ということをお伝えしています。
ブラックな祭りの様子を流すライブ配信。チャンネル登録者数やブラックな祭りの参加者数はもしかすると増えるかもしれない。でも、ビジネスに役立つか?と言われたらそうではありませんよね。
そしてそれはいつもチャンネルを見てくださっている方の期待を裏切ってしまうと言っても過言ではない企画です。普段からYouTube運営に携わっている身としてそこに気がつけなかったこと、本当に悔しかったです。。。
こうやって振り返ってみると企画が通らなかった理由の本質は3つとも同じでした。
企画を盛り上げるためなら何をやってもいいわけではないということ。
会社やメンバーやユーザーの想いを無視した企画はやらないということ。
広報の仕事は、会社のことを“正しく”知ってもらい、ファンになってもらうため、会社の想いや取り組みの“本質”を理解した上で情報を発信すること。その点私にはまだ“正しく知ってもらう”“本質の理解”という視点が足りなかったことを、この企画を通して痛感しました。
今年で4度目だったブラックな祭りは来年2023年も開催予定です。今年以上に盛り上げられるように。“トゥモローゲートらしい” 企画をたくさん考え、会社のファンになっていただける方をもっともっと増やせるように。広報としてレベルアップして来年を迎えたいと思います。
みなさんは来年に向けてブラックなエピソードをストックしておいてくださいね!笑
最後まで読んでいただきありがとうございました!それでは、また来年お会いしましょう!