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企業ブランディング事例|幸南食糧株式会社のコーポレートサイトができるまで

トゥモローゲートが企画・制作を担当した実績を紹介するブログ。

今回は、大阪府松原市に本社を構える『幸南食糧株式会社様』のコーポレートサイトリニューアルプロジェクトをご紹介します。

サイトリニューアルの目的、制作の裏側、生み出した成果などを伝えることで、企業活動におけるWebサイトの重要性や、Webサイトとブランディングの関係性などをお伝えできればと思っています。

ブランディングに興味のある企業の方々
Web制作に携わっているクリエイターの方々
これから携わっていきたい方々

ぜひ最後までご覧ください。

お客様のご紹介・サイトリニューアルの背景

1976年設立の幸南食糧株式会社様。

開発、卸、地域活性化、小売など「お米」を軸としたさまざまな事業を展開されている会社です。

トゥモローゲートは2021年、そんな同社のコーポレートサイトリニューアルを承りました。

企業の顔と言えるコーポレートサイトをリニューアルし、「お米の価値と魅力を伝える」という同社の想いや使命をより深く伝えることで、サイト経由のお問合せ増加、ならびに採用希望者の志望度アップを目指しました。

企業ブランドコンセプトを設計

コーポレートサイトリニューアルにあたって最初に取り掛かったのがブランドコンセプト設計です。

トゥモローゲートが定義するブランドコンセプトとは「どんな価値を提供してくれる会社なのか?」「どんな未来を目指している会社なのか?」などをターゲットに伝えるために定めるキャッチコピーと300文字程度の文章のこと。

このブランドコンセプトに沿ってサイトを制作することで、その会社らしさを表現することができ、かつ成果につながる情報をブレずに発信することができます。幸南食糧様にご提案したブランドコンセプトはこちら。

豊かな時代になりました。
パンを食べたいときはパンを選び、
パスタを食べたいときはパスタを選べる。
主食の選択肢が増えたいま、
お米が食卓にならぶ機会は減ってきました。

ですが、お米の近くで生きてきた
私たちにしかできないことはまだまだあります。
知られていない新しい価値を、
いまの時代にあった楽しみ方を、
まだまだ伝えられると思っています。

日本人が誇れるお米を、
日本にとどまらず、世界まで。

NewRice,NewLife.

お米の可能性を追求して、生活を豊かに。
小さな一流企業を自負する
幸南食糧の役目だと考えます。

キャッチコピーは「New Rice,New Life.」

食の欧米化が進む時代にお米を扱う会社がやるべきことは何なのか?

かねてから幸南食糧様が考えられていたことの解決につながる方向性を言語化し、コーポレートサイトのTOPページに掲載。サイトを訪れてくれた人に、幸南食糧様の想いや強みを伝えることを目指しました。

目的・コンセプトに沿ったコンテンツ展開

「お米の価値と魅力を伝える」という使命。その使命に基づいて定めた「New Rice,New Life.」というコンセプト。2つに沿ったアイデアを企画し、サイト訪問者の「知りたい」を満たせるようなコンテンツを作成しました。

事業紹介や商品紹介といった一般的なコンテンツだけではありません。

会社の発展に大きく寄与したプロジェクトをドキュメンタリー形式で紹介する『お米のプロフェッショナル』。

お米のプロフェッショナル

幸南食糧様の商品が生み出される工場をイラストで分かりやすく紹介する『バーチャル工場見学』。

バーチャル工場見学

社会活動を紹介する『お米からつながる幸南食糧のSDGs』。

お米からつながる幸南食糧のSDGs

お米の深い価値と幅広い魅力が伝わるコンテンツを積極的に展開していきました。

幸南食糧様らしさを落とし込んだサイトデザイン

デザインでは、幸南食糧様のコーポレートカラーである赤をキーカラーとしつつ、食品会社に欠かせない「清潔感」を表現するために白を積極的に使用しました。

加えて、アクセントカラーにお米になる前の稲穂を想起させるタマゴ色(薄い黄色)を使用。

機能的ではなく、人間味あふれる、手触り感のある、幸南食糧らしい「ぬくもり」を表現することを目指しました。添付画像▼のページの白背景も実は真っ白ではなく、「ぬくもり」を表現するためタマゴ色をおりまぜています。

写真加工は「清潔感」をキーワードに“加工感”や“人工感”が出ないデザインを意識。英字のフォントにはスリムでありながら丸みのある「Barlow」を採用するなど、視覚的な情報すべてで幸南食糧様らしさを表現していきました。

リニューアルしたサイトが生み出した成果

コーポレートサイトリニューアルが完了したのは2022年の9月末。

公開からおよそ半年時点でどんな成果を生み出しのか、幸南食糧株式会社の川西孝彦代表にお話を伺いました。

ーサイトリニューアルの反響はいかがでしたか

前のサイトに比べてどんな会社なのかが分かりやすくなったという声をたくさんいただいています。中でもバーチャル工場見学は新卒志望の学生さんをはじめたくさんの人にご好評いただいています。一部の社員はあのページをお客様に見せ、事業や商品を具体的にイメージしてもらったうえで商談を進めることもあるそうです。

ーサイトをリニューアルしたことで数字面の成果は上がりましたか

問い合わせの数が格段に増えました。コンテンツの充実はもちろん、見たいページにすぐに辿り着くことができるサイト設計のおかげだと感じています。問い合わせの内訳としては、仕事の依頼だけでなく商品やサービスの改善につながるご意見をいただくことも増えたため、会社としてレベルアップするきっかけを、のサイトが与えてくれているとも感じます

ー最後に、今後に向けての展望を教えてください。

お米は1962年をピークに生産量消費量ともに減少を続けています。私たち幸南食糧の使命は、その減少傾向にいつか歯止めをかけること。簡単なことではありませんが、既存事業の発展はもちろん、新規事業にも挑戦することで、時代とともに変化するお米の価値と魅力を伝え続け、その使命を果たしていきたいと思います。

企業ブランディングにおけるWebサイトの役割

Webサイトのメインとなるページで会社の想いやビジョンを伝え、その想いやビジョンに沿った事業を展開している事実や実績をしっかりと表現すれば、企業ブランドをターゲットに深く伝えることが可能になります。

それを証明する1つの事例として、幸南食糧株式会社様のコーポレートリニューアルプロジェクトをブログにまとめさせていただきました。

弊社はこれからも、Webサイトをはじめとするツールの制作を駆使しながら、企業のブランド構築・浸透を担っていきたいと思っています。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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