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障がいを言い訳にしない。

こんにちは、トゥモローゲート広報のリナです!

今回のブログは、トゥモローゲートのオフィスで先日実施したイベントについてのレポート記事になります。

実施したイベントは「ダウン症の方々と共創するコーヒースタンド『HICARU COFFEE ROASTER(ヒカル コーヒー ロースター)』さんによるコーヒー提供」です。

そもそもどんなイベントなのかという基本的な情報から、イベント当日の様子、そしてなぜトゥモローゲートがこのイベントを実施したのかの背景について、お伝えできればと思います。

このブログを通して、1人でも多くの方の「障がい」について考えるきっかけになれば幸いです。また、障がい者雇用をはじめ、このような取り組みをしたいと考えている企業様の参考になればとも思っております。

ダウン症の方々と共創するコーヒースタンド「HICARU COFFEE ROASTER」さんによるコーヒー提供イベント

店舗名:HICARU COFFEE ROASTER(ヒカル コーヒー ロースター)
コンセプト:ダウン症の方々と共創するコーヒースタンド
ホームページ:https://orcainc.jp/
イベント概要:「コーヒーを通じ、さまざまなきっかけを創出する」というビジョンのもと、障がいの有無を問わず、バリスタ(職人)として一般就労が可能なコーヒーブランド&ストアを展開する『HICARU COFFEE ROASTER』さんによる、ポップアップイベント

「HICARU COFFEE ROASTER」を運営するのは、山中英偉人(えいと)さん。実はこの山中さん、かつてトゥモローゲートでインターン生として働いてくれていた方です。自身の弟さんがダウン症ということもあり、学生の頃から「障がい者の方々をとりまく“不自由”に対する反感の想い」が強かったそう。

「健常者の方々にとっては、自分の夢や目標を語ることが当たり前です。でも、障がい者の方々はそうではありません。どれだけ夢や目標があっても、才能があっても、熱意があっても、“障がい者だから”という理由で諦めてしまうケースがほとんど。そんな現状を変えたい。夢や目標に挑戦し続けられる世の中をつくりたい。その想いが、コーヒースタンドの立ち上げにつながりました。」

弟さんの存在がきっかけで抱いた使命を胸に、実際にコーヒースタンドを立ち上げ、精力的に活動されている山中さん。想いを語るその表情から、並々ならぬ覚悟と、実現したい未来に向けた強い想いが伝わってきました。

なぜトゥモローゲートがこのイベントに携わったのか?

会社としての根本的な想いや考えが、山中さんの取り組みとリンクしているからです。イベントレポートとは少し話題がそれますが、会社の想い・考えについて触れさせてください。

トゥモローゲートは「世界一変わった会社で、世界一変わった社員と、世界一変わった仕事を創る。」というビジョン(実現する未来)と、「世の中にきっかけを。」というミッション(存在意義)を掲げています。(他にもたくさんの言葉を定めていますが、ここでは割愛します)

こちらは、そんな経営理念をA3用紙1枚にまとめた「ビジョンマップ」というもの。ビジョンやミッションといった大きな言葉から、達成要件や判断基準まで細かく書き記しています。ビジョンマップについて詳しくはこちら。

今回のイベントに携わることになったのは、中期ビジョン『「大阪で一番オモシロイ」と言われる会社へ』の要件にある『世の中から見てオモシロイ(社会貢献・特徴)』に沿った取り組みだったからです。

『世の中から見てオモシロイ』とは、教育環境の提供・支援や、社会課題に関する取り組みを行うことで、企業として、社会にしっかりと貢献していくという意味合いが込められています。

今回の「ダウン症の方々と共創するコーヒースタンド『HICARU COFFEE ROASTER』さんによるコーヒー提供」は、まさにこの『世の中から見てオモシロイ』に沿った取り組み。だからこそ私たちは、自社のオフィスに運営者である山中さんを招き、イベントを実施してもらうことにしました。

イベントの様子をご紹介

コーヒーを淹れているのはバリスタのさきちゃん。

「ダウン症を言い訳にしたくない」という思いから、これまでの人生で様々なことにチャレンジされてきました。その中の1つがバリスタ。学校に通いながら、時間を見つけてはコーヒーを淹れる練習をしているそう。

さきちゃんは、『HICARU COFFEE ROASTER』で実際にコーヒーを淹れているバリスタさん。さきちゃんのコーヒーを飲むためにお店に足を運ぶお客さんも多いとのこと。

また、お店には、ダウン症のお子さんがいらっしゃるご夫婦がコーヒーを飲みに来てくれるなど、ダウン症に関わる方々の“交流の場”にもなっているそうです。

コーヒーの香りに誘われるように社員が次々と集まってきました。

『HICARU COFFEE ROASTER』のコーヒーは、苦すぎず、酸っぱすぎない、飲みやすい口当たりでとても美味しいです。ダウン症の方々と共創するからこそ、どんな人でも飲みやすい「多様性」のあるコーヒーづくりを大切にされているそうです。

「ダウン症の方々は『おめでとう』と褒められることは多くても、『ありがとう』と言われる機会は少ないと感じている。だからこそ、『ありがとう』と言ってもらえる環境を作ってあげてほしい。」

山中さんは、とある方からいただいたこの言葉が心にささり、元々コーヒーにも興味があったことから『HICARU COFFEE ROASTER』を立ち上げました。この日もたくさんの「ありがとう」がオフィスで飛び交っていました。

『HICARU COFFEE ROASTER』は「障がい者であっても“やりたいこと”を諦めない世界の実現」に向けて、コーヒースタンドを全国へ広げ、障がい者の方々の雇用を創出していくのが当面の目標だそうです。

HICARU COFFEE ROASTER Osaka

これからも「世の中にきっかけ」を届けていきます

私たちのコーポレートカラーは黒。この黒には、いろんな色を混ぜ合わせれば黒になる絵の具のように、いろんな色(個性)を持ったメンバーが集まった会社にしたいという代表西崎の想いが込められています。

情熱的な赤のような人もいれば、冷静な青のような人もいる。性別、年齢、国籍、障がいの有無なんかは関係ない。同じ志を持った仲間と、オモシロイ会社づくりに突き進んでいきたい。そんな想いが根底にあるんです。

今年の6月には「先天性四肢障がい」をもつメンバーが仲間に加わってくれました。まだまだこれからな会社ではありますが、世の中のきっかけになるような取り組みを、これからも続けていきたいと思います。

ご協力いただいた『HICARU COFFEE ROASTER』さん、改めてありがとうございました!

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