みなさん、こんにちは。トゥモローゲート広報のリナです。
このブログでは、5月27日に発売した代表西崎による初の著書『レベルゼロ 自分を超え続ける「仕事の教科書」』について、特にオススメの部分をピックアップしてご紹介します。
『レベルゼロ』は、西崎が子どもの頃の自分に伝えたい「成果を出すために必要な力」をまとめ、「行動力・思考力・準備力・継続力」の4つに分けて解説。
これからビジネスの世界に旅立つ新社会人の皆さんはもちろん、学生や子どもたちにも読んでもらいたい1冊となっています。
Amazonでは予約開始時点で書籍3部門(企業・経営/マネジメント・人材管理/経営学)にてベストセラー1位をいただきました。今回は3章「思考力をレベルアップする」より【3-4】数字目標から逆算で行動を考えるをお届けします。
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成果を出すためのプロセスを思考する時の基本は「ゴールからの逆算」である。
自分が成し遂げたい夢や目標。そこにまずは、いつまでにやるのかという「期限」と具体的に何ができたら達成なのかという「ゴール」を定める。
そうすることで、「いつまでに何を達成しなければいけないのか」が明確になる。後はそれを達成するために「1年後までに何を達成しないといけないのか」、「1か月後には」、「今日は何を達成すればいいか」が見えてくる。
わかりやすい例を挙げてみよう。
会社から「1年間で1億円」という売上目標を課せられたとする。この目標に対して「一生懸命頑張る」では思考力が足りない。この場合、期限とゴールは決まっている。だから後は逆算していくだけだ。
これまでの会社の実績から、1社当たりの平均顧客単価が100万円だったとする。1億円売上を挙げるためには何社の契約が必要か。そう、100社の契約を1年以内にまとめないといけない。
1年間は12か月だ。つまり月間で9社の契約をまとめることができれば、100社以上の契約を獲得することができる。1か月を4週間と換算すれば、週あたりの目標契約数は2.25社だ。
「1週間で2.25社を獲得するために頑張ろう」
ちょっと待って欲しい。これでも思考力はまだ弱い。この「頑張ろう」とは何を頑張ることなのかを、具体的に考え落とし込んでいかないと、成果にはつながらない。
あなたの会社の商品の契約率が25%だったとしよう。1社の契約を取るためには、4社のお客様と商談をしないといけないわけだ。飛び込み営業からの商談率が5%だったとして、1社の商談設定のために飛び込み営業しなければいけない数は20社となる。
つまり80社飛び込み営業すれば、4社と商談ができ、1社の契約が決まる。
つまり、1週間に2.25社の契約を取るためには、180社の飛び込み営業が必要ということだ。月曜日から金曜日まで営業するとして、1日当たり36社に飛び込み営業を毎日続けていけば、1年後に目標の売上を達成できる。
これが「目標をゴールから逆算する」という考え方である。最後に大切なことを伝えておこう。ゴールから逆算する時に設定する数字は、「少しだけ高い数字に設定する」ということだ。
仕事にはイレギュラーがつきもので、設定していた契約率で必ずしも推移するわけではない。
確実に目標をクリアするためには、厳しくゴール設定をしておくほうがいい。前の話でたとえるなら、日当たりの飛び込み営業目標を36社ではなく、40社に設定しておくということだ。
こうしておけば、想定通りの数字の推移がなかったとしても、体調をくずして営業を休んでしまう日があったとしても、余裕を持って目標達成に進んでいけるというわけだ。
今回は「数字目標から逆算で行動を考える」をご紹介しました。
皆さん、いかがでしたでしょうか?
この話は、仕事だけでなく、勉強やスポーツなど「目標」があるすべての物事に通じる思考法です。今読んでいただいている方にも、きっと参考にしていただける部分があるはずです。
私自身、目標から逆算した行動計画を立て、実行していくことに弱さを痛感する毎日です…。
この本を読んで自身の行動を振り返ると、目標設定が大体の数値になっていたり、そこから逆算した「1日単位のアクション」まで落とし込めていないことがわかってきました。
今回学んだことを活かし、成果を残すための目標設定と行動を実践していきます。皆さんも、これまでの行動や考えを振り返り、見つめ直す機会にしてみてください。
『レベルゼロ』は、5月27日より全国の書店・Amazonにて発売しています。
続きを読みたいと思っていただいた方は、ぜひ実際に手に取っていただけますと嬉しいです。
▼販売場所
・書店:紀伊國屋書店、丸善、ジュンク堂書店、未来屋書店、蔦屋書店、など
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