3歳ではじめてピアノに触れてから、
ずっとずっと音楽が好きでした。
仕事にしたいと思いはじめたのは、中3の時。
東京で行われる福山雅治さんのライブに、
母とふたりで行ったのが
きっかけでした。
ライブというものが生み出す熱狂。
見ている人へ与える興奮や感動。
音楽が持つ力の偉大さを痛感したんです。
高校卒業後、音楽関係の仕事を志し、東京の専門学校へ。
就職活動では、
誰もが一度は聞いたことがあるような
音楽関係の大企業を中心に、
音楽業界の選考をたくさん受けました。
でも、そんな矢先。
小さい頃からずっとお世話になっていた
大好きなおじいちゃんに、
大きな病気が発覚しました。
このまま東京という離れた場所で…。
という選択肢は当時の自分には考えられず、
就職活動をストップして大阪に帰ることに。
祖父のお見舞いにいきながら、
実家の家事などを手伝う日々。
東京にいた頃より時間ができ、
自分のこと、家族のこと、将来のこと、
たくさん考えました。
そこで1つの決意をしました。
これから音楽業界に進むのは難しい。
でも、たとえ違う道だったとしても、
誇りを持って生きられる道に進もうと。
誇りを持って生きるためには、
まず、社会人として成長できる環境に
身を置かなければいけない。
同級生のみんなはすでに就職していて、
自分は一歩も二歩も遅れている。
周りよりも速いスピードで
成長しないと…。
そんな思いで就職先を探していて
出会ったのが前職の会社です。
営業職中心の会社でした。
営業職で学べる「売る」というスキルは、
どんな仕事にも共通して必要。
身に付けるに越したことはないと思い、
入社することに決めました。
でも、思うような成果は出ませんでした。
自信を失い、悩んでいた時、
人事部への異動話をいただきました。
思えばこれが、人生の転機だったように思います。
少なからず自分が採用に携わった人が、
活躍する姿を見ることができる。
その人が輝いていく姿を間近で見ることができる。
人事という仕事のオモシロサに気づいたんです。
自分でいうのもなんですが、
営業職の時に比べれば、
ちゃんと仕事ができていたと思います。
それも、オモシロサを感じた
1つの理由だったと思います。
やっと、音楽以外にやりたいことが見つかった。
ちょうどその頃、
トゥモローゲートとのご縁がはじまりました。
営業職時代からの上司で、
ずっとお世話になっていた立花さんが、
トゥモローゲートに転職したのがきっかけ。
それからしばらくして、
人事業界のつながりで人事担当の浦下さんと出会い、
いろいろ話を聞く中で
選考を受けてみようという気持ちになりました。
でも、正直、当時はまだ入社意欲は高くありませんでした。
トゥモローゲートといえばとにかくすごい人たちの集団。
前職でバリバリ活躍していた立花さんが入った会社。
自分なんかとは別次元だと、遠ざけていたんです。
でも、選考過程で代表の西崎さんや他のメンバーと接するうちに、
トゥモローゲートへ入りたいと思うようになりました。
その理由の1つ目は、働いている人。
オフィスで挨拶してくれる社員のみなさんの目や、
仕事に向き合っている時の目が、
驚くほどキラキラしていました。
こんなにも輝いている人の近くで仕事をしてみたいと、
素直に感じたのを覚えています。
もう1つの理由は、人事の方々のスタンスです。
会社のいいところだけじゃなく、
課題や弱みまでありのまま伝えてくれる。
「家族や仲間を大切にしている会社」
と発信している通り、産休・育休を取得している人や、
お子さんを送迎してから出勤している人など、
柔軟な働き方をしている人がたくさんいる。
採用情報として発信していることと、
実際にやっていることが一致している。
とても感銘を受けたことを覚えています。
自分が採用に携わった人が、
活躍する姿を見ることができる。
その人がさらに輝いていく姿を、
間近で見ることができる。
そんな人事の仕事をトゥモローゲートでできたら…。
気づけば入社したい一心になっていました。
音楽という夢見た業界ではないけれど、
トゥモローゲートには、
華々しい音楽業界の方々となんら変わらない
輝きを持っている人がたくさんいます。
そんな人たちが、今まで以上に輝けるような
舞台を(会社を)つくっていきたいです。
まだまだわからないことばかりです。
先輩に迷惑をかけることもたくさんあります。
まずは一つひとつ仕事を覚えて、
自社のことをもっと知って、メンバーをもっと
輝かせられるような存在になります。
「演出家」と言ったら少し生意気だけど、
でも、間違いなくそんな存在になりたいです。
自分自身の話は、今回のブログが最後。
次回から、
他のメンバーにスポットライトを当てたブログを、
人事担当者として書いていきたいと思います。
こんな私の話を最後まで読んでくださったみなさん、
本当にありがとうございました!