
こんにちは!
トゥモローゲートでイベントの運営やWEBデザインをしているやみーです!
今回は、弊社で開催しているクリエイターイベント『オフレコ』というイベントのレポートとして、このブログをお届けします!
今後もイベントを開催するたびにレポートを出していきますので、ご覧いただけると嬉しいです。
オフレコというイベントがどのようなものかは前回のブログをご覧ください。
『オフレコ vol.12』をざっくり紹介!
第12回目となる今回のオフレコのテーマは『ZIZOとロフトワークに学ぶ、「ワクワク」のつくりかた 2025』。
登壇者は
・株式会社ZIZO DESIGN 代表取締役 坂口隆俊さん
・株式会社ロフトワーク プロデューサー / FabCafe Osaka 事業責任者の小島和人(ハモ)さん
でした。
■坂口 隆俊さん
株式会社ZIZO DESIGN
代表取締役/エンジニア/テクニカルディレクター
大阪府出身。テレビ業界からキャリアをスタートし、マス広告領域において様々な形態のコンテンツ開発にプログラマー/TDとして携わる。2017年にZIZO DESIGNに参画し、2019年より同社代表取締役。
「ワクワクすること」をキーワードに、多くの企業の課題解決を成功させるとともに、社内においてもメンバーの「好き」を後押しする組織作りを推進している。また京都精華大学メディア表現学部 講師として大学で自身のゼミを持ち、次世代のクリエイターの育成にも取り組む。
■小島和人(ハモ)さん
株式会社ロフトワーク プロデューサー / FabCafe Osaka 事業責任者
大阪府守口市生まれ。建築、デザイン、プランニング、アートと多分野で活動を重ね、多様な視点と未来を見立てる力を培う。アーティスト名「ハモニズム」の理念は、社会状況や人々の価値観が調和した未来を仮説し、チームで実験・実行を通じて形にすることにある。大阪では、まちづくりやエリアマネジメントに注力し、地域の文化・歴史・環境を活かした持続可能な都市モデルを提案。行政・企業によるトップダウンの構想と生活者・クリエイターによるボトムアップの活動を接続している。2025年4に大阪・天満にFabCafe Osakaをオープン。「都市とローカルの融合」を模索し、新たな都市の未来像を描く。
ZIZOさんはいろんな企業とお仕事をされている制作会社。
そこで学ばれたことや交渉術、ZIZOさんのビジョンである『ワクワクすることをひとつでも多く!!!』に基づいた活動について聞きたいと思っていました。
ロフトワークさんは社内がほぼクリエイティブディレクターという、ユニークな形態の会社。
地方創生なども取り組まれているので、その辺りをぜひとも聞きたい!!ということで、普段は聞けない深掘り質問をぶつけました。
「オフレコ!」は、ゲストお二人の嗜好に合わせたテーマでイベント時の料理が決まります。
今回のオーダーは「好きなお酒…日本酒ですかね?」というリクエスト。
弊社専属シェフは「で、あれば日本酒ペアリングをしたい!」というトントン拍子で「日本酒に合う料理」が決定しました(さすがシェフ)
お酒も、過去にトゥモローゲートでコラボイベントを行ったこともある、ハッピー太郎醸造所さんのクラフトどぶろくを提供させていただきました。
イベントに出てきたお酒はこちら→ハッピー太郎醸造所 公式サイト

こちらのクラフトどぶろくにはココア、ハーブティー、ブドウ、など驚くほど多彩なフレーバーがあり、それをペアリング形式で楽しんでいただきました。参加されていた方の中には好みを見つけたのか同じものを何度も頼まれている方も。
<豆知識>
『クラフトどぶろく』ってなに?と思われた方もいらっしゃいますよね。
実は『クラフトどぶろく』は『クラフト酒』という類のもので、今注目を集めている新しいお酒のかたちです。日本酒のように見えて法律上は少し違うそうです。
というのも日本では現在、新しく日本酒を製造するための免許がほとんど発行されておらず、新規参入が難しい状況で、そんな中で生まれたのが、より自由な発想で造られた『クラフト酒』で、味わいやデザインも個性豊かです。

そして今回もイベントのトークを楽しみながら出てくるお料理、1品目は『鰹の炙り エスプーマ仕立て』

料理が登場するとともに、会場にはそれぞれ「おおぉ〜!」という声が響き、みなさん料理を覗き込んでいました。
日本酒と合う料理にすると聞いていたので、てっきりもっと和食のようなものが出てくると思っていましたが、洋のテイストの料理がでてきたので驚きました。
#TALK01 クリエイティブの「本音」に迫る!
お料理もでてきたところで、さっそくイベントの本題に入っていきます。
今回のイベント。テーマは2部に分かれています。
第1部では“自分たちらしさ”が息づくカルチャーや、面白さを生み出すクリエイティブの舞台裏を聞き、「現場のリアル」にグッと迫るための質問を用意していました。
具体的な受け答えは”オフレコ”なので、書きたくてたまりませんが残念ながら書けません…🤫
語られたのは、ZIZO/ロフトワークのあまり表では語られない案件の回し方や、社内制度の活用方法、もしかしたら自由に見えているけど、実はしっかり考えがあって実施されている社内イベントのことなど。
※現場ではもっと生々しいトークです。
トークはオフレコカードを用いながら質問していくスタイル。坂口さんとハモさんはていねいに、慎重に、そして「ここだけの話ですが、、」と、各質問に答えてくれます。
・クリエイティブの現場で、“正解”ではなく“面白さ”を選んだのはどんな瞬間?
・組織やチームの文化をつくるうえで、大切にしている信念や判断の軸は?
・「ワクワクする新しい挑戦」は、どんな風に生まれてカタチになっていくの?
・トレンドや流行との距離感・付き合い方は?
・地方や海外とのつながりを広げていく中で、大切にしていること・工夫していることは?
・「遊び心」が思いがけない成果につながったプロジェクトやエピソードは?
次は『組織やチームの文化をつくるうえで、大切にしている信念や判断の軸は?』という問い。
ZIZOさんは予算の使い方や、社内での仕事の進め方が私が想像していたより、とても『自由』でした。
また、それは坂口さんがメンバーのみなさんに『任せられる』から成り立つこと。だからこそワクワクする制作物を作り出せるのかも?と、ひしひしと感じました。少し曖昧に聞こえるかもしれないですが、もうこれがここで語れる限界です…っ!
#TALK01と#TALK02の間 2品目の料理
TALKの間には新たなお料理が区切りとなって出てきます。
本日2品目のお料理は『牛肉の低温ロースト、チュミチュリソース』
ちゅみちゅり…アルゼンチン発祥のソースだそうです…!
#TALK02 口外禁止!完全オフレコな「ぶっちゃけ」トーク!
イベントが進み、TALK #02の「ぶっちゃけ」トークに入ります。
ここではすべて口外禁止!完全オフレコな本音トーク。ということで、語っていただきましたね。。
用意したのは以下の4つの質問でした。

・「もう絶対に仕事をしたくない」と思った人とは?
・炎上した案件、実はあったりする…?
・クリエイティブの現場でぶつかる「お金」の話、どうしてる?
・エージェント(外部パートナー)と意見が合わずぶつかり続けたことはありますか?
質問を用意した際に「愚痴を言い合うだけの会にならないかな」と心配してはいましたが、実際は参加者の方々が「なるほど」と深く頷くような話を聞くことができました。
(修羅場の抜け出し方の話など、聞きがいはたっぷりでした)
私は特にここのパートで聞きたかったことがありました。ロフトワークでプロデューサーをしているハモさんから、お客さんとのやり取りでのお話を色々聞いてみたかったんですよね。
TALK#02は「炎上した案件、実はあったりする?」という質問から始まりました。
はじめは「炎上…あまりないかな…」とお答えされていました。
ただお話を聞いていくと「炎上が起こらないように対策をしている」とは言われていませんでしたが、自然体で炎上対策をしていらっしゃったように聞こえました。
具体的に何をしていたのかは内緒🤫ですが、明日から実践することは難しくても、そういう意識は持てそうだなと参加者のみなさん含め、司会をしていた私たちも頷いていました。
イベントの中盤ごろでは、参加者の方に質問を募ります。
みなさんもお二人に聞きたかった質問がたくさんあったよう。
イベント実施後アンケートでは
「まさに今聞きたかった話が聞けてよかった!」
「明日から自分の仕事に使えそうな話が聞けた!」
「依頼主(お客さん)との距離の取り方が勉強になった!」
などの声が上がっており、それぞれ何かを持ち帰ることができたのではないかと思います。
中には
『トゥモローゲートさんのオフレコ話も聞いてみたかったです!』と言う声もありました。
次回のオフレコではトゥモローゲートのお話もさせていただくかもしれません。笑
予定していたタイムテーブル終了後の交流時間には、ゲストのお二人に熱心に話を聞きに行く参加者の姿が見られました。
改めてオフレコとは?今後の開催について
オフレコでは少しでも気になったことはその場でゲストに質問ができます!
一室の距離感だからこそ味わえる、ちょっと特別な空気があります。
今回はためらったけど「次はちょっと参加してみようかな」そう思ってもらえたなら、これほど嬉しいことはありません。
・クリエイティブの深い話を、近い距離で聞いてみたい方
・自分の作るものに“違和感”を感じることがある方
・若手の育成やチームのモチベーションに悩んでいる方
・クリエイティブの現場でマネジメントに関わっている方
・もっと良い「つくり方」を探しているデザイナー・エンジニアの方
オフレコの開催告知は、トゥモローゲート公式LINEでも行っています。ぜひ登録いただき、次回の開催をお待ちください。
それでは次回のオフレコで、お会いできるのを楽しみにしています!

平野 亜矢美
トゥモローゲート株式会社意匠制作部デザイナー。大学卒業後ガソリンスタンドへ就職。「ものづくりがしたい」と店頭チラシを有志でつくり始めたのがクリエイターとしてのキャリアの始まり。まもなくWeb制作会社へ転職。4年間経験を積んだのちトゥモローゲートに入社した。 Webサイトやビジョンマップのデザインを担当中。
TEL 06-7167-3950