うまく話せないデザイナーへ。150万回再生された「プレゼン力が3倍伸びるコツ」とは?

トゥモローゲート公式

2026.02.24

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―― トゥモローゲートの現場で生まれた“リアルなフィードバック”をそのまま公開

「ちゃんと説明しているはずなのに、なぜか伝わらない」
「話の構成を考えているのに、手応えがない」

プレゼンや発表の場に立つクリエイターなら、一度はこんなモヤモヤを感じたことがあるのではないでしょうか。

今回の記事では、トゥモローゲート社内で実際に行われたフィードバックの様子を、そのままの会話形式でお届けします。

登場するのは、
・プレゼン力を競う大会で優勝経験もある、常務取締役 西崎隼平
・プレゼンをさらに上達させたい、意匠制作部 クリエイティブディレクター 中畑万梨佳

「プレゼンが上手くなりたいんです」
その一言から始まった、30分のフィードバック。

一部始終を余すことなく公開します。

「伝えてるつもり」から抜け出したい…

自社の説明会で、部署について2回ほど説明させていただいているんですけど、
やっている中で「相手に伝わっていないな」と感じることがあって…。

中畑のプレゼンが…?

はい、構成も変えたりしているんですけど、それでいいのか分からなくて。
一度、見ていただきたいです…。

もちろん。今からロープレで見せてくれるの?

はい、お願いします!

– 本番さながらの雰囲気でロープレがスタート –

「意匠制作部でサブマネージャーを務めております、中畑と申します。
本日はよろしくお願いいたします。まずは・・・」

「・・・以上になります。ありがとうございました!」

素晴らしい!(拍手)
じゃあ、フィードバックいこうか。

(緊張する表情で)お願いします…!

中畑、今日1日でプレゼン力が3倍上がります

…はい!(3倍も?)

まず、喋り方とか声のトーン、特に表情を見ながら喋ろうとしている姿勢は100点!
めちゃめちゃいいなと思った。

ありがとうございます!

…だけど、基本を抑えられてない

話のテンポ感も悪くない。ただ、テンポの「使い方」を知らないのがもったいないね。

そこさえ変わるだけで3倍良くなるし、相手のリアクションも3倍大きくなる。
一つずつ話していこう。

プレゼン力を“3倍”にする方法

① 語尾を伸ばさない

まず1つ目、「思いま〜す」「なりま〜す」これをやめよう。
語尾を伸ばすと、自分に言われた気がしなくなる。

「今から始めたいと思いま〜す、私たちはブランディングをやってる会社で〜す」って言われると、遠くに飛んでいるような気がする。

たしかに、遠く距離を感じます…!

でも、誰か一人に喋っている時には絶対そんな話し方はしない。
友達と喋る時に「明日の旅行は沖縄に行こうと思いま〜す」って言わんやろ?

言わないですね…。

実践してみると、

<実演>

(聞いている人の目を見ながら)

「トゥモローゲートのプレゼンを始めます。」
「よろしくお願いします。」

こう言われたら「うん」と答えないと気まずいやろ?

はい(笑)

そのぐらいの雰囲気で喋ろう。

会場に10人いたら、10人のうちの1人に目を合わせて、
「プレゼンを始めます。よろしくお願いします」ってやっていい。

対面とオンラインを同時に実施している場合は、どこを見て話せばいいですか?
全体を見ないといけないと思ってしまっていたんですけど、その場合でも1人に集中して…?

1人に集中でいい。
俺の場合は、オンラインと会場で分けてるよ。

<実演>

(会場にいる人を見て)
「今日は来ていただいてありがとうございます。よろしくお願いします。」

(カメラを見て)
「オンラインの皆さんも、今日はありがとうございます。よろしくお願いします。」

こうやって必ず分けて話す。目線が違うから。

本当ですね…!
対面・オンラインの方、ひとりずつに話しかけるように意識します!

② 問いかけと「間」で、発表からコミュニケーションへ

喋る雰囲気は「この人できそうやな」と感じさせるものがある。
これは中畑の強みやね。

ありがとうございます!

ただ、プレゼンじゃなくて「発表」になっている。

その大きな理由は…
「間」をあまり作ってないことやね。

コミュニケーションを取ってないから、発表になってしまう。

…! (ハッとした表情)

問いかけをしたり間を作ったりして、
相手が返事しないといけない「空気感」を作ることが重要。

<実演>

西崎:
「皆さんありがとうございます。どこから来ました?」

中畑:
「京都から来ました」

西崎:
「京都から! 遠いところからありがとうございます。
今日は、私たち意匠制作部ってどんなフローで制作をやってるか説明していきたいと思います。」

・・・(数秒の沈黙)

「はい」と頷かないと気まずいやろ? これだけ待つの。
待ってみて、リアクションが「ん?」となったら、「分かりにくいんだな」と思って補足説明を入れる。

こんなに待って良いんですね!

そう!こうやって「発表」から「会話」にしていく。
問いかけに答えるだけがコミュニケーションじゃないからね。

確かに、問いかけしかできていませんでした…。

普段のコミュニケーションもそうやんか。

問いかけられなくても「ん〜」とか「え〜」とか、リアクションでコミュニケーション成立してるやろう?
それを意識するのが必要。

発表ではなく会話、とおっしゃる意味がわかった気がします!

③ 概要ではなく「理由」を伝える

中畑のプレゼンで気になったのが、「こういう構成になっています」と説明したのに、
「なぜこういう構成になっているのか」の説明がないこと。

説明ですか…?

そう。相手の心を響かせる時には「概要」じゃダメ。
「なぜこうしたか」という理由がほしい。理由が一番心に刺さるからね。

なるほど…なんで理由が必要なんですか?

例えば、この「リモコン」をプレゼンするとして、

「これは1〜12チャンネルに分かれていて、ボタンを押すとそのチャンネルに飛びます」だと刺さらない。ただの説明になってしまってるから。

「なんでこうしたか」という背景を言ってみると…

<実演>

西崎:
「今までお使いのリモコンって、上下でチャンネルを変えてたじゃないですか?
2チャンから6チャンに飛ぼうと思ったら『4回』ボタンを押してたって気づいてました?」

中畑:
「あ、確かにそうですね…!」

西崎:
「ですよね? でもこれだと『1回』で飛べるんです!

今まで4回押さないといけなかったことが、1回で完結して手間を省くことができる。
これだったら「いいな」と思われるよね。

こんな風に「なぜこれが必要なのか」の説明は、プレゼンでは必ず入れるのは重要

確かに…すごくイメージできました!

④ 1スライド、1メッセージ

あとは、スライドで一番伝えたいことが何か、一言で言語化する部分が弱いね。
基本は「1スライド、1メッセージ」。

このスライドを通して何を伝えたいん?

意匠制作部がどの部分を担っているのか、どんな仕事をしているのか、流れも伝えたい。
スライドの中で伝えたいことが「3つ」ある気がしていて、まとめ方が分からないです…。

それを3つのスライドに分けるって話ではないよ。
情報がいくつかあってもいいんだけど、最終的にこれを見終わった人に「どんな風に思ってほしいか」が大事。

どんな風に思ってほしいか…ですか?

例えば、全体の中で「意匠制作部がここを担ってるんだ」というのを伝えたいんだったら、
他部署の戦略企画部や人事総務部がどこを担っているかの説明が必要。

そうじゃないと、意匠制作部の説明だけをしても分からへん。
メッセージをハッキリさせるだけで、プレゼンがやりやすくなる。

確かに、今は意匠制作部の話しかできていなかったです…。やってみます!

⑤すべてを説明しない

あとは、面白いところをピックアップして伝えた方がいいね
今は全部説明してしまってる。

「面白いところ」というと…?

例えば、「SDGsについても伝えます」これだと面白くない。

「SDGsのページも作ったんですけど、“なぜこんな見せ方にしたか”と言うと…」
という感じで、ここでもやっぱり「なぜ」が必要。そこが中畑たちが「こだわった」部分やろう?

そうです!

だったら、それは伝えたいところ。
常に「なぜ」を説明することで、聞き手の興味を惹きつけられるよ。

伝え方一つで、受け取り方も全然変わりますね…!
「なぜ」の理由、意識していきます!

⑥話し方にアクセントを付ける

実績紹介の部分も、アクセントが弱くて刺さりにくくなってるね。

アクセント…ですか?

そう。「こういうサイトを作った結果、問い合わせが4倍以上になりました〜。」
と言っても、聞いている人は覚えてない。だからアクセントを置く。

<実演>

「これを作って、大きく変わったことがあります。」

「サイトの問い合わせ、今までは『ゼロ』だったんですよ。」

「それが、リリースして4日でですよ?なんと『15件』きてるんです。」

(聞こえ方が全然違う!!)

こうなったら覚えてくれる、これが「アクセント」やねん。
強く言うだけじゃなくて、いきなり小さな声にするのもそう。
強弱をつけて、どこかにアクセントを入れよう。

⑦「間」の取り方

「間を怖がるな」っていうのは分かるんですが、その「間」が分からないというか。
相手の反応を待つために、「間」を取る、という「間」ですか…?

いま「間」を取ってる、完璧に。

…今ですか?(心当たりがない)

(大きく頷きながら)それでいいのよ、普通にすればいい。
みんな不思議と大勢の前になると、なんかビビっちゃうよね。
日常会話ではやっているのに。

自然とできているものなんですね。(納得した表情)

徹底して「1人だけ」見てもいい。今度はこの人、今度はこの人と変えていく。
変えていくけど、見ているのは常に1人だけ。その人と対話するつもりでやってみて。それが練習法やで。

確かに、全体を見ながら話してしまっていました…。

これに慣れてくると、話題の振り方も上手くなる。

一番聞いてなさそうな人を見るのよ。
「こうやって4倍に増えたんですよ」ってガン見されたら、その人は「あ、なるほど」というリアクション絶対取るから。

(中畑をガン見する隼平)

(頷く)

そう!今みたいなリアクションが返ってくるから(笑)

はい(笑)

とりあえず前半に言ったことが一番大事かな。

「語尾を切る」「間を置く」「一人ひとりを見る」「1スライド・1メッセージ」
これを通してコミュニケーションを取る。
そこを意識するだけで全然変わると思うよ!

早速実践してみます!
ありがとうございました!!

フィードバックは私たちの“文化”

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

リアルなフィードバックを、そのまま文字にしてみました。
テクニック以上に、“向き合い方”が印象に残った方も多いのではないでしょうか?

「ここまで言ってくれるの、ありがたいな」と思った方もいれば、逆に「ちょっと厳しい…」と感じた方もいるかもしれません。

トゥモローゲートではこうしたフィードバックを、“伸びしろ”と考えています。

「この人はもっと伸びる」と本気で信じているからこそ、相手への敬意を持ちながらも、正面から言葉を届ける。それが、私たちの「フィードバック文化」です。

もしこの記事を読んで、
「クリエイターとして、もう一段階成長したい」
そう思った人は、ぜひ一度トゥモローゲートをのぞいてみてください。

「世界一変わった会社で、世界一変わった社員と、世界一変わった仕事を創る。」というビジョンに向けて、一緒に成長してくれる仲間を募集しています。


なお、今回の内容はYouTubeでも公開しています。
動画で見られたい方は、ぜひご活用ください!

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