部署ごとに仕事内容や求められる力を紹介しますね。最初は戦略企画部について。まずやることは新規案件の発掘ですね。お客様にアプローチをして、課題を抽出して、その課題を解決するための企画を提案して、ご契約いただく。トゥモローゲートの仕事を見つけてくる仕事です。ただ仕事をとって終わりではなく契約後のお客様の窓口となってプロジェクトを円滑に進める管理業務も戦略企画部の仕事になります。そんな部署で成果を出すために必要なのは行動力と思考力ですね。行動力だけでも思考力だけでもダメ。どちらも必要になります。それに加えるなら、粘り強く戦える精神的なタフさも求められるかなと思います。これは営業面だけではなく企画面もそう。企画はゴールのない仕事。ここまでいけばOKというゴールがありません。お客様の課題解決につながる本質的なポイントを抑えた上でできる限りエッジの効いたカタチに磨き上げていく作業は締め切りまで続きます。ですから、一度いい企画が立てられたと言って満足してしまうようではいけませんし、いい企画が立てられていないのに考えることをやめてしまうようでもダメなんです。粘り強くポジティブに考え続けられる精神的なタフさが必要なんです。さらに付け加えるとしたら、いろんなことに興味を持つ好奇心も必要かなと。いい企画を立てるためにはお客様のことを深く知ることが必須。好奇心が弱いとその「深く知る」がなかなかできません。あとは、そうですね。きめ細やかな対応力も求められます。お客様との連絡のスピードもそうですし相談を受けたときの返答の質もそう。迅速で丁寧な対応が満足度やリピート率の向上につながるので重要です。
最後に、同業他社の営業部門との違いをお伝えしたいと思います。それは、営業にかける時間が圧倒的に少ないということ。なぜ少ないかというと、ズバリSNSがあるからです。今ご契約いただいているお客様の約8割がSNSを通じて事前にトゥモローゲートのことを知ってくださっていました。そうなると必然的にアポイント率も契約率も上がってきますし、契約に至るまでの流れも比較的スムーズです。全く知られていない状況からアプローチして契約に至るまでのフローを考えてもらえれば、新規営業にかかる労力や時間が少ないことは想像していただけるのではないでしょうか。ここは働く人にとってアドバンテージに感じられる部分かなと思います。そのぶん時間を企画考案に割くことができ、より本質的かつエッジの効いた企画を立てることができ、サービスの価値が高くなる。そんな好循環も埋めているのかなと思います。それらに加えて、これからは具体的な数値で表せる成果を積み重ねていくことが求められます。今まで見たことがない独自の視点からエッジの効いた企画を提案すること。そしてその企画がお客様のどの部分でどれだけの成果を生んだのか。企画の面白さと数値的な成果。このふたつの両立がこれまで以上に求められるかなと思います。
2021年10月時点で意匠制作部にいる職種はディレクター、デザイナー、エンジニア、コピーライター、映像編集者です。まずはディレクターからご紹介しますね。ディレクターの主な仕事は制作物の進行管理や品質管理です。戦略企画部のプロデューサーがお客様との連携などを担当する一方で意匠制作部のディレクターはクリエイティブの管理に特化したクリエイティブディレクターになります。企画の良し悪し、制作物の良し悪しをお客様の課題の本質やターゲットの心理などいろんなポイントと照らし合わせた上でジャッジするのが仕事です。トゥモローゲートの企画や制作物はエッジの効いたものが多いので、他の会社のクリエイティブディレクターと比べてディレクションの難易度は高いのかなと思っています。エッジの効いたものを予算内で実現させてかつ成果をあげなければいけないわけですから。
次にデザイナー。トゥモローゲートには紙媒体を担当するグラフィックデザイナーとweb媒体を担当するwebデザイナーが在籍しています。プロデューサーやクリエイティブディレクターが定めたコンセプトに沿ってデザインに落とし込んでいくのが仕事です。他の会社以上に求められるのは「遊び心」かなと思っています。前述したように、エッジの効いた企画が多いので、その尖った部分を視覚的に伝えるには既存の枠には囚われない「遊び心」が必要なんです。加えてエッジの効いた企画の本質を汲み取る力も必要かなと思います。
次はエンジニアについて。まずはフロントエンジニア。主にはデザイナーが手がけたデザインの精度を高めた上でwebサイトに反映する仕事です。トゥモローゲートでは今までにない奇抜なデザインや動きを用いた表現を使用することが多いので、それに対応できるスキルとマインドを持ち合わせたひとが望ましいかなと思います。そんなフロントエンジニアに加えてこれからはデータベースの構築やシステム管理・保守に詳しいバックエンドエンジニアを積極的に採用したいと考えています。なぜならこれから挑戦していく新規事業の自社サービス運営において必要不可欠な職種だから。これまで自社サービスをバックエンドから支えてきた経験のあるエンジニアの方がいらっしゃれば是非エントリーしてほしいなと。
あとは、コピーライターですね。デザインと同じくらい言葉の力は重要です。お客様の想いやストーリーを伝えていくために言葉は不可欠ですから。それも、グラフィックデザインやwebデザイン、動画と、媒体に限らず必要になってくるのが言葉です。それぞれ想定されるターゲットが違う中でその都度ターゲットの心にささる適切な言葉を使い分ける力が求められます。いろんな媒体をまたいで仕事をするので関わる案件の数は他の職種より多いです。また、書くだけではなく経営者をはじめとする企業のキーマンへの取材も担当してもらうので、ヒアリング力やコミュニケーション能力が必要になってきます。特にこういう経験をしてきた人がいい!というこだわりはありませんが、強いていうなら独自の世界観を持っている人がいいかもしれません。物事を見るときに他の人にはない角度から分析できたり、思いもしないような言葉で表現したりする、独自の世界観ですね。
最後は映像編集者。お客様のブランド力を高める映像の企画、ディレクション、制作までを一貫して担ってもらっています。トゥモローゲートが制作する映像の種類や規模は案件によってさまざま。採用の説明会で流すためのものがあればテレビCMに使用するためのものもある。つまり映像編集者にはいろんな種類の映像に対応できる力が求められます。ブランドを伝える上でやはり映像の力は大きいです。視覚でも聴覚でも訴えることができるのでターゲットの心をつかみやすいんです。特に映像を通じて情報収集するのが当たり前の世代が増えてきている時代においてその重要性はますます強くなってきています。そういう意味でも、他の職種と同じく映像編集者はこれからも欠かすことのできない存在です。
人事の主な仕事は採用関連業務です。新卒・中途関係なくトゥモローゲートという会社に共感してくれる優秀な人材を集めること。具体的には、今の採用のメイン窓口になっているSNSを使った企画の立案や選考応募者への対応などです。この人事部に求められるのはズバリ、他人を思いやる心かなと。選考にあたって求職者に余計な心配をさせないために日程調整をわかりやすく案内するなど、丁寧な対応が求められます。加えて合格、不合格通知のメールをただの通知ではなく求職者に配慮した内容かつフィードバックを添えて送るといったプラスアルファの行動が求められます。こういった対応から求職者のトゥモローゲートへのイメージが決まるので非常に重要なポジションです。一方の総務は社内環境を整備して働きやすい環境をつくる労務管理が主な仕事です。雇用契約、出退勤、給与、経費...。とにかくミスのない正確な仕事が求められるのが総務かなと思います。
社内の取り組みや考えを多くの人に知ってもらうためにPRするのが仕事です。変わった社内制度を導入したときやイベントを告知したいときにメディアに情報と取材依頼を記したプレスリリースを送付したり、2021年3月にスタートしたオウンドメディア事業の運営をしたり。いろんな手段を使ってトゥモローゲートのことを対外的にPRしてもらっています。SNSで多少の知名度を得ることができてはいるものの、テレビをはじめとするメディアへの露出はまだまだ少ないのが状況なので、そこのアップデートを広報発信部には期待しています。現状は他の部署との掛け持ちをしているメンバーしかいませんが、今後は専属メンバーの採用も視野に入っています。
仕事への向き合い方、人間性、会社への興味度を測る「ヒューマンスキル」と、志望職種にふさわしいスキルを持っているかどうかを測る「テクニカルスキル」の2つの採用基準を設けていて、7対3の割合で「ヒューマンスキル」を重視しています。とはいえ「テクニカルスキル」を軽視しているわけではありません。あくまで割合の話であって「テクニカルスキル」に求めるハードルも高いです。その証拠、と言えるかどうかはわかりませんが、採用倍率はかなり高い方だと思います。3年前まで新卒・中途合わせて年間5000人ほどの求職者の方々が選考に進んでくれて採用に至るのは5、6人程度でした。SNSの運用を始めたここ2年は会社への興味度が高い人も増えたため5000人中10人ほど採用できるようになりましたが狭き門であることに変わりはありません。実力だけを採用基準に定めていればもっと多くの人を採用できただろうし、売り上げや規模という面でももっと大きな会社になっていたかもしれません。しかし、自分たちが目指しているのは規模が大きな企業でも知名度が高い会社でもありません。変わったことに、面白いことに、今までにないようなことにチャレンジし続ける変わった会社づくりを目指しているわけですから、技術的なポイント以上にビジョンに共感してくれるかどうかを重視する方針は今後も変わることはありません。その方針はさまざまな場面で効果を発揮してくれています。例えば正社員の入社3年以内離職率は0%です。自分は起業前から人材系の仕事に従事していたこともありそのあたりの数字については詳しい方ですが、これはかなりいい数字だと言えます(手前味噌になってしまいますが...)。どれだけ利益を上げている会社でも、どれだけ給与が高い会社でも、メンバーが同じ方向を向いていないと優秀な人材ほど早期に退職してしまう傾向がありますから。つまり、入社前に興味度や共感度を重視することはとても重要なんです。
独自に3軸+1の評価基準を設けています。3軸とはマインド、スキル、パフォーマンスです。マインドは会社の価値観や理念とどれだけフィットした言動をしているか。スキルはそれぞれの職種で求められる技術的なスキルをどれだけ持ち合わせているか。パフォーマンスはその人が業務を通してどれだけの利益を生み出すことができたのか。この3軸に定められた規定値をどれだけクリアできているかで昇給、昇格が決まります。どれか一つをクリアできていればいいわけではありません。例えばスキルはズバ抜けているけどパフォーマンスとマインドは普通という人の合計点が昇格の基準を満たしていたとしても昇格が決まるわけではありません。パフォーマンスにもマインドにもそれぞれ規定値が定められていてそこを全てクリアしなければいけないんです。そして、そこに+1の『ブラックボックス』が加わるのがトゥモローゲートの評価基準です。『ブラックボックス』とは3軸には該当していないけれど会社のビジョンの実現につながることを意味する特別枠です。例えば、面白い社内制度を提案して採用されたとか、外部のアワードで受賞したとか。そういった事実を3軸の評価にプラスします。自分たちほどの規模の会社でここまで細かく評価制度を定めているのは珍しいと思います。ここに対しては絶対に妥協したくないという思いがあります。公平な評価制度があれば会社が大きくなってからも理念の浸透やそれに沿った行動が徹底できると思っているからです。公平な評価制度がなく、「あの人の給料が高い理由がわからない」なんて状況になってしまったら、馬鹿らしくなって行動したくなくなりますよね。会社がそんな組織になることを防ぐ意味でもこの評価制度はとても重要なことだと思っています。
12個のVALUEに則ったものであるかどうか。たくさんある福利厚生はすべてこの基準をもとに採用してきました。例えば「仲間を愛し家族を大切にしよう」というバリューに則って『出産お祝い金制度』を導入したりしています。そして、今後は、社員の衣食住すべてをサポートできる福利厚生に整えていきたいと思ってます。「衣」なら仕事着購入のための手当を出したり「食」なら健康管理が徹底された社員食堂を設置したり「住」であれば現状は25%の住宅補助を50%、75%、100%と増やしたり。現時点でできていないことだらけなのですこしずつ理想に近づけていけたらなと。「変わった会社」というビジョンに近づくことになりますし、メンバーのモチベーションアップ、ひいては成果につながると思うので。
休日休暇についても基本的に考え方は同じ。VALUEに則ったものを採用してきました。ただ一つだけ言っておきたいのは有給休暇の数をどんどん増やしていきたいという考えはないということです。それは、今の年間休日125日が仕事とプライベートのバランスを見た時にちょうどいい数だと思っているから。その上で他の会社では絶対にやらないような特別休暇は増やしていきたいなと。すでに『ファミリーバースデー休暇』や『マリッジアニバーサリー休暇』がある中で、今後は例えば奥さんの出産予定日は休日にあてられる制度など、VALUEに則った、変わった特別休暇の増設は積極的に考えていきたいなと思ってます。
どんな仕事をするのか、どんな力や考えが必要なのか、なんだかんだ話してきましたが、トゥモローゲートが人を採用するときに最重要視するのは気持ちの部分です。思いで繋がれるかどうかです。ここまで読んでいただいた方の中には「こんなに高いことを要求されて自分は答えられるかな?」と心配になっている人もいるかもしれませんが、少しでも気になったならとりあえず選考を受けてみてほしいと思います。そしたらまた違った自分に出会えるかもしれません。それが新たな一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。その踏み出す場所がトゥモローゲートだったとしても、そうじゃなかったとしてもいい。募集要項に書いてあるスキルや経験がなかったとしても一度受けてみてほしいなと思います。皆さんとお会いできる日を心待ちにしながら、このページを終わりにしようと思います。