【司令】トゥモローゲートのブランディング事例を真面目に語れ。

おはようございます。池田リョウです。

2022年までに「大阪で一番オモシロイ会社」を目指すトゥモローゲート株式会社の役員です。
社内の二大部署のひとつ「意匠制作部」のゼネラルマネージャー(以下GM)をしています。

2021の夏、世は緊急事態宣言禍。

蚊さえもリモートワーク推奨だったのか、外で見かけることがほとんどなかった夏。

そして気がつけば季節は秋。モンブラン・ハロウィン・銀杏の香りのシーズンです。紅葉を見ながら、月夜の下など、食べものがおいしい季節です。いつから秋はそんなブランドイメージになったのでしょうか。

僕はといえば正直なところ、いつでもなんでもおいしいんです。

「食」へのこだわりがなくはないものの、とりあえず“出されたものはキレイに食べる”がモットーです。大体の料理が75点くらいに感じますし、いくらおいしいものでも80点くらいにしか感じないので、いつもおんなじ顔して「んまい」ともぐもぐ食べます。相手からすれば幸せなのか不幸せなのかわからんですね。

お昼はもう一年以上、SASAYAさんのサブスクで済ませています。

今日はA店のからあげ定食、昨日はB店のからあげ定食、明日はC店のからあげ…

ジョブズが服を決める時間、意思決定における決断エネルギーの削減のために毎日黒のハイネックを着ていたように。僕は無駄なエネルギー消費を避け、アウトプットの鮮度を保つために毎日からあげ定食を食べるのです。

さて、今日はトゥモローゲートのブランディングのおはなし。

「トゥモローゲートってなんの会社?」
「トゥモローゲートって胡散臭いよね。」
「トゥモローゲートって怪しくない?」

まだまだ、まだまだ知名度の低い会社なので
そもそも何をしている会社か知られていない。

だからこそ、今日は意匠制作部(デザイン)の視点から、
トゥモローゲートのブランディング事例をひとつご紹介。

ブランディング・デザイナーとしての仕事イメージを
少しでもくっきりしてもらえたら嬉しいことです。

それではどうぞ。

ブランディングへの想い

トゥモローゲートは企業のブランドづくりをする会社。
ブランド構築の大きな流れはこうだ。

①創業者の原体験・経営理念・ビジョンから
 会社のあるべき姿への解像度を上げる。

②そのためのやるべき目標や約束ごとを言語化し、視覚的に表現。

③WEB・グラフィック・映像・オフィス設計など
 最適なツールを使ってブランドを表現。

④理念浸透・評価設計・制度に落とし込む。
 積み重ねた行動・約束が「企業文化」となり「強いブランド力」へ変わる。

お金を積み「サービスを受ければ会社が変わる」
結局のところ、そんな都合のいいものはありません。

もっと言ってしまえば、僕たち意匠制作部がつくるツールには
それほど大きなチカラはないはずなのです。

“目には見えにくい” 問題を抱えた会社。
そこからの脱却に必要なのは「変化に順応する覚悟」
そんなものかもしれません。

それくらい、僕たちは「オモシロイ」を追求した変わったご提案をぶつけます。

だからこそ、トゥモローゲートのブランディングでは企業によって“相性”があるんです。

相性良し

・二代目(次期)社長
・業界に革命を起こしたい
・今さら思いを伝えられない“孤独”な経営者

相性悪い

・理念、ビジョンを重要視していない
・とにかく売上至上主義
・変化を求めない、保守的

シンプルに分類するとこんなイメージ。

少し分かりづらいと思うので、今日はあくまで“意匠制作部のお仕事”をなぞりながら、トゥモローゲートのブランディング事例をご紹介します。

ブランディング事例(アウトライン)

トゥモローゲートのブランディング事例においても、仕事に対するスタンスにおいても、切っても切れない関係だと感じるのが、大阪を拠点に八百屋業を営む「株式会社 八百鮮」です。

株式会社 八百鮮とは?

「八百屋を、日本一かっこよく。」をビジョンに、寂れた商店街へ店舗をOPENし、仕入れた肉・魚・野菜をその日のうちに売り切る。小売業界を変え、地域に活気を取り戻す。

八百鮮との出会いは2019年。

当時のトゥモローゲートで主流だった「手紙営業」がきっかけでこの物語は始まった。
トゥモローゲートが八百鮮へ訪問し、営業開始15分。

「よし、やろう」

代表の市原社長が最短レベルでこの先ウン千万にもなる契約を決めてくれたことは、今でも伝説に残る。
後日談として契約当時、八百鮮らしさ(中途半端)に悩んでいた中、営業時の会話で当時の担当水城に全肯定されたことが妙にうれしかったらしい。かわいい。

当時の八百鮮の課題

・採用において、そもそも人が来ない
・当時の組織体制や想いの伝達に不安
・八百屋としての魅力、価値提供に悩む

トゥモローゲートの提案したブランディング全体像は、
最終的には下記のようなアウトラインになる。

ブランディング全体像

現時点で、企業ブランディングを通しての採用成果としては、

・新卒採用0名→欲しい大卒4,5名を毎年採用できる状態へ
・選考通過率90〜100%(来る人を拒まない)→不合格率70%以上の“選べる”採用へ
・SNSを使い、ゼロコストで人事担当者の採用に成功
・社長の採用工数8割削減(当時の面談はすべて社長)→ビジョン共有のもと役員、採用担当者へ

期間としては3年以上を要する大型プロジェクト。
まだまだこれからも八百鮮のブランディングは続く。

ブランディング事例(デザイン)

それでは、ここからは実際に意匠制作部という制作・デザインの部署がブランディングにおいてどういったアウトプットをしてきているかを順を追って簡単にご紹介します。

ビジョンマップ

トゥモローゲートの企業ブランディングの核になるもの。それがビジョンマップ。

企業のコーポレート・アイデンティティを“宝の地図”のように、目的地に向かう経路をビジュアライズし一枚にまとめたもの。

ブランドを伝えるためには、自分たちがどうあるべきか、どこを目指すべきかを正しく言語化し、企業内で共通認識を持つ必要があります。

同時に、その企業スタンスを視覚化し、統一したビジュアルとアイデンティティを持って社内外に浸透させることによって、企業ブランド像の共通イメージが構築されるんです。

社長・役員陣をメインに、半年もの時間をかけて作り上げるビジョンマップ。

八百鮮では、普段は店舗を任せられる店長たちを収集し、一泊二日の合宿を決行。改めて徹底的に「八百鮮」という会社に向き合い、ビジョンマップが完成。

完成後は大箱のライブハウスを貸し切り、アルバイト・パートさんも含めて大々的に公表。

このビジョンマップ内で定義されている八百鮮の重要ワード「かっこいい」は、その後の社員からの店舗運営においての企画・提案でも欠かせないポイントとなり、社内間の統一キーワードとなることでボトムアップの案でも「八百鮮らしさ」が失われないようになりました。

ロゴ・名刺(VI)

ブランディングの中で最も認知されやすいものはロゴデザイン、ブランドカラーなどに代表されるVI(ビジュアル・アイデンティティ)です。流行やデザイン性だけを求めたものではなく、それこそビジョンマップに記されたような“企業スタンス”を反映したビジュアルへと落とし込んでいきます。

ロゴには勢いと誰も真似できない想いを込めて、弾ける墨汁の動きを持った筆文字ロゴを提案。筆文字で男らしく「八百鮮」を描いたのはなんとトゥモローゲート役員(西崎隼平)の叔母。習字の先生をしているだけあってインパクトと勢いが半端ない。半紙に数十種類のバリエーションを描いたものを全部並べてひとつを選んだ。

名刺は定形サイズ、モノクロ印刷を採用した。八百屋はシンプルな商売。昔から変わらずそう伝える市原社長の想いを表現するようにモノクロ表現と、ロゴ+線だけを用いて極限まであしらいを削ぎ落としたデザインへ。

八百鮮の社名の由来には「覚悟」という想いがあるが、名刺両端の縦の黒ラインは覚悟を表現している。名刺交換の際はその部分をもって渡すこと(覚悟を持って)が約束されている。

リクルーティングパンフ

採用コンセプトは「SEND GUYS」(センドガイズ)。

お客様に「鮮度」ある商品を「届ける(送る=SEND)」、商店街に「鮮度」を「もたらす」というダブルミーニングの本採用企画では「SEND GUYS」という映画公開を模した採用プロモーションを行っている。

どこか昭和感漂う青春群像劇を彷彿とさせるストーリーを想定した“映画のパンフレット”として採用パンフは企画されている。

ページ内では八百鮮社員が河川敷でラガーマンとして白菜をボールに見立てた演技なども撮影された。こういった企画内容で社員たちに終始楽しんでもらったり、これまでにないコミュニケーションを生みだすことも採用成功の要素のひとつとなる。

最後のページではパンフレットでよく見られる劇場限定グッズに見立てて、非売の八百鮮グッズのページをつくるなどの細かなこだわりが入る。

リクルーティングサイト

「SEND GUYS」(センドガイズ)の劇場パンフレット=採用パンフレットなら劇場公開スペシャルサイトの立ち位置がもちろん採用サイトとなる。サイトを見てもらえるとわかると思うが、だんだん社員さんのノリがやばくなってきている。もう本気だ。

八百鮮採用サイト

キャッチコピーとして「日本一かっこいい八百屋の物語。」とある。

もちろん仕事内容もかっこいいのだが、こうしてみると企業ブランディングとしてビジュアル要素を強くすることで社員さんのモチベーションが上がり、表情もイキイキして見えて来ることが不思議なシナジー効果でもある。

「青果部」「鮮魚部」「精肉部」「幹部」など部署別の社員写真を見ていると、実はイケメン揃いなのがよくおわかりになるところだろう。

色とりどりのベジタブルカラーを表現した原色混じりのサイトデザインも八百屋感をうまく表現できている。

リクルーティングムービー

本ツールが採用コンセプト「SEND GUYS」(センドガイズ)の根本となる。

この採用動画は「SEND GUYS」の予告編として描かれるが、八百鮮の仕事の定義、社員紹介、創業時のエピソード、仕事内容、MVVを少しづつ取り入れた形の企業紹介動画となっている。

素人なのに、演技までも上手な企業(社員)というのはとても珍しいことだった。それも八百鮮という企業体質にフィットした企画だったこと、社員たちがすべてを楽しみながら撮影を進めたこと以外に理由はない。

実はこれは仕事でも同じスタンス。実際に八百鮮の店舗へ行けばわかるが、ただの八百屋とは空気感がまるで違う。どこか若々しく、どこかアクティブで、購買意欲をそそられるような空気感づくりが特徴だ。

2分20秒の動画となっているが、これはなんの時間かというと140秒というtwitterでフルサイズ公開できる仕様。もちろんtwitter公開時の拡散パワーは凄まじいものがあった。

コーポレートサイト

企業ブランド戦略としてコーポレートサイトのリニューアルも行った。
採用サイトとは訴求は異なり商店街、店舗、働く姿勢にフォーカスしたコンテンツ設計が特徴となる。

八百鮮コーポレートサイト

各店舗ごとのフリーペーパー(PDF)のような仕様で、名物の店長を特集したコンテンツを設置。ロゴや名刺に代表されるシンプルでアグレッシブなモノクロデザインが特徴的。仕入れから売り切りまで社員一日のスケジュールも特集し、採用コンテンツとしての魅力的な一面も表現したCPサイトとなった。

おわりに

トゥモローゲートでは「サイト制作だけ」「短納期」などの案件はほぼ受けないことにしています。理由は明確で“制作会社”ではないから。

なぜお客様の会社は存在しているのか?
ターゲットとなる顧客、求職者、社員にどんな価値を約束できるのか?

創業者の原体験などから生まれた“経営理念”に基づいた約束が、
信頼や絆として強いブランドをつくります。

ブランドづくりに必要なのは何のために?どうやって?という目的。
それらを表現する“手段”が企画やデザインとなって世に羽ばたいていくのです。

ぜひ、一緒にブランドづくりを楽しみましょう。

トゥモローゲートのブランディング・デザインのお仕事が
なんとなくおわかりになれば嬉しいです。

それでは、アナタの応募をお待ちしています。
※これはデザイナー採用の記事です。

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