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アウターブランディングとは|インナーブランディングとの違いや手法を解説

こんにちは。隼平です。

これまで企業理念についてのブログや、インナーブランディングについてのブログを散々書いてきましたが、そろそろ皆様からこんな声が聞こえてきそうです。

「中身が大事なのは分かった。そのあとの話をしてくれ」

見せかけだけのブランディングは意味がない、中身を整えるインナーブランディングが大切だとは十分伝えてきたので、アウターブランディングについてだけ書くブログもあっていいかなと思いました。

ということで今回は、皆さんのインナー(中身)がしっかり固まっている前提(←まだ言うか)で、アウターブランディングをテーマに書いていきたいと思います。

自分で言うのもなんですが、非常に有意義なことを書くつもり満々です。最後まで読んで「役に立った」と思っていただけたらツイートで拡散したり、友人に語ったり、youtubeで解説&称賛のフォーカス動画を上げたりしちゃってください。飛び跳ねて喜びます。

「まだインナーブランディングについてのブログを読んでないんだけど」という方はぜひ以下に貼っているリンクから見てみてください。その上でこちらに戻ってくると、より深く納得していただけるかと思いますので。

『理念で嘘はやめた方がいい』
『企業インナーブランディング術-目的や意味、進め方や事例を解説』

それではアウターブランディングのお話、はじまりはじまり。

アウターブランディングとは?

ブランディングは理念の浸透や文化の醸成を図る「インナーブランディング」と、お客様や取引先、求職者など対外的なイメージをつくっていく「アウターブランディング」に分けることができます。

その中で「アウターブランディング」と聞いて想像されるのは以下の事柄。

・WEBサイト
・PR動画
・パンフレット、フライヤー、名刺等の自社発行物
・ブログ
・SNS
・広告(CM、SNS広告、街頭広告、)

いわゆる広報的な業務がイメージされがちです。もちろんこれらもアウターブランディングにおける重要な要素ではありますが、ちょっと立ち止まって考えてみてください。もっと重要なものがあると思いませんか?

それは『商品』『サービス』です。

広報すること自体も大切ですが、広報の対象となる商品やサービスに他を圧倒するほどの魅力があれば、わざわざ広報しなくても口コミは広がっていくはず。

さらにもう一つ、アウターブランディングにおいて重要だけど見落とされがちなのは、商品やサービスを提供する『人』の存在です。

魅力的な広告を見たり、友達からのクチコミを頼りに商品を購入・利用したりしても、その商品を提供する人のイメージが悪ければ、いくら優れている商品であっても提供している企業のブランドイメージは大きく傷つきます。

つまり、自分や自社の人間以外の人の目に触れるすべての要素がアウターブランディングにおいて大切だということです。

アウターブランディングが必要な理由

商品やサービスを提供する人または会社がアウターブランディングを必要としているかどうかにかかわらず、目に触れるすべての要素がブランドイメージに関わります。「アウターブランディングはどうでもいい」と思っていたとしても、何かを提供している限り知らないところでブランドイメージは形成されていく。良くも悪くも。

例えば、どんな街にでもある、何十年も続く古い定食屋さん。そこのオーナー夫婦がアウターブランディングを意識しているとは考えにくいですよね。中にはいらっしゃるかもしれませんが、ほとんどの場合はアウターブランディングという言葉自体に馴染みがないと思います。かといってその定食屋にブランドが無いかと言われるとそんなことはありません。

いつも同じ時間に、同じ料理を注文する常連客っていますよね。彼らは「このお店に行けばいつものおばちゃんがいつもの味を提供してくれる」と分かっているから常連になっているんです。これは立派なブランドです。提供する側と提供される側の間で確固たる約束が結ばれているんです。

この例を見ても分かるように、意識しているかどうかにかかわらず、人の目に触れるたびに評価を受けるのがブランドイメージというものなんです。

アウターブランディングの効果的な手法

意識しても意識しなくてもブランドイメージができあがるのなら「商品やサービス提供に集中すればいいや」と考える人もいらっしゃると思います。もちろんその考え方もアリだと思います。

しかし、今このブログに興味を持っていただいているということは、なんらかの理由で意図的にアウターブランディングを行っていきたいと考えているのではないでしょうか。

では、意図的にアウターブランディングを行う際に意識すべきことは何なのか。大きく分けるとこんな感じ。

①ターゲットを明確にする
②ターゲットに対して価値を提供する
③その価値の提供にこだわり続ける
④差別化した形で伝えていく

この4つに、当ブログの冒頭で紹介した内容をあてはめるとこんな感じになります。

①ターゲットを明確にする
②ターゲットに対して価値を提供する

(商品やサービス)
③その価値の提供にこだわり続ける

(人)
④それを差別化した形で伝えていく  

(広報)

「すげえ普通のこと言ってるな」とつっこまれそうですが、ちゃんと僕なりの考え方があるのでお伝えしますね。まず、①~③がしっかり構築できていればブランドは遅かれ早かれ勝手に育っていきます。先ほど例に挙げた定食屋さんの例はこの①~③がうまく構築できています(※意図して作ったかどうかは別)

「遅かれ早かれ育つ」の「遅かれ」を無くすために存在しているのが④というイメージです。以下に各項目別のポイントをまとめてみます。

①ターゲットを明確にする

設定するターゲットが狭ければ狭いほど市場は小さくなりますが、心にささりやすく濃いファンが生まれやすいです。逆に設定するターゲットが広ければ広いほど市場は大きくなりますが、心にささりにくく濃いファンをつくる難易度は高くなります。どちらが良いのかはケースバイケース。ただ、どちらにせよターゲットを明確にするのは必須です。ターゲットが明確でなければどんな価値を提供すべきか分からなくなってしまいますから。

②ターゲットに対して価値を提供していく

ターゲットが狭い場合、ターゲットが持つ共通の価値観が限定的になるので、そこを一点突破できればターゲット層がごっそりファンになってくれる可能性があります。飲食店で言えば『コンセプトカフェ』が良い例です。特定のアニメをコンセプトにしたカフェはそのアニメファンしか来ませんが、彼らからすると「何がなんでも一度は行ってみたいみたい」と思うはずです。

逆に、ターゲットが広いと共通の価値観は人間の根本的な欲求に寄りがち。これも飲食店で例えるならば「おいしいお店」などになります。おいしいお店は当然人気が出ますが、「おいしい」の定義は人によってさまざま。よほど飛び抜けたおいしさがない限り味だけで濃いファンを獲得するのは難しい可能性が高いです。

とはいうものの、ターゲットを広く設定することがダメなわけでは決してありません。伝えたいのは、競合が多いためファンを獲得するハードルが高いということ。そんなハードルを飛び越えるズバ抜けた魅力があれば問題はありません。

③その価値提供にこだわり続ける

いきなり精神論のようになりましたが、実はこの「こだわる」がとても大切。自分の商品やサービスは誰に、どんな価値を提供しているのかを常に意識してください。さまざまな情報をインプットしたり、新しい競合商品が現れてもブレないことが大切。繰り返しますが、自分の商品やサービスは誰に、どんな価値を提供しているのか。どんな価値を求められているのか?と言い換えることもできます。ここがブレてしまった瞬間にファンは一気に離れていきます。常にターゲットが求めている価値を提供し続けること。アウターブランディングにおいてとても重要です。

④差別化した形で伝えていく

あえて「差別化」という言葉を使ったのには理由があります。なぜなら差別化しなければすぐに埋もれてしまうから。提供している価値が競合がいないようなニッチジャンルであればわざわざ差別化を図る必要はないかもしれません。一方、競合がたくさんいるのに差別化できていなければ、選ばれ続けるブランドに育てるのは非常に難しい。

価格競争に巻き込まれ、品質が落ち、ファンが去り、働く仲間が減り…という負のスパイラルに陥るケースも。はじめから「安さ」で勝負しているならまだしも、そうじゃなかったのにやむを得ず価格競争に陥ってしまうと、本来提供するはずの価値を提供することなど到底できません。

アウターブランディングは「ブレない」が大切

今回はアウターブランディングの考え方について書いてみました。

インナーブランディングはブレないための前準備。アウターブランディングはブレずに行う実行要素。“ブレないことが大切”という点は共通しています。ただこの“ブレない”というのは“変化や成長をしてはいけない”という意味ではありません。本質的な価値さえブレなければカタチを変えることは全然OK。それらにこだわり続けられる人がいれば、しっかりとしたブランドを作っていくことができます。

今回はこのあたりで終わりますが、今後のブログではアウターブランディングの事例や差別化する方法なども発信していきたいと思っています。また見にきてもらえれば嬉しいです。

あと、Twitterでもアウターブランディングをはじめとするブランディングについて発信しています。よければそちらものぞいてみてください。長文を最後までご覧いただきありがとうございました。