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意匠制作部の選考にのぞむ皆さんへアートディレクターからの手紙

自信がないなんて顔は、
キミには似合わない。

意匠制作部のクリエイター選考。
課題プレゼンテーション。

「ちょっと自信ないですが…」という前置きをもって
プレゼンする人が、たまにいます。

気持ちは、とってもわかる。

クリエイティブ職が未経験だったりキャリアが浅い中、
どうやら、この業界で長いこと居座ってそうな重鎮たちの前で
「じぶんの企画やデザインが素晴らしいでしょ!」なんて
言いにくい気持ち、とってもわかります。

けど、その前置き、ほんとに止めて欲しい。

謙虚な姿勢として、ボクの目には映らない。
(厳しいこと書いてごめんね)

じぶんの考えた企画やデザイン。
まず、じぶんが誰よりも信じてあげましょうよって思う。
誰よりも愛してあげましょうよって思う。

じぶんが心の底から信じられないものを
他人に信じてもらうなんて
絶対できないものだと信じてるから。

僕らは、クリエイティブと呼ばれる
効果の確約できない、極めて曖昧なモノを日々つくっています。

受け手となる人が、その企業のファンになってくれるか。
つくった映像を見て、笑ってくれるか、感動してくれるか。
WEBサイトを見て、想定したような行動をとってくれるか。

制作物をリリースするまで、ほんとにわからないもの。

だからこそ、時間をかけて
調査をしたり、企画したり、
書いたり、デザインしたりしています。

「やっぱり夜遅くまで働いているんですか?」といった
主旨の質問も選考ではよく聞かれます。

答えは、どう働くかなんて自由。

時間を決めてパッと私生活に切り替えて働くこともできる。
やりたいところまでやって、気の済むまで働くこともできる。

ボクはどちらかというと後者のタイプですが、
ただただ、自信が欲しくて、
考えて、考えて、夜な夜なコピーや企画を書いている。

実はボクも、自信がない人間です。

だからこそ、じぶんを信じれるまで、
考えたものを信じられるまで、働いています。

自信がないと謙虚にいって、
いいアイデアだと褒められるよりも
自信があると大口叩いて、
アイデアにダメ出しされるほうがいい。

じぶんの投資した時間に、
嘘はつきたくないし、無礼でありたくない。

だから「ちょっと自信ないですが…」なんて言葉で
プレゼンして欲しくないってことを伝えさせてもらいました。

自信がないなんて顔は、キミには似合わない。

ちょっとくらい自信がなくても、
大口叩ける人の顔がボクは好きです。

その大口のアイデアには、きっと理想が含まれてるだろうし、
世間では綺麗ごとと呼ばれるようなものが含まれていると思う。

いいじゃないですか。

いまはそれが受け入れられなくても、一緒にカタチにしていこうよ。

いまはスキル不足でカタチにできなくても
いつかその構想を実現したいと信じて行動できる人と
ボクは働きたいです。

想いに、スキルはついてくる。

長文読んでもらい、どうもありがとう。
自信がないから、長々と書きました。(←ダメな例)
意匠制作部アートディレクターのヨミモノケイスケでした。

最近、クリエイター採用の選考に携わりながら
ふつふつ思うことがあったので
ちょっとだけ書きました。

では。また今度。

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