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私たちトゥモローゲートは内定者インターンを実施しています。
内定者インターンとは、内定後から入社までの期間、アルバイトとして内定先の企業で実際に働く取り組み。
入社前から実務を経験することで、スキルを磨き、実績を積むことができるため、新卒であっても即戦力として活躍できる可能性が高まります。トゥモローゲートの場合は期間中の実績が評価対象に含まれるため、成果が1年目の給与にも評価として反映されます。
一方、企業にとっては、会社の雰囲気や文化や仕事内容を入社前から知ってもらうことができるため、内定辞退を防ぐ「内定者フォロー」の一環になり、入社後の「定着率の向上」にもつなげることができます。今回のブログでは、企業目線から内定者インターンを解説したいと思います。
内定者インターンは、入社後にスタートダッシュを決めるための助走期間のようなもの。先ほども触れた通り実務を経験できるため、新卒でありながら即戦力として活躍できる可能性が高まります。また、入社前と入社後のギャップを減らすことにもつながったり、選考時の熱量が高い状態を入社日まで保ち続けることも可能です。
採用活動が早期化している昨今は内定から入社までの期間が長く、企業と学生との間に心理的な距離感が生まれがち。本当にこのまま入社していいのか?と、時間が空くからこそ不安になる学生さんもいらっしゃいます。
そこで、内定から入社までの期間に企業の雰囲気を体感でき、かつ実務も経験できる内定者インターンは、お互いにとってメリットのある取り組みだと私たちは考えています(「アルバイト先が内定先の企業」と捉えればイメージはつきやすいかもしれません。)
内定者インターンの事例をご紹介します。
トゥモローゲートに新卒3年目の文岡というメンバーがいます。
文岡は大学4年の夏に内定が出てからすぐに内定者インターンとして働き始めました。彼を例に内定者インターンの具体的な内容や生まれた成果などの事例を書いていきます。部署によって内容は異なりますが、ここでは戦略企画部の文岡を例にご紹介していきますね。
内定者インターンとして実施する内容は一言で説明できます。それは
「先輩社員と全く同じように働いてもらう」
戦略企画部メンバーの主な業務内容は営業、企画、コンサルティング。その中でまずはじめに行うのはお客様の新規開拓つまり新規営業です。文岡はこの新規営業からスタートし、実際にお客様にご契約いただくまでやってのけました。もちろんご契約後のプロジェクトにも担当者としてお客様に伴走しました。
つまり、内定者の間に社員としての一連の業務を経験することになったんです(学業が優先のため、実施内容や成果に個人差はありますが、文岡の場合はすでに単位を取り終えていたためほぼ毎日出勤していました)。
文岡は約半年間の内定者インターンで数百万円の売上を創出。内定者インターン開始時に立てた目標を上回ると同時に、トゥモローゲートの内定者としては過去最高金額を記録しました。
文岡はこの勢いで入社1年目の過去最高売上記録も更新。新卒でありながら即戦力として今でも活躍してくれています。内定者インターンの期間に数字を積み重ね、自信を手にしたのは大きかったのではないかと思います。
内定者の方々はさまざまな不安を感じています。
会社に対する不安
「本当にこの会社でいいのだろうか?」
仕事に対する不安
「具体的にどんな仕事をするのだろうか?」「やりがいを持って働けるかどうか」
人間関係に対する不安
「先輩や同期にはどんな人がいるだろうか?」「上手く馴染めるだろうか」
自分に対する不安
「ついていけるだろうか?」「上手くやっていけるのだろうか?」
説明会や選考を通して把握できる情報は、あくまで外から見た情報でしかありません。そこに嘘がなくても、実際に中で働いてみないとわからないことが多いです。
内定者インターンを実施すれば、内定者の方々はリアルな実情を知ることができます。リアルな実情を知ることで入社後の自分をより具体的にイメージできるようになり、入社までの不安を軽減することができます。
もしイメージと違ったり自分に合わないと感じたら内定を辞退するケースもあると思います。貴重な時間を割いての内定辞退は決してポジティブなことではありませんが、正式に入社してからミスマッチを感じて退職するよりは、お互いにとってはポジティブな結果と言えると思います。
文岡の例を見ていただければ分かるように、内定者の間に実践的なスキルや経験を積み重ねられるため、新卒でありながら即戦力としての活躍を期待できるのが内定インターンのメリットの1つです。
通常、入社日の4月に行う新入社員研修を前もって実施すると考えるとイメージしやすいかもしれません。その内容が実践的なものであればなおさらです。新卒メンバーに早期に活躍してほしいという企業様には特におすすめです。
先輩社員に対してもいい効果が生まれます。まだ入社もしていない内定者の前のめりな姿勢に刺激を受けることもありますし、内定者が成果を上げた日にはさらに強い刺激を受けることになります。この刺激は先輩社員たちの間にいい危機感を生み出し、競争意識の醸成や、その先の成果につながっていく可能性が高いです。
また、内定者が入ってきた時点で新卒1年目の社員でさえも「先輩社員」になるため、1年目にもかかわらず「教育」という役割を担うケースがあります。教育には、自分の成果を創出する力ではなく知識やスキルを“伝える”力が求められます。
新卒1年目など若手のうちから“伝える力”を養えるのはとても貴重な経験。伝えることで整理され、自身にとっても学びになるというメリットもありますし、伝える側に立つことで仕事に対する責任感や自覚が生まれるというメリットも。内定者インターンは内定者や会社にとってだけでなく、先輩社員に対してもさまざまなメリットが期待できるんです。
内定者インターンに参加するかどうかはあくまで内定者の意思次第です。会社が強制するものではありません。また、参加する場合であっても学業が最優先です。無理のない範囲で日程を決めていきましょう。
また、社内のフォロー体制をしっかり整えることも大切です。内定者は当然未経験。業務のサポート役も必要ですし、何かあった時の相談役を決めておくなど、適切なフォロー体制を整えることを忘れずに。
内定者インターンは、数ある内定者フォローの方法のうちの1つでしかありません。企業にマッチした方法を選択することが、内定者フォローの目的であるミスマッチの防止につながります。
私たちトゥモローゲートは、このブログで紹介したように、内定者インターンから得られるメリットや生まれる可能性に魅力を感じており、これからも継続していく予定です。ぜひみなさまも1つの参考にしていただければと思います。