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“相手に必要とされる”たった4つのプロセス

相手に必要とされるたった4つのプロセス

■自己紹介

こんにちは。池田リョウです。

2022年までに「大阪で一番オモシロイ会社」を目指すトゥモローゲート株式会社で生活しています。

大変僭越ながら、社内の二大部署のひとつ「意匠制作部」のゼネラルマネージャー(以下GM)をしています。WEBサイトやらPR動画やらと、職人のような顔でせっせとステキなものづくりをしている凄いメンバーたちとともにゴールまで並走する日々です。

さて唐突ですが、僕は大したスキルがありません。

人並み外れたプレゼンスキルがあるわけでもないですし、デザイン歴を活かして(社内最年長40歳※2021年3月現在)クライアントが腰を抜かすようなクリエイティブをサササッとデザインできるわけでもありません。あぁ、神がかったスキルをインストールしたい

※ちなみに僕が人より得意なことは「洗い物を最小限に抑える」をコンセプトにしたお料理と、油分やエナメル質を無駄に取り除く1日のルーティン(歯みがき×5〜6、洗髪×2、洗体×2 ※風呂は一度のみ、全速力で洗い最低約25分)です。これが私のすべてです。血は泡でできているかもしれません。

目次です。早くしろという声が聞こえてきます。

中心部の真っ昼間は結論を急ぐひとが多くて疲れますね。まったりいこうぜ

■GM池田の記事、誰得なんですか?

執筆は好きな方です。書くとどうしても若干独特な感じになります。

基本口語です。今も指が勝手に動いてるようです。

ベチベチベチッ!と、今は幻のバタフライキーボード(知ってる?)から不細工なタイピング音を鳴らす夜の20時。

今では姿を消したバタフライキーボード。2015年3月〜2019年10月まで生息した。

文字を打ちながら、ふと僕が書く記事はいったい”誰のために書いているのか?”を考えていました。これは仕事でも大切なことですね。

「人生うまくやっては来ているが、若干自信のないひとへ」

結論、これに尽きます。

もちろん切り口は「クリエイター」としてであったり「マネジメント」だったり、とポジション的な面もありますが、突き詰めれば「なんか自信のないひとのために寄り添いたい」そんな人間的なエッセイが書ければいいかなと思っています。

僕はきっとブログ記事ではなく、エッセイになりますね。たとえエッセイでも、このブログの運用方針とはズレていない!そう思い続けます。こんな人が制作部のマネージャーなんだ、そうか、よくわからんけど面白そうな会社・部署だなと感じてもらえると、あなたはまんまと術中にハマったことになります。難しいテクニックの話とかはみんなに任せちゃいます。

■とある本との出会い。

本が好きです。ビジネス本からエッセイ・サブカル本まで。愛しています。

小説は読めません、時間かかるから。マンガは買いません、読み続けるから。

これが2019年までの僕と本の関係でした。
しかし、2020年から池田の本人生は変容します。

Twitterを運用するようになったこと、必要な情報はメルマガやサロン等から取るようになったこと、VODのサブスクが定着したこと、YouTubeがめっちゃおもしろいこと(語彙力)。

情報のシャワーを浴びるプラットホームがグラデーションを描いて変わりはじめ、そして気づけばピッタリと剥がれなくなってしまったことにより、ずっと懇意にしていた”本”との関係が自然消滅していたわけです。愛していたのに。いつも君の家でデートしたね。

それだけ離れていた本(読書)ですが、僕は唐揚げを掴む箸を持ちながらいつものようにTwitterを見ていると今年の2月に”とある本”がTwitterで拡散されているのを目にします。

失礼ながら僕は著者・井上大輔さんを相当に知っているわけではなく半信半疑ではありましたが、わずか1760円で好きな人たちがこんなに勧める本から”新しい情報のひとつ”でもインストールできるなら本望だと思い、会議の最中に(部署を超えたかわいい後輩・秦くんの)熱い話を聞いているフリをしながらamazonで即ポチしていました。

「マーケターのように生きろ」は、マーケティングについて難しく語った本ではなく、”周囲の期待をどうやって把握し、どうやって追求していくか”を、構造化して説明してくれる本。

結論、求められる人になるための本。です。(池田解釈)

次行きましょう。早く言いたい。求められる人あるある早く言いたい

■あなたが”必要”とされるための考え方。

マーケティングの概念としても、

職場内で求められる人になるためにも、

転職時の自己ブランディングとしても、

恋するアナタが相手から振り向いてもらうためにも。

これらすべては共通の考え方。普段の生活にもマーケティングの概念は根付いています。そして、どんな時でも”求められる人”を意識していると自己肯定感(幸せ・充実)につながり、自信だって少しは追いついてきます。

「マーケターのような生き方」は「強烈なカリスマ」でない人が際立った「個」になる方法の一つ。

-72P マーケターのような生き方 POINT3 より-

なんて名言なんでしょう。僕のために書いてくれていることが予想されます。

それでは少し分解していきましょう。

本書の中で、目指すべきゴールに設定しているのは「相手にとっての価値を生み出し、それを伝え、相手の持つ価値と交換してもらう」こと。

そして、そのゴールを目指すための具体的プロセスを4つに分けます(やっと本題きたね)

市場を定義する

提供するものの価値は人によってさまざま。誰にその価値を提供する??あなたにとって「ボディーソープ」は補充が欠かせないかもしれませんが、僕はもっぱら「牛乳石鹸」派なので、その液体に価値を感じません。

価値を定義する

相手が今なにに困り、何が欲しいのか。どうすれば相手の役に立つかを考えます。ここがズレているとせっかくの価値づくりが台無し。フルマラソンでゴールや走る方向を間違う人はあまりいませんよね。でも、仕事の中ではゴールを曖昧に把握していたり、そもそもゴールを勘違いしていたなんて、よく起こることです。

価値を作り出す

定義した価値をどうやって作り出すのか?相手との対話を通じてそのレシピを考えます。”元祖”を作り出せ!フォー!という話ではなく、対話→作る→対話→改善策→磨く→対話→改善策→磨くの繰り返し。ノウハウやアイデアではなく思想や思いやりなんですね。本当に大好きなあの人のために何ができる?を繰り返し確認しながら作り上げます。

価値を伝える

「現代人が1日に吸収する情報量は江戸時代の一生分」という青汁のごとく絶妙なたとえもありますが、日々の情報摂取量はSNSなんてやっていると特にえげつないパケット量です。その中で、いいものさえ作ればみんな注目してくれるなんて考えは捨てないといけません。せっかく作り出した価値。覚えてもらい、好きになってもらい、選んでもらうためのひと押しを伝えましょう。

すこしカタイお話になりました。疲れましたか?

あと2分30秒読めば、明日には相手の目をじーっっと見つめて自信持って話せる回数が3回ほど増えるかもしれません。明日できれば明後日もできる確率がグッと上がる。

2分30秒。そうだ、(時間)投資をしよう。

■自分に変換してみよう。

僕の働いているトゥモローゲートという会社は「世界一変わった会社で、世界一変わった社員と、世界一変わった仕事を創る。」というビジョンを掲げています。

※このビジョンの通り、社内には猛獣のように変わった社員がウロウロしています。社内はショーケースであり動物園みたいなものです。オフィスに遊びに来ていただければ、この猛獣たちがみなさまをジロジロと見つめますので是非遊びにいらしてください。

”猛獣のように”と表現しましたが、この社員たちはそれぞれがすごい特殊スキルを持っているからこその猛獣表現。「飛べない豚はただの豚だ」とは言ったものですが、みんな飛べる豚なんです。もう僕なんかでは容量不足でダウンロードすら到底できないような特殊なプラグインがインストールされています。

さて、ここでみなさんには疑問が起きました。・・・おかしい。

冒頭にお話しした通り、なんにも大したスキルがない池田がなぜGMとしてこの猛獣たちをまとめるポジションにいるのか。ここに君臨するのは数々の修羅場をくぐり抜けた、経験豊富でヒゲが長くてタイトな赤いスラックスを履いた猛獣使いのような荒くれ者ではないのかと。

先ほど学んだ4つの分類に当てはめていきましょう。答え合わせです。

市場を定義する(実践編)

市場は自分の働くトゥモローゲート。そして自分の価値を表現する相手はトゥモローゲートとしての存在を生き写す、代表でありブラックな社長・西崎でもあります。

今回の場合はここはシンプルですね。ただし、切り口も大切です。

必要な存在になるべき市場がただ単に”自分の会社”や”会社の社長”だと、売上至上主義や御用聞きの発想にもなりますが「変な社員が集まる会社・トゥモローゲート」「独自の哲学を貫くブラックな社長・西崎」と自分なりに定義することで違ったアプローチが生まれやすくなります。

価値を定義する(実践編)

僕がトゥモローゲートに入社した時、誰一人デザイナーがいない状態でした。

当時の「変な社員が集まる会社・トゥモローゲート」には、営業・コンサルタントとして変な人たちが2人いたという状態で、それらも猛獣として垢抜けた存在には魅せることができていない状態。

自社・クライアント含めてブランディングをサービスとして打ち出したいトゥモローゲートには、クリエイティブで魅力的なアウトプットができる人間の価値が急上昇していました。僕はその時期に入社し、こんなことやあんなこともできるという自分のスキルを存分にアピールしました。

ただし市場は「変な社員が集まる会社」であること。

一般的なかっこいい・スタイリッシュなデザインを提案しても納得がいかない社内で「独自の哲学を貫くブラックな社長・西崎」へヒアリングを通して取捨選択し、最終的に完成したのが、「ようこそ、ブラックな企業へ。」という当時の採用サイトであったわけです。

価値を作り出す(実践編)

結論からいうと、代表西崎との当時からのコミュニケーションを通し、価値定義されたトゥモローゲートが目指すべきクリエイティブへの道筋でありゴールを軌道修正しながらブレずにずっと照らし続けていることが、僕の価値となります。

あらゆる場面での意思決定基準は「代表・西崎ならどうするか」です。

経営スタイル、会社方針によりこの考え方は賛否両論あるはずですが、僕の価値はここにあるはずです。

価値を作り出すのはノウハウやアイデアではなく、思想や思いやりという話がありました。

もしも僕がデザイントレンドやビジネスモデルにもっと魅せられ、こんな最先端のデザインを推し進めていきましょう!こんなデザイン効率化で売上を倍々にしていきましょう!といつも提案するようなことがあれば今のようなポジションはないかもしれません。

「天才少年バカボン」で有名な赤塚不二夫さんが亡くなった際の弔辞で、大の親友であったタモリさんはこう語りました。

「わたしもあなたの作品のひとつです」

二人はかなりの悪友だったはずですが、僕もそんなイメージです。(ワルイコトシテマセン)

リスペクトがあるからこそできる荒技ですし、自分に何もないからこそできる強さです。

GAFAそれぞれの企業が成長を続けているのも、表層から見えるイノベーティブな戦略のように見えますが、実は「対話を通じた顧客視点」「徹底した改善サイクル」なんですね。

価値を伝える(実践編)

「価値を伝えるのは義務である」本書ではそう書かれています。

覚えてもらい、好きになってもらい、選んでもらうために何をしてきたのか。

僕の場合は、入社当時3人の会社だったので、会社にも西崎にも”覚えてもらう”どころか並走してもらうしか選択肢はありませんでした。

デザインの話はまず池田にする。もうこのルーティンは当時の大変な人手(デザイナー)不足の状況下もあり、勝手にこびりついているはずです。

それだけデザインにおけるコミュニケーションやアウトプットも数を打ち、たくさんの心動く瞬間も同時に経験することで感情も動き、好きになってもらうことも同時に発動しています。

消費者には商品に「前向き」で「良い」イメージを持ってもらえばいい。消費者があなたの商品を確かに良いと思っていて、競合の商品は定かではないと思っていれば、選ばれるのはあなただろう。

-ジョエル・ラファエルソン-

■あとがき

素晴らしい本「マーケターのように生きろ」を引用させてもらいながら、”相手に必要とされるための4つのプロセス”を、今は幻のバタフライキーボード(しつこい)にて不細工なタイピング音を鳴らしながら執筆させていただきました。

僕が書いていることは本書のうわ澄みの部分です。実際には数々のフレームワークを通した具体例なんかが書かれているのでぜひ一度ご購読ください。うまく生きるための知恵が盛りだくさんです。

終わりになりますが「人生うまくやっては来ているが、若干自信のないひとへ」なにか届いたでしょうか?凡人こそ必要とされます。明日からなにか変わればいいですね!(投げやり)

明日やろうはバカ野郎?バカで悪いか。ここまで読んでくれてありがとうですよ。

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