【暴露】コーディングができないWebデザイナーは仕事がなくなる?

デザインWeb

どうも。Webデザイナーの久米川です。

最近26歳になったばかりなのに上司からは36歳と思われているようです。老けているからなのか…(若く見られる方法、募集中です…)。それはさておき、今回の記事のテーマを発表します。それは…。

コーディングができないWebデザイナーは仕事がなくなる?

なかなかショッキングなタイトルですね。ヒヤッとしたデザイナーもいるのではないでしょうか?この記事はかけだしのWebデザイナーやWebデザイナーを目指す人にとって有益な情報になると思うので、ぜひ最後までご覧くださいね!

【結論】 Webデザイナーにコーディングの知識は必要

もう、結論言っちゃいます。

Webデザイナーにコーディングの知識は必要です!!!!

はい!解散!

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

いやいや待てと。なんで必要なのか教えろって話ですよね(調子に乗ってすみません…)。今からその理由を詳しく話していきますね!

Webデザインはコーディングが実装されたWebサイト上に表現されるものなので、デザインをきちんと表現するためにも、コーディングを担当するエンジニアとうまく連携するためにもコーディングの基本的な知識を理解しておくことが必須です。

「コーディングを理解してデザイン」するのと
「コーディングを理解せずにwebデザインっぽいデザイン」をするのとでは本質が全く違います。

ただここで言いたいのはWebデザイナーはコーディングまで担当するべきだということではありません。自分でコーディングを担当した方が理解が深まることは間違いありませんが、コーディングを理解した上でコーディングはしないという選択肢は全然アリです。

コーディング知識があることによるメリット

ゼロからコーディングの知識を身につけることに対して心理的なハードルを感じる人っていると思います。そんな人のためにコーディングを学ぶことによるメリットを解説したいと思います!全部で4つです。

レスポンシブデザインを想定したデザインができる

今のWebサイトの9割はレスポンシブデザインに対応しています。デバイスが多様化している時代だからこそレスポンシブを意識したWebデザインは必須です。そこでもしコーディングの知識がないと、ウインドウ幅の可変に弱いデザインになる可能性があって、結果、ユーザビリティを低下させることにもつながってしまいます。

せっかく自分でデザインを作るなら、どのデバイスでも綺麗に見てもらいたいですし、どんなユーザーにも満足してもらいたいですよね?そのためにはコーディングの知識は必須になんです。ちなみにレスポンシブデザインについては別の記事で解説しているのでぜひご覧ください。

エンジニアの信頼度が上がる

コーディングを理解しておくとエンジニアとの連携やコミュニケーションがスムーズになります。特にデザイナーとエンジニアが完全分業制の会社では、デザイナーにコーディングの知識がない場合エンジニアとのコミュニケーションがスムーズに行えず、最終的なサイトのクオリティ低下につながってしまいます。

逆に言えばコーディング知識があればサイトのクオリティ向上につながるということです。ぜひコーディングの知識をつけてエンジニアと積極的にスムーズなコミュニケーションをとり、サイトのクオリティを上げていきましょう。

Webデザイン力が上がる

一番大きなメリットはこれかもしれません。

コーディングの知識があるとWebサイト上で表現できるデザインと表現できないデザインの区別が付きますし、さらにはアニメーションを意識した上でデザインを作ることもできます。

例えば「このボタンはホバーした時に色が変わるようにしよう」とか「ここはスクロールしたら背景を固定しよう」といった感じで、コーディングを想像しながらデザインができるようになるんです。

こういったデザインができればエンジニアとの連携がスムーズになるのはもちろんですし、サイトのクオリティ向上、さらには工数の削減にもつながっていきます。良いこと尽くしですね。

スキル、キャリアの幅が広がる

変化の激しいWebデザイン業界でWebデザイナーという職種に求められることは年々変化しています。デザインしかできないデザイナーはいらないと言われる時代も来るかもしれません。現に海外ではコーディングができないデザイナーはWebデザイナーを名乗れないケースもあるようです。

そういった時代でもコーディングの知識をもっていれば自分がデザインしたサイトをコーディングできたり、他のデザイナーがデザインしたサイトのコーディングができたり、webディレクションを担えるようになったりと仕事の幅が広がります。仕事の幅が広がればもちろん収入アップにもつながっていきます。

つまり、webデザイン業界で生き残るためにコーディングの知識習得は避けては通れないということです。逆に考えれば、コーディングの知識さえ身につけていればデザイナーとしてのキャリアは明るくなるということですね!

どのレベルまで学べばいいのか?

コーディングの知識がWebデザイナーに必要なことはわかりました。ここからはどこまで学べばいいのか?のラインについて解説します。「コーディングを極めるためにJavaScriptやフレームワークも覚えるぞ!」という人もいたりするのですが、必ずしもそこまで学ぶ必要はないというのが僕の考えです。

Webデザイナーはデザインをするのが仕事です。コーディングを極めるのもいいですが、UIやUX、サイトの設計や企画に力を入れるべきだと思います。そういった力とコーディング力を合わせもっていれば最強ですが、そこまでの道のりはなかなか険しいです。

僕の持論としてはHTMLとCSSを理解しておけばokだと思っています。HTMLとCSSの知識がまったくないままWebデザイナーになると、先ほども書いたようにいろんな面でかなり苦労することになります。HTMLとCSSは最低限理解しておきましょう。これはエンジニアに対しての最低限の礼儀でもあるなと思っています。

JavaScriptやフレームワークなどを学ぶのは、それらを一通りできるようになって、余裕が出てきたら学ぶ、くらいの捉え方でいいのではないかと考えています。

コーディングを理解するとデザインの質が下がる!?

長くWebデザイナーをやっている人なら聞いたことがあるかもしれません。コーディングを理解すると凝り固まった思考になり、硬いデザインしか作れなくなり、デザインの質が下がるという話です。これは「確かに」と思う部分もあります。現に僕も何回かそういう状態に陥っている人を見たことがあります。

でも、かといって「コーディングを学ばなくていい」というのは大きな間違いです。

デザインの質が下がってしまうのは、コーディングの枠組みに囚われてしまうレベルのスキルしか持っていないということでもあります。国内や海外のデザイン賞を受賞するような一流のWebデザイナーはコーディングもしやすく、ユーザーにも優しく、かつ斬新な表現のデザインを生み出している人ばかり。

コーディングを理解した上で最高のデザインができる。それがWebデザイナーとしての理想だと思います。

コーディングができないwebデザイナーは仕事がなくなる?

記事のタイトルの結論を書きたいと思います。

コーディングができないWebデザイナーは仕事がなくなるか?と言われると、一概にそうとは限りません。少なくとも向こう数年、数十年の間はなくならないと思います。コーディングの知識が全くなくても、高いデザイン力があれば活躍できる場は無限にあると思います。

ただ、コーディングの知識がある(もしくはコーディングができる)デザイナーの方が需要が高いのは間違いありませんし、これからもその傾向が続くことが予想できます。どこにも所属していないフリーランスのWebデザイナーならなおさらです。コーディングができた方が仕事の幅が広がることは間違いありません。

将来、自分がどんなWebデザイナーになりたいのか。どんなキャリアを歩みたいのか。それらを明確にすれば「コーディングを学ぶべきなのかどうか」の答えが見えてくると思います。皆様もぜひ考えてみてくださいね!

では、よきWebデザイナーライフを!

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