ブランディング会社と制作会社の違い。

こんにちは。意匠制作部 サブマネージャーのタカウマです。

前回のブログでは採用説明会で話している内容を書くことで、社内向けの資料としても成り立たせようと企んでいましたが、お察しの通り今回もその類です。(たまにはエンジニアらしい記事書けよという声はスルーしますのでご了承ください。)

「トゥモローゲートの意匠制作部が求める人物像とは」という疑問に答えた前回ですが、今回は「ブランディング会社であるトゥモローゲートの制作部と他の制作会社は何が違うの?」という疑問に答えていきたいと思います。

トゥモローゲートも制作会社と同じようにWebサイトなんかをつくっています。でも「制作会社」と名乗ることはなく、どんな場面でも名乗るのは「ブランディング会社」です。

では2つのどこがどう違うのか?ということをこのブログで解説したいと思います。あくまでトゥモローゲートの考えであり世間一般でいう「正解」ではないのであしからず。それではいってみましょう。

ブランディング会社と制作会社の違いとは?

トゥモローゲートの意匠制作部は制作会社ではありません

弊社トゥモローゲートは制作会社ではなくブランディングの会社です。

その中にある意匠制作部は「制作」という文言が入っているもののメインは制作ではなくブランディング。今回のブログを読んでいただく上で大切な前提になるので、繰り返しお伝えさせていただきました。

制作物はブランディングのためのツールにすぎない

トゥモローゲートの意匠制作部がつくるのはブランディングのためのツールです。

「なんとなくカッコいいWebサイト」
「なんとなくオシャレなパンフレット」
「とりあえず最新技術を使った動画」

このような、魅せかけだけの目的でクリエイティブを制作することはありません。

もちろん、クリエイター集団として見た目をよくするために徹底的にこだわります。こだわるための知識を蓄えるし、技術もとことん磨きます。クオリティを担保するのは最低限の仕事ですから。

ここで伝えたいのは、それらは「手段」であり「目的」ではないということ。

あくまで目的は企業の課題解決につながるブレないブランドを構築することです。この手段と目的の考え方がいわゆる制作会社と違うポイントかなと思っています。

ブランディング会社と制作会社の具体的な違い4選

僕たちが“他とは違うことを考えながら制作してんだなあ”ということは伝わったかと思います。ここからは「で、具体的に何が違うんや」という話をしていきます。大きく分けて4つ。

①クライアントとの連携が活発
②社内コミュニケーションが多い
③企画会議でプレゼンをする
④トゥモローゲートならではを求める

1つずつ詳しく解説していきます。

①クライアントとの連携が活発

一般的な制作会社は制作の部署と営業の部署が分かれていて、営業が受注してくれた案件を制作の部署で預かり、クライアントとの連携は営業の部署に任せ、制作の部署は制作に集中することが多いと思います。僕自身も前職まではそうでした。

トゥモローゲートも基本的な流れは同じですが、大きく違うところがあります。それは、各職種のクリエイターもクライアントと話す機会があるということです。

例えばプロジェクトが始まる時のキックオフMTG。

お客様の課題、原体験、想い、ビジョンなどをヒアリングする場所にディレクターから下流工程のエンジニアまで原則全ポジションのクリエイターが参加します。プロジェクトメンバー全員が同じ視座で取り組むために。

社長1人に対してトゥモローゲートは10人…なんてケースも。オンラインが増えた今ならまだしも、対面が当たり前だった頃はお客様に相当な“圧”をかけていたと思います(お茶出しの人に迷惑をかけてたかも。。)

実際にお客様とお話することで、プロジェクトに対する責任感ややりがいが強くなります。

例えば、最下流のエンジニアはプロジェクトがスタートしても実際に手を動かすのは半年後…なんてことがザラにあるので、キックオフMTGに顔を出し、モチベーションを高めることが大切なんです。

人間、相手の顔や人となりをわかっているのといないのでモチベーションは全然変わりますよね。「この人のために頑張りたい」と思えるし、修正依頼に対しても「期待に応えたい」と前向きに取り組むことができます。

全ての職種を内製化し、一気通貫して制作できるのがトゥモローゲートの強みなのですが、その強みを最大限活かす意味でも、このMTG全員参加は欠かせない方針なんです。

トゥモローゲートのクリエイター職にエントリーしてみる

②社内コミュニケーションが多い

トゥモローゲートのオフィス内ではとにかくたくさんのコミュニケーションがあちこちで飛び交っています。理由としてあげられるのは以下のポイント。

1.フリーアドレスで部署間の距離が近い
2.あいさつの文化が浸透している

噛み砕いていきましょう。

1.フリーアドレスで部署間の距離が近い

トゥモローゲートは、どの席に座ってもいいフリーアドレスを導入しています。フリーアドレスだと必然的に同じプロジェクトのメンバー同士が近くで仕事をするという状態が生まれます。

営業とクリエイターが隣同士なんてことは日常風景。課題の整理や企画の設計、制作物のクオリティを上げるためのMTGなどがそこで行われます。開放的なオフィスなのも議論の活性化につながっているかもしれません。

トゥモローゲートのオフィスを紹介したブログはこちら

もちろん、会議室は別にあるのでMTGは基本的にそこで行われます。センシティブな内容やお客様の機密情報などを扱うときは当然。ただ、そうではない、数分で済む議論や細かいすり合わせなどはそこら中で飛び交っています。

2.あいさつの文化が浸透している

トゥモローゲートのVALUEには「気持ちのいい挨拶をしよう」という項目があります。出退勤時はもちろん、コンビニや休憩など一時的に席を離れる際にも「いってきます!」や「いってらっしゃい!」という声が飛び交っています。

訪問いただいた方から挨拶を褒めていただくことも少なくありません。元Webデザイナーである僕自身は2〜3社ほど制作会社を経験しましたが、出社から退社まで誰とも話さないなんて日もザラにありました。それに比べると、いい意味で特殊な文化と言えるのではないでしょうか。

③クリエイターにもプレゼンする機会がある

お客様へのヒアリングを終えると、制作物に落とし込む企画やコンセプトを設計するフェーズに突入します。この企画段階にプロジェクトメンバー全員が携わるのもトゥモローゲートと一般的な制作会社の違いかなと思います。

その目的は、プロジェクトメンバー全員が同じ視座でお客様のことを考えられるようになるため。誰かが考えた企画を伝え聞き、指示のままにクリエイティブをつくるより、お客様の強みや課題を入念にリサーチし、企画を考え、プレゼンに挑戦した上でつくるクリエイティブの方が力が入ります。

だからこそ、トゥモローゲートは企画段階からメンバー全員が参加するんです。どちらが良い悪いの話ではありませんが、そこを“楽しい”と感じられない人は少なくともトゥモローゲートには向いていないかもしれません。

また、ヒアリングだけでなくお客様へのプレゼンにもクリエイターが参加することがあります。企画やデザインの意図を伝えるために打ち合わせに同席し「なぜこのデザインになったのか?」を伝えます。

営業の人間と比べるとプレゼンは上手ではないかもしれません。でも、実際につくった人が話した方が本質的な想いは伝わるもの。本質的な想いが伝わればお客様に価値を感じていただけると思っています。

※CD(クリエイティブディレクター)というポジションになると濃密にお客様と関わる機会が多くなります。CDとは意匠制作部の責任者にあたる重要なポジション。若手ながら億プロジェクトのCDを任されたクリエイターの話もブログで発信しているのでぜひ。

「トゥモローゲートならでは」を求められる

冒頭でもお伝えした通り、トゥモローゲートはただカッコいいから、流行っているデザインだから、という理由でクリエイティブをつくることはありません。

弊社はブランディングの会社です。

ブランディングとは、その企業らしさをターゲットにささるカタチに整えて発信すること。そのためには“他社と同じモノはつくらない”のが基本になります。その手段としてデザインなどのクリエイティブが存在しています。

トゥモローゲートに仕事を依頼してくださるお客様には「魅力的なサービスがあるのにうまく伝わっていない」という方が多いです。そういった方々の“らしさ”を伝えるためにはターゲットに「他と違うな」と思わせることが大事。

その「他と違うな」と思わせることこそが、弊社が定義する“トゥモローゲートらしさ”です。弊社でクリエイターとして活躍するにはこの“らしさ”が何より大切。求められる“らしさ”に応えるために全力を尽くすのも、トゥモローゲートの大きな特徴だと思います。

興味がある方はぜひトゥモローゲートの意匠制作部へ

案件の進め方などは一般的な制作会社と大きく変わりません。大きく違うのは“何のためにやるのか”という目的の部分。僕自身、このブログを書いていて改めてそう感じました。

このブログを通して、少しでも意匠制作部のことを知ってもらえたらこれ以上嬉しいことはありません。実際にどんなものをつくってきたの?と気になった方は実績ページをのぞいてみてくださいね!

そして、もし「トゥモローゲートでクリエイターとして働いてみたい!」と興味を持っていただいた方がいれば、ぜひこちらよりエントリーしてみてください。それではこのへんで。ほなまた!

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