おはようございます。池田リョウです。
2025年までに「大阪で一番オモシロイ会社」を目指すトゥモローゲート株式会社の役員です。
社内の二大部署のひとつ「意匠制作部」のゼネラルマネージャー(以下GM)をしています。
2022年4月から始まったトゥモローゲート13期も気づけば2023年に入り、もう終盤に差し掛かってきました。
この記事を書いている今は1月5日。
今年は卯年。スタートダッシュはいかがですか?
新年がはじまり、まだまだたくさんのやる気に満ち溢れている期間です。
だからこそ、今日はトゥモローゲートの若々しい新メンバーを紹介したいと思います。
最近よく耳にするのが「そもそも自分がトゥモローゲートに入れると思っていない」というお話。
もちろんトゥモローゲートでは、即戦力のキャリア採用メンバーも多く存在しますが、新卒入社や若いメンバーもたくさん在籍しています。
入社して2,3年も経てばメキメキ・キラキラと輝くメンバーがほとんどで、僕もその眩く光るキラキラ星を追いかけている毎日。
ほんと成長が感動レベル。
そんな原石を僕たちは探していて、スタートラインは実はアナタとまったく変わらなかったりするのです。
トゥモローゲートもしくはクリエイティブを担う意匠制作部への興味を持ちつつも、自分がそもそも入社可能なのか?と怖気付いてしまうアナタはこの記事を見て、改めて判断してもらってもいいなと。
決めつけるのはまだ早い。そして決めるのは僕たちだ。
若いメンバーへの採用キーワードは「純・素直」そして「熱量」です。
INDEX
大城 保貴(オオシロ ヤスタカ)
通称:オオシロ。2022年10月入社、3兄弟の末っ子21歳。僕の半分の年齢。
でかい。なにしろでかい。まさにオオシロ。
白い。なにしろ白くてツルッとしている。まさにオオシロ。
まずはこうやって覚えてくれたらうれしい。
オオシロのことを知って、選考から入社までは早かった。
冒頭からマネージャーとして失格な話ではあるが、入社までの経緯をあまり覚えてない。それくらい、採用においての不安やハードルを感じなかったメンバーの一人でもある。
要は、会社側だけの立場で話すと”すんなり”入社しちゃったのだ。気づけば隣でコードを打ち込んでいるメンバー。ん?これ誰だ?なんかでかいぞ?ってくらい。
繋がりのきっかけは、とある古びた焼肉屋でトゥモローゲートの暴君コピーライターでありディレクターでもある巻木との会食からだった。
巻木:「池田さん、僕の知り合いでひとり、おもろいヤツいるのですがどうですか」
なにやら怪しい始まりの話に不信感を持ちながらも、とってもベタベタに書かれたオオシロのコーダーとしての職務経歴書を、ベタベタにサシの乗った特上ロースを焼いてもらいながら見ていた。
これを見てもあまり魅力を感じない。が第一印象だった。
残念ながらそれ以上に特上ロースが魅力的でうまい。
巻木はインスタで万垢を動かす焼肉インフルエンサーでもある。
巻木:「インスタ繋がりで知り合った子なんですが、この子もグルメアカウントで結構すごいんですよ。見てください」
SNS運用はコツコツと地道な努力が必要なことは、SNSが強い会社だからこそよくわかっているつもりだ。
すこし油ぎった指先でスマホをスクロールしながら、コーダーという職種柄なのになぜかSNSではグルメに走っているこの共通点のなさに、アンテナがピクピクと動かされた。
投稿内容を見ているとデザインにも敏感そうだ。
池田:「OK!とりあえず面談しよう(よくわからんけど)」
こんな感じで幕が開けたのを覚えている。
それくらい、社員からオススメしてくれる人材というのは信用が強い。
なにせ、自社の強み・弱みを徹底的に感じ取った社員が”それでも”と推すのだから。
オオシロヤスタカ。2023年2月16日時点で21歳。
見た目でいうと、カラダはでかいが肌はキレイ。
巻木と同じで、名門野球部出身のいわゆるTHE体育会系だ。
ただし、こまかく話を聞いていると超絶な体育会系の巻木とは180°違った。
同じ体育会系でもいろんなストーリーがあるものだ。
小学校ですでに大きすぎたオオシロは、相手チームの保護者に(大人とまちがわれ)コーヒーなどをもらったり、中学校ではもうすでに180cm。体重は100kg以上。だからこそ、当時は規格外の結果を期待されていた。
高校からは野球による推薦入学で山梨にて生活をしていた。
ポジションはファースト。
寮に入って初日につけられたあだ名は「フランケン」。
1年生のなかでの寮長的な役割を任された。
その役割は出席をとったり、寮の管理をしたり。
真面目だったから任された。
そう、オオシロはとにかく真面目なのだ。
なかなか野性的な学校だったので、目をつけられないように真面目に振る舞った。 作為的に。当たり障りのないやつでいようと方針を決めていた。
小学校から続けていた野球。
しかしその頃、どこかで野球の優先順位は下がっていた。
それは「イップス」と呼ばれる精神的な運動障害からだった。
前線で活躍するプレイヤーには周囲から求められることが多い。どうにかして結果を積み重ねないといけない。それくらい技術・体力と同時にメンタルが必要だ。
集中すべき場面にプレッシャーで極度に緊張が高まり、無意識に筋肉硬化が起きる。そして、思い通りのパフォーマンスを発揮できない。それがイップスだ。
オオシロは考えすぎて簡単なプレーすらできなくなっていた。プレーする際に必要のない心配ばかりをしてしまい、本来のプレイに集中ができなくなる。
毎日が極度のプレッシャーの中で、どうしたらミスをしないかをずっと考えていたら気づけばこうなっていた。失敗したくない、迷惑かけたくないから考えすぎ、その結果動けなくなる。
いわゆるトラウマのようなものだ。そんなこんなで野球の優先順位は下がり、辞めたい気持ちは強くなった。野球をやめるとなれば寮から出ないといけないため、自動的に大阪の高校へ転校する道を選んだ。
ちなみに今の生活の中では、イップス症状での不便はまったくない。
少し話はズレるが、オオシロはいわゆるガツガツしたタイプではない。
・スイーツが好き(特にコンビニスイーツ)
・派手な飲み方はしたことがない(ベロベロとか経験ない)
・友達とも“飲みにいく”という話すら出ない(いつもしっとり遊ぶ)
・テンションは下がることもなければ上がることもない(基本一定)
どこかで聞いたことあるキャラだなと思えば、そう、僕イケダです。 ※好感度あげてください
この記事の取材時にも面白いエピソードがある。
取材地へと共に歩く道すがら、、
オオシロ:「池田さん。昨日やっちゃったんですよ・・」
何かと思うと、、
オオシロ:「コンビニスイーツ我慢できなくて、夜中に買いに走って食べちゃいました・・」
別に普通やん、と思いながらも、持ち前のコミュ力で何食べたん?と聞くと、、
オオシロ:「生クリームサンド」
オオシロ:「なめらかプリン」
オオシロ:「クリームたっぷりエクレア」
オオシロ:「ほぼクリム」
オオシロ:「カヌレ」
まるでプログラムのコードのように、あらゆるコンビニスイーツ名が口から出てくる。
しかもローソン、セブンイレブン、あらゆるコンビニを回る確信犯。
一回でどんだけ食うねんこいつ、、
オオシロ:「あの、ちなみに推しはセブンの“生クリームサンド”で・・」
いや、もうええわ
学校を中退し野球をやめたオオシロ青年は、通信制の学校に通いながら資格を取ったりと、何かを勉強することにハマっていた。
宅建、秘書技能検定、カジノディーラー、etc..
さまざまな資格やスキルに興味を持った。共通点は何もない。
「宅建」は兄が取っていて自分も取れると思ったから。
「秘書技能検定」はふと経営者のそばについてみたいと思ったから。
「カジノディーラー」は大阪のIR法成立で将来を見据えた職としてなんとなく。
とりあえず将来性もありかっこいいなと思ったことは全部やってみた。
何かの目的があるわけではなく、より良い将来にしたいだけ。
初めて入社した会社で担当していたコーダーの仕事も、この時考えていた”将来性”に時間投資した結果だった。
「手に職」「将来に食いっぱぐれがない」「なんとなくかっこいい」
これらを満たしていれば手段は特に問わなかった。
オオシロはなぜかやみくもに「将来性」を気にしていた。
彼の指す将来性(将来に在りたい自分の姿)は、衣食住すべてにおいて余裕が欲しいということ。
何も気にせず食べたり飲んだり、健康や行動において制限が掛かる生活がしたくないということ。
物事にこだわりが強いわけではないが、欲が出た時に我慢をしたくないということ。
「欲しいものはなに?」と聞くと、特に何も浮かばない。
「敢えていうなら?」と聞くと、人生の大半は寝ているからという理由で「枕・・」。
いや、もう今買え、すでに人生21年経ってる
それくらい物欲もないみたいだが、この辺りはそれぞれの価値観。
大事な時に動けないのはイヤという心理は僕もよくわかる。
今もまだオオシロには「こんな風になりたい・したい」という憧れや野望は存在しない。
ただ、21歳のオオシロにこれをゆくゆく感じさせるのがトゥモローゲートの大義名分だと思っている。
前職ではコーダーとして仕事を担当していたオオシロ。
とはいえ、まだ21歳。職歴として長いわけではもちろんない。
入社してすぐに社会ではコロナが猛威を振るい、リモートワークがメインとなった。
リモートがメインだからこそ、社員同士ではプライベートでの関わりはほぼなく、仕事上での付き合いが主。
コーダーとしての仕事や自分の役割も、やりがいというよりもどちらかというとあまり考えることの少ないルーティンワークに近く、仕事自体に面白味は感じられていなかった。
将来性を重要視するオオシロは、コーダーとしての仕事を時短に切り替え、SNS運用(インスタ)を副業としていた。むしろどちらかというと、気持ち的にはSNSがメインだったという。
オオシロがこれまでに野球以外で唯一ハマったもの。それがこのSNS。
1万フォロワーを目指しインスタアカウントを育てた。
SNS運用のきっかけは、前職の会社から出された「ブログを1から立ち上げてみよう」という宿題だった。
テーマはなんでもよく、ブログを毎日更新するなら好きなことでないと続かないと考えたオオシロは、大好きな「食べること(グルメ)」にたどり着いた。
発信することにやりがいを覚え、オオシロのインスタのグルメアカウントでは、土日にめいっぱい食べる日を設けてグルメの投稿を続けた。平日にストイックに我慢する反動で、週末のしあわせを作っていた。
野球でもそうだが、オオシロは決めたことに対して、人並み以上の集中力でコミットする性格を持っている。
採用に至る要因もここが強い。行動や結果に勝る履歴書はない。
自らDMを使ってアポイントを取り、SNSを通じて誰かと繋がりに行く。
興味や目標のためには人付き合いはまったく苦ではなくむしろ得意。
目標設定ができると途端にコミットし、オオシロは動きはじめる。
インスタでの知人はDMを通じてたくさんでき、気づけば一万フォロワーを超えていた。
原則、僕と同じで陰キャだと思うのでおひとり様が好きなはずだが、人脈を作るのは好き。
それはなぜか。将来に繋がるからだ。
決めたことには相当アクティブ。瞬間風速がすごい。
それは虎視眈々と獲物を狙うやさしいチーターのようだ。
また、一応本職としていたコーダーの仕事では尊敬する先輩もできた。
飲みの機会で、尊敬する先輩の給与額を聞いたのが今後の道を考え始めたきっかけ。
フリーランス専門のエージェントとも出会い、独立を目指して会社をやめる決意をした。
しかし、いざエージェントに話を具体的に聞いてみると「今紹介できることはない」と言われた。
ネガティブにはとらえず、会社を辞めるきっかけを与えてくれたとポジティブに捉えた。
オオシロのこんな一面も、仕事感にとても影響する採用のポイントであった。
冒頭の話とも繋がるが、この時期にインスタを通じてTG(巻木)とも出会った。
オオシロはトゥモローゲートのことを知らなかった。
巻木の紹介でトゥモローゲートを知り、興味を持ち始めた。
当初は迷いもあったが、調べれば調べるほど他社との違いを感じ魅力を感じたと彼はいう。
当時、僕は巻木がオオシロとやりとりしていたLINEを見せてもらったことがある。
悩んでいた時期から”決意”に変わった瞬間の返信。
そこには確か「決めました」という文字が打たれていた記憶がある。
「きためし」というのは巻木のもう一つの名前(インスタのアカウント名)だがここでは割愛する。
いま思うと、ここからオオシロのコミットが始まったんだなぁと感慨深い。
ここからは持ち前の行動力だ。
オオシロは入社後のツイートでもこう語っている。
選考では、入社後の活躍を想像させるマイビジョンマップ(目標設計書)を提出し、自分を覚えてもらうために入社後想定でトゥモローゲートWEBサイトのメンバーページを模して、自己紹介するWEBページを作ってきた。
最終選考では代表西崎に、入社決意表明の誓約書を渡した(仕事に命をかけることを誓った)。
また、経営者には領収書がツキモノだと思い、「領収書入れ」として使える封筒に直筆の手紙を入れて渡した。
ちなみに勘違いしないで欲しいが、トゥモローゲートの選考にあたってなにか特別なものを作って欲しい・渡してほしいという考えは一切ない。
着目すべきはブランディング同様で、言ってることとやってることが一致しているからこそ説得力があるということだ。
これまでの会社と大きく違う点があります。
オオシロは珍しく自慢気に言い放った。
「これまでの会社では誰かと飲みに行くという文化はなかった。」
「そもそも飲みに行こうなんて思わなかった。」
「TGでは全員と飲みにいきたい。」
「この時間をとることで自分が成長できるから。」
今、飲みにいきたいのは部署すら違う文岡。
シャキシャキ・ハッキリした、年齢のまだ近い存在に大きく興味を持っているらしい。
もうひとつ、オオシロに大きな収穫があった出来事があるという。
選考時に自分でも作ってきたマイビジョンマップだ。
トゥモローゲートでは入社後に「マイビジョンマップ」というものをつくる。
今から5年後、自分個人の将来像(ビジョン)と、会社を通してどう活躍したいかの将来像を並べ、自身の人生を豊かにするためにこれからどんな行動をすべきかを設定するA3一枚の夢の地図づくり。
マネージャー層も大きくかかわり、この地図を一緒につくり上げていく。
オオシロはこのマイビジョンマップ作成を通して、新たな目標をとらえつつある。
コーダーとして、そしてエンジニアとしてスキルをさらに高めてはいきたいが、もっと企画や設計などの上流工程にも関わっていきたいと考えた。もっと自分の価値をあげていきたい。
これをしたい!という目標が昔からないからこそ、どこにでても恥ずかしくない自分を作っていきたい。要は誰かに認められたいのかもしれない。
そして、結果的に「余裕のある生活」にたどり着く。
まだまだオオシロの理想の人物・人生像に当てはまるようなモデルケースを出してあげられていないが、少しづつカッコイイ大人に変化していく様が楽しみな今日このごろ。
きっと、あと2年後には僕がオオシロを見て「眩しいな」って、思う日が来るはずです。
ここだけの話だが、もう一つ僕はオオシロに質問を投げかけていた。
「これまでの人生でいちばんピンチだったエピソードはなにか」
人はピンチの時こそ大きくなれる。
出会ったピンチの数だけ強くなれる。
そう思うからこそ、僕が好きでよくする質問。
オオシロはこう答えた。
「これ言っていいのかわからないですけど・・」
導入は最高。
僕はヤバイ不安と期待を瞬時に感じ取りながらも、もう書けなくてもいいから教えてと懇願した。
内容は下記。拡散厳禁だ。
【もう時効の話】
「高校の時にバイトしていたコンビニで一年くらい忘れ物として置いてあった”nanaco”のポイントカードが気になっていたんです。気になって気になって仕方がなくて。。
とある日に、どれくらいチャージしてあるんだろうと気になり、調べてみると1万円くらい入っていたんです。そして出来心で(もうずっと置きっぱなしだし)もらってもいいか・・と考えてしまいました。
すると、その日ちょうど退勤したあとに、持ち主が”カードを落とした”と探しにきたんです。
自分が落とし物のnanacoのポイントを調べたことに対して、監視カメラなどで映っていないか不安でしょうがなくなったんです。」
一番ピンチのエピソード。あぁ、カワイイ。
こんなところも採用のポイントだ。
意匠制作部では現在もまだまだ採用に力を入れています。
本年もどうぞよろしくお願いします。