おはようございます。池田リョウです。
2022年までに「大阪で一番オモシロイ会社」を目指すトゥモローゲート株式会社の役員です。
社内の二大部署のひとつ「意匠制作部」のゼネラルマネージャー(以下GM)をしています。
2021年。6月も終わり、7月・8月・9月と暑くてウザイ季節がついにやってきます。クチが悪いですがそれくらい夏がキライです。「夏」を全面に出してくる商品・人・イベント、これらが憎いです。10月ですら暑い。あぁ暑い。火照るわぁ。(太陽・縁側・セミ・うちわ・カルピス)
さて、みなさんは熱い人生送ってますか?
ちまちまと会社の評判なんかをインターネットで調べてたりしてませんか?
今回は「トゥモローゲートに興味がある」「トゥモローゲートではたらきたい」「トゥモローゲートなんか気になる」という方のためのおはなし。厚めに語ります。
トゥモローゲート株式会社に興味のない人は、今すぐブラウザのタブを閉じるほうがいいと思います。それくらい、会社のことしか話さないSEOなんて無視したレア回です。
何を隠そう、僕はトゥモローゲートが社員数たった3人のときからデザイナーとして所属する稀な人間なのです。
暑いのは大嫌いですが、熱く語るのはそんなに嫌いじゃない。
ブラウザ閉じなくていいですか? それでは始めましょう。
INDEX
手前味噌にもなるが、はたらくにあたって会社を知ることはとても大事。どんな会社なのかを具体的にイメージしよう。
トゥモローゲート株式会社は、企業ブランディングをメインのサービスに、2022年までに「大阪で一番オモシロイ会社」を目指す、ちょっと変な会社。
僕がいくら細かく説明するよりも、映像で見たほうが早い。
弊社代表を務める「ブラックな社長」こと西崎康平(以下西崎)が運営するYOUTUBEチャンネルがこれだ。もうすぐチャンネル登録者も10万人となる。※2021年7月現在
このチャンネルでは主にトゥモローゲートのオフィスからビジネスに役立つ情報をできる限り生々しく配信している。だからこそ会社の雰囲気や社員の空気感までが、過剰な演出なく切り取られていることが多い。
会社の雰囲気が特に色濃く出てる回はこのあたり。
【面接ゲーム】絶対に「はい」と言ってはいけない面接
【必殺】仕事や恋愛ですぐ使える「第一印象を高める方法」実演してみた
うちはブラックな企業です。
トゥモローゲートが「どんな会社か」をイメージできたあとは、「どんな人が働いているのか」が気になるところ。
仕事は何をするか?よりも、誰とはたらくか?を重要視する人が増えてきた。
トゥモローゲートの特徴としてあくまで強制ではないことを前提に、SNSを使って自己ブランディングを行うことを推奨している。味見したことのない料理は出しづらいように、クライアントに提供するサービス(SNSコンサル)は自分でもしっかり体感しておこうねという目論見だ。
メンバーは現在27名。役職/職種は大きく分類して下記のような内訳。
社員の半分以上をクリエイターが占める。※2021年7月現在
・役員/管理職 15%
・営業/コンサル 25%
・人事総務 7%
・クリエイター 53%
・デザイナー 30%
・ディレクター 10%
・ライター 5%
・エンジニア 8%
新卒採用と中途採用は下記の割合。
・新卒入社 22%
・中途入社 78%
・平均年齢 約30歳
2015年の新卒採用を始めた当時は「ようこそ、ブラックな企業へ」というキャッチコピーで業界の話題をさらい、社員数3名の会社に7000人もの新卒エントリーを集め話題になった。ちなみに採用人数はひとり。1/7000なのです。当事者からすると選考をしまくった、という印象。
平均年齢は僕が押し上げているところもあるが(御年41歳の初老)、それぞれの感性をみてても年齢とともに比較的若いメンバーが集まっている。
中途入社メンバーの経歴でもおもしろそうなのがたくさん。
学生時代に”就活をしたことがない”というメンバーが多いというのも特徴。
・元外資系不動産コンサルタント
・元飲食店店長
・元旅行会社
・元バンドマン
・元フリーランス
・元新聞記者
・現システム会社社長(現!?)
etc…
トゥモローゲートが提供する主なサービスは「企業ブランディング」
クリエイターが半数以上を占めている会社ですが、あくまで僕たちは制作会社ではない。
「制作物」をつくる会社ではなく「ブランド」をつくるのがお仕事。
僕たちのブランドづくりは以下のように組み立てられる。
どんな会社でもその会社を作った理由(経営理念/経営者の想い)がある。
・自分たちは最終的になにを目指すのか(野望や夢)
・夢を叶えるため、世の中にどんな貢献(価値提供)をすべきか
・自分たちはどんな価値観(こだわり)を持っているのか
この企業が生まれながらにもつ経営理念をベースに、僕たちは「企業文化」を紐解いていく。
1.これら経営理念を改めて言語化して(MI=理念の統一)
2.実現するための行動と目標に落とし込んで(BI=行動の統一)
3.視覚的展開も統一された表現へと整える(VI=視覚の統一)
これらを一枚の地図にまとめたものを僕たちは「ビジョンマップ」と呼ぶ。
ビジョンマップで固めた会社の企業文化を、次は「ブランド(約束)」として外からどう見られるべきか、どう世の中に届けるべきかの戦略を立てる。
・顧客に対して、他の企業・サービスとどう違った価値を感じてもらうのか
・求職者に対して、ここで“はたらく”ことをどう差別化して見せるのか
・はたらく社員に対して、この企業文化をどう浸透させるのか。
大前提として経営理念と企業文化が根っこにあって、それらをどう伝えるかの手段としてWEBサイトがあり、PR動画があり、名刺や会社案内があり、社内の研修がありと、あらゆる形で社内外に伝えていく。
ブランドづくりに必要なことは「手段」ではなく、「なぜ?」と「どうやって?」の目的の追求。
経営理念と企業文化が根強い企業ほど、強く自由なブランドになれると考えている。
僕たちの仕事はこの「経営理念と企業文化 → 約束」と「ブランド戦略/マーケティング戦略 → 行動」を一致させ、企業をオモシロイ会社へと導くことだ。
トゥモローゲートを語る上で切っても切れないのが代表取締役最高経営責任者の西崎康平である。もちろんトゥモローゲートを築いてきた人間だ。誰もが認める甘めのマスクと不意打ちで放たれる博多弁がチャームポイント。人によっては「いいニオイがする…」なんてファンもいたりして、女優?とすら思う瞬間もある。車好き、時計好き、子供好き。え、カンペキやん。
数々の経歴や思考回路はここでなくても触れる機会が山ほどあると思うので、僕は役員視点からその正体を生々しく紐解いていこうと思う。
ちなみに西崎のtwitterはこちら
西崎は経営者だ。経営者は会社のすべての最終判断をする。しかし西崎は人間味溢れる経営者だ。人情や義理は人並み以上に分厚く、煮ても煮ても煮崩れしない。経営者は時にドライな選択も必要にはなるが、西崎の最終ジャッジは人とナリとこれまでの実績を見ての判断が多く、思いの部分が先行することが多い。
とある最終選考のとき。 ※トゥモローゲートの最終選考は西崎とのサシメシ
池田「西崎さん、今日最終選考お願いしますね。資料持ってきます。選考者(経歴)の説明しますね」
西崎「あ、池田が良いと思った人やろ。話してみて良いと思ったら採用するよ?それでいい?」
僕はこの選考者がどれだけいいのかをわかってもらうために、美味しいレシピを考え目の前で料理を始めるつもりだったのだが「食わなくてもわかる、お前が作るならうまい。ま、一応一口だけいただいとくね。」そう言ってるのだ。
これが何を意味するのかというと、大雑把と言いたいのではない。毎日忙しそうと言いたいわけでもない。
圧倒的に信頼する。(ポーン。NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 風)
これに尽きる。人情や義理が厚いという話をしたが、僕自身も人にこんなに信頼されることは初めてだ。近づけば近づくほどわかるようになるが、なんでこんなに相手を信頼できるんだろう?“他人”にすべてを委ねることって、そんなにかんたんなことじゃない。ただ、委ねられるからこそ、信頼されるからこそ燃えることってある。こんな感情にさせてくれるのが西崎の人間味であり、経営者たる器のデカさなのだろう。
好きなものには徹底的な愛情(信頼)を降り注ぐ。そして、興味が湧いたものには意地でも手に入れる行動力も西崎の秀でた能力。手に入りづらいプレステ5が欲しいと思ったら豊富な人脈と脳みそフル回転で夕方には手元に持ってくるし、「この子と働きたい!」と感じたときはあらゆる手段と綿密な戦略で行動する。社内ではこの症状を「リクルートおじさん」と敬意を持って表現している。リクルートおじさんは商談時にも現れるし(相手のプレゼン中にいきなりスカウトが始まる)、外での食事・買物時であってもまるでポケモンのように突如現れる。店員さんはキョトンとしていることが多い。
「一度目をつけた獲物は逃さない」ベタすぎてベタすぎて震えるがまさにこれなのだ。頭のいい大人になった野生的なジャイアンと例えよう(最恐やん)。おお、心の友よ。
トゥモローゲートではたらくうえで最重要視されるのがビジョン(なぜこれをやるのか)の一致。もちろん秀でたスキルも大事なのだが、つまるところ「世の中におもしろい会社増やしたいよね」「はたらくって楽しいよね」「おもしろいやつらとずっといい仕事したいよね」だ。
僕たちがクライアントへ提供するブランディングにおいて「経営理念」「企業文化」を大事にするのと同じように、そもそも僕たちはなぜここに存在しているの?、トゥモローゲートって最終的にどうなりたいの?、どんな信念を持って仕事をしているの?、を大事にしている。
出会った相手の明日が少しでも変わる“きっかけ“になれるよう、僕たちは常にアップデートを止めない。経営理念のもと“これまでにない“や“おもしろい“を発信し続け、明日の扉をひらいてゆく。
このビジョンに共感できるかどうかが選考の大きな基準。共感できず他の夢ややり方が強くあるのであれば他の会社を選択する方がいいかもしれない。それくらい僕たちはこのビジョンを追い求めている。
トゥモローゲートには12個のバリュー(仕事においての守るべき価値観)がある。優劣をつけたいわけではないがその中でも特に印象的なのがこの「挨拶」だ。
オフィスに来たことがある人は体感すると思うが、まずはオフィス内をショールームのように回りながら案内される。はたらく社員たちはショーウインドウに飾られる宝石のようなもの。お客さまにはどんな変わった宝石が並んでいるのかをしっかりと確認していただきながら、これからの仕事をイメージしてもらう。
トゥモローゲートは企業イメージやSNSの印象で、派手・新参者の若くて勢いのある会社、と見られることも多いだけに、礼儀礼節・挨拶などには人一倍気を使う。大きい声が正解ではない。それぞれの形でいいから相手に気持ちいいと思ってもらえるように。多分サービス業をそのままできるメンバーは頭数がそろってる、と毎日思うくらいだ。
僕(https://twitter.com/ikeda_tg)が入社したのは2014年の年末だろうか?正直もう遠い昔もいいところでモノクロ状態。ここから少しづつ色をつけていってみよう。
当時、僕は30歳を過ぎたオトナになり、15年間続けた音楽を辞め、上京したり大阪へ舞い戻ったりとデザイナーの道を走るが、どの制作会社も音楽と比べると刺激を感じられずフラフラと退社を繰り返していた。
たまたま求人で見たのがトゥモローゲートで、求人の記事では何やら面白そうな雰囲気がたっぷり。これは当時から不変だった。案の定、僕は西崎からの猛烈なアピールにやられ、トゥモローゲートに恋をした。
僕の入社時は社員わずか3人。営業+営業+人事総務担当だ。今では考えられないが、クリエイティブはランサーズで依頼した数件のロゴや紙系の実績が少しだけ。僕は当時のデザインスキルとしては素人に剛毛が生えた程度だったが、音楽から培ったクリエイティブ脳を日々全力で絞り続けた。ここがトゥモローゲートに初のデザイナーが誕生した瞬間だ。
トゥモローゲートの名キャッチコピー「ようこそ、ブラックな企業へ」は当時から存在していた。このキャッチの誕生経緯は実は知らないのだが、この言葉があったからこそ僕たちのスタンスは今でも変わらない。
「採用ブランディング」を謳っていた僕たちの思考・メッセージや、「今までにない」を発信するスタンスは学生に強く突き刺さる。わずか3人だった会社へのエントリー数は前代未聞の7000人。僕たちは1/7000の学生を採用し採用を終えた。僕はデザイナーとしても誇らしく、TGのトンマナもここでのクリエイティブで確立し始めた。
メンバーは4人、5人と増え始め、事業は急成長。7坪の極小オフィスから25坪のオフィスへ拡大移転!
しかし、この後、急展開が待っていた。
僕が「退社する」と言いだしたのだ。
理由は自分のスキルUPと刺激。
そして僕は退社した。
END。いや、物語はつづく。
【トゥモローゲート 評判 とか調べるくらいならこれを見ろ(中編はこちら)】