小さい会社に転職しよう

営業企画

皆さんこんにちは。トゥモローゲート株式会社戦略企画部の水城です。いつも偉そうに営業についてのブログを書いていますが、今回は「転職」をテーマに書いていこうと思います。

僕は社員数が500名を超える比較的大きな会社からトゥモローゲートへ転職しました。年収は約3分の1。社員数は約50分の1。いわゆるキャリアアップとは言えない条件を飲んで。

年収が高く規模の大きい会社に移ることが「良い転職」とされがちですが、上記のような経験から言わせていただくと、一概にそうとは言えないと思っています。むしろ、大きい会社から小さい会社に転職した方が「良い転職」と言えるのではないか?とすら思っています。

今回のブログでは、トゥモローゲートに転職する前の僕と同じく、会社員としてある程度のキャリアを積んだ30代のビジネスパーソンに向けて、転職に対する持論をお伝えします。

題して「小さい会社に転職した方がいい理由」

実体験を通じて感じた小さい会社に転職した方がいい理由や、転職を考えるべきタイミングなどに言及していきます。これからのキャリアに迷っている方にとって少しは参考になるかと。ぜひ最後までご覧ください。

小さい会社に転職した方がいい3つの理由

いざ転職したら前職までの実績や肩書きは関係ありません。イチからのスタートです。この状態を「チャンス」ととるか「もったいない」ととるか。人によって違うでしょう。僕は冒頭でも書いた通り年収が上がる転職、規模が大きくなる転職が正義ではなく、むしろ逆の方がいいという持論を持っています。なぜなのか。ここから解説します。

①成果が会社の業績に直結するため、経営者に近い経験ができる

1つ目は“経営者感覚で仕事ができる”ということです。会社は規模が小さいほど個人の成果が業績に直結します。自分が成果を出すほど会社は成長しますし、逆に成果を出さなければ会社は衰退していく。つまり、経営者に近い感覚で仕事に打ち込むことができるんです。

この状況に心が燃える人とそうでない人で別れるでしょう。ただ、この記事を読んでくださっている方のほとんどは前者のはず。想像してみてください。自分の成果が会社の成長に直結するエキサイティングな状況を。考えただけでワクワクしてきませんか?ビジネスパーソンとしてこれほど貴重な経験はないと思います。

会社が成長するということは、個人の立場や待遇がよくなっていくのはもちろん、それまでの会社が抱えていた課題が解消されていくことも意味します。例えば、より生産性が高まるオフィスへの移転や、ハイスペックPCの導入、福利厚生の充実などなど。

それらを自分たちの力で少しずつ整えていく過程は、経営者か小さい会社の初期メンバーしかできない貴重な経験であり、たまらなくおもしろいです。それらがシッカリ整備された会社で働くのはもちろん素晴らしいことですが、自らの力で会社の課題を解決し、大きくしていくのも素晴らしい経験。

これが、僕が小さい会社に転職した方がいいと思う1つ目の理由です。

②経験できる職種が増え、ビジネスパーソンとしての市場価値が上がっていく

大きい会社では営業なら営業だけ、企画なら企画だけ、総務なら総務だけと業務が細分化されているケースがほとんど。一方、小さい会社は「一人一職種」なんてことはほとんどありません。営業と企画を兼務するのは当たり前。その上で手が回っていない総務や人事にも携わる場合がある。そのぶん業務量が多くなりますが、それは同時にビジネスパーソンとしての市場価値を上げることを意味します。

現に僕は今、営業、企画、マネジメント、社内制度の考案、会社方針の決定、デザインをはじめとするクリエイティブのジャッジなど、これまでのキャリアでは全く関わったことのない仕事を経験することができています。これらが転職したからこそ得られた経験であることは言うまでもありません。また、営業とマネジメントしかしたことがなかった転職前の自分より市場価値が上がっていることは紛れもない事実です。

③長期の視点で見れば、早いうちに小さい会社に移った方が稼げる

小さい会社に転職すると待遇は落ちることがほとんど。現に僕も給与は前職の3分の1になりました。減給が怖くて転職に踏み出せない人も多いと思います。ただ、経験者の立場から言わせていただくと「心配する必要はまったくない」です。

30代で誇れるキャリアを積み重ねているということは前職で成果を残したということ。今と同じ熱量で努力と挑戦を続ければ会社が変わっても成果は必ず出ます。成果が出れば評価は上がる。評価が上がれば待遇は良くなる。また先述したように市場価値は上がっているので長期で見れば前職の水準を上回ることだって可能です。

その上で一つ気をつけなければいけないことがあります。それは、その会社の評価方法と自分の考えがマッチしているかどうかです。年功序列を重んじる会社もあれば成果を重んじる会社もあります。どちらがいい悪いの話ではありません。あなたの理想と会社の方針が合っているかどうかを確認するのが大切ということです。

「長期の目線で見ると小さい会社の方が稼げる」というのは成果に応じて報酬を出してくれる会社だから言えることでもあります。しっかりと確認した上で転職し、これまで通りの努力で成果を勝ち取り、理想の待遇を勝ち取りましょう。

エキサイティングな人生を送れるかどうか

①成果が会社の業績に直結するため、経営者に近い経験ができる
②経験できる職種が増え、ビジネスパーソンとしての市場価値が上がっていく
③長期の視点で見れば、早いうちに小さい会社に移った方が稼げる

僕の実体験から「小さい会社に転職した方がいい3つの理由」を解説しました。もちろん、大きい会社に長くいることを否定しているわけではありません。あくまで僕の基準で「どちらの方がビジネスパーソンのキャリアとしてオススメできるか」「どちらの方がエキサイティングな人生を送れるか」という視点で書きました。

さて、ここまで読んで共感いただいた方はもう少しお付き合いいただけると嬉しいです。最後に「転職するべきタイミング」や「僕がなぜトゥモローゲートを選んだのか」という話をして終わりたいと思うので。あと3分で読めます。

安定的な成果が残せるようになったら転職を考える

ある程度のキャリアを積んだビジネスパーソンが一度は考える転職。理想のタイミングは人それぞれだと思いますが、僕はビジネスパーソンとしての市場価値を上げたいのであれば「現職で安定的に成果を残せるようになってきたら転職を考えるべき」と思っています。

しっかりとした成果を残していない状態で転職するとキャリアにマイナスポイントが加算される可能性があるので。努力をしていても“会社の事業内容や方針と合わなかった”という理由で成果につながらない例外ケースもありますが、主張を分かりやすくするためにここではあえて触れません。

成果を残せるようになってからも環境を変えることなく、同じ会社にとどまっていると、自分に対して意見してくれたり、指摘してくれたりする人がどうしても少なくなりがちで、新しい刺激や成長のチャンスを得ることが難しくなる傾向があります。悪い言い方をすれば“ぬるま湯”に浸かっているような状態になってしまうんです。これももちろん人や会社によりますが、全体としてそういった傾向があるのは事実だと思います。

だからこそ僕は、ビジネスパーソンとしての市場価値を上げたいのであれば「安定的な成果を残せるようになったら転職を考える」が理想のタイミングだと思っているんです。しっかりとした成果を残した上で、自分が置かれている立場や周りの人の対応を冷静に分析し、新しい環境に飛び込んで刺激や成長のチャンスを手に入れてみてください。

井の中の蛙になっていないか?

僕はトゥモローゲートに入る前、社員500人以上の会社でマネージャーの役割をもらっていました。仕事のやりがいにも、待遇にも、仲間にも恵まれていて不満のない状態でした。でも、ビジネスパーソンとしての市場価値を上げるために転職を選びました。10年近く同じ業界にいた僕は他の業界の知識も経験もほとんどありません。“このままでは井の中の蛙で終わってしまうのではない?”という危機感が転職へと突き動かしてくれました。

マネージャーという立場を与えられているのも“その会社の中で”成果を出したからであり、他の会社で同じような成果を出せるか、同じような役職を任されるか?と聞かれると自信を持って答えることはできませんでした。会社の肩書を外したときの自分はどうなのか?本当に必要とされる人材なのか?考え抜いた結果、転職市場という“大海”に出ることを決めたんです。

ある転職サービスの方に紹介いただいたのがトゥモローゲートでした。事業領域はブランディング。デザインなどの制作も手がけている。これまでのキャリアとは全く関係のない業界という事実にまず魅力を感じました。それに加えて壮大なビジョンにも心を打たれました。

「世界一変わった会社で、世界一変わった社員と、世界一変わった仕事をつくる」

未経験だけに書類で落ちることも覚悟していましたが、ありがたいことに書類選考は通過し、面談へ。初回面談で代表の西崎と話す機会がありました。そこで直感しました。「どんなことがあっても必ず成功する人だ」と。たくさんの凄いビジネスパーソンを見てきた中でも西崎の頭の回転の速さやカリスマ性は群を抜いていました。

そのまま運よく内定をいただいた僕は迷いなく承諾し、転職を決断しました。

入社後に感じていることや得られたことは前述した通り。それまでのキャリアでは到底できなかった経験をすることができていますし、エキサイティングな時間を過ごすことができています。

転職への考え方は、人生の考え方に通じる

知らない世界を知れる快感はいくつになっても衰えません。一度きりの人生。どうせなら知らないコトをできるだけ少なくして終えたい。転職に対する考え方やテクニックを書いてきましたが、それ以前にいろんな場所でいろんな経験を積むことは人間の根源的欲求なのかもしれません。そういう意味でも、ジャンルが全く違う業界や規模が全く違う会社への転職は、人生における一つの選択肢として持っておくとオモシロいのではないかと思います。

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