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BtoB企業にブランディングは必要なのか?

こんにちは。トゥモローゲート戦略企画部の水城です。

最近よくこんな質問をいただきます。

「BtoBの企業はブランディングをするべきですか?」
「ブランディングはBtoC企業のものというイメージがありますが、いかがですか?」

確かに、商品やサービスを一般消費者に届けるBtoC企業の方が、ブランディングのイメージはしやすいと思います。ただし、商品やサービスを企業に届けるBtoB企業がブランディングと無関係か?と言われるとそうではありません。

今回のブログは「BtoB企業」と「ブランディング」の関係性について書いていきます。前述の通りこの2つの関係性は誤解されている部分があるため、トゥモローゲートとしての考えを交えながらその誤解を解いていきたいと思います。

ブランディングとは?中小企業がすぐやるべきブランドづくりのやり方

BtoB企業とブランディングは無関係ではない

結論から申し上げるとBtoB企業とブランディングは無関係ではありません。

「ブランディング」と聞いて一般的にイメージされやすいのは、一般消費者に対してオシャレで斬新な打ち出しをして、自社の商品やサービスに興味をもってもらうということ。デザイン、キャッチコピー、テレビCMなど。

もちろんそれらもブランディング一部です。一方、

トゥモローゲートの考えるブランディングはもうすこし広い範囲を指します。具体的には3つの「ターゲット」と「課題解決」のために実施する“すべてのこと”を指します。一例をあげると下記のようなイメージ。

・対顧客→自社の商品やサービスを知ってもらって売上をアップさせること
・対求職者→自社にマッチした求職者に自社を知ってもらって採用を成功させること
・対社員→関係性や一体感をより強固にし1人1人が理念を体現できる組織をつくりあげること
(他多数)

上記の3つはほぼ全ての企業が求めていることかと思います。つまり「ブランディングBtoB企業と関係あるのか?」といった議論自体が不毛。BtoBであってもBtoCであっても全ての企業がブランディングと無関係ではないんです。

ここからは、上記であげた3つのターゲットや課題に対して具体的にどのようにブランディングを行っていくべきなのかを解説していきます。BtoB企業とブランディングの関係性をより深く理解いただけると思います。

対顧客に向けて実施する「アウターブランディング」

顧客に商品やサービスをご提供することで売上を創出する。ほぼ全ての会社がその構造で経営をしています。

その売上を創出するために行う活動の全てで一貫した価値提供を約束するのが、顧客に向けてのブランディングです。トゥモローゲートはこれを「アウターブランディング」と呼んでいます。(アウターブランディングの目的は売上創出だけではありませんが、本ブログでは一例としてそこにフォーカスしています)

・サービスや商品を顧客に認知してもらう
・サービスや商品を利用して得られるメリットを顧客に理解してもらう
・同業他社のサービスや商品との明確な違いを理解してもらう
・サービスや商品を売る営業メンバーが一貫した姿勢で顧客と向き合う(他多数)

どんなターゲット層に、どんなシーンで、どんなメリットを訴求し、どんな価値を感じていただくのか。これらを一貫して行っていきます。BtoC企業であれば対象が個人、BtoB企業であれば対象が法人となるだけで、何かしらのサービスや商品を提供している企業である以上この「アウターブランディング」の必要性が変わることはありません。

対求職者に向けて実施する「採用ブランディング」

BtoB企業であっても、BtoC企業であっても、企業が成長・存続していくために採用の成功は欠かせません。その中で、なかなか応募が集まらない、応募は集まるものの選考過程で辞退されてしまうケースが多い、内定承諾を得られず入社に至らない、など、企業様によってさまざまな課題があると思います。

それらの課題を解決する1つの手段にブランディングがあげられます。弊社ではこれを「採用ブランディング」と呼びます。

応募が集まっていない場合、企業の存在を認知してもらうための戦略や、認知した後に応募してもらう戦略を。選考過程で辞退されることが多い場合、会社への興味度が高まる選考フローを構築するなどの戦略を。内定後の辞退が多い場合、内定後のフォローとなる戦略を。というように課題に対してさまざまな戦略を実行していきます。

ここまでにあげた「戦略」には面接や選考フローといった対面での取り組みだけでなく、採用サイト、採用動画、採用パンフレットなどのクリエイティブの制作も含まれます。これらを、顧客らしさと採用ターゲットに“ささる”要素を落とし込んだコンセプトに基づき一貫して訴求していくのがトゥモローゲートの考える採用ブランディングです。

顧客に対するブランディング「アウターブランディング」と同じく、BtoB企業もBtoC企業も関係ないことが分かっていただけると思います。採用の課題を抱える全ての企業様にとってブランディングは関係のあるものなんです。

対社員に向けて実施する「インナーブランディング」

ブランディングは対外的に行うだけのものではありません。

社員に向けたブランディングも存在します。弊社ではこれを「インナーブランディング」と呼んでいます。会社の理念、ビジョン、行動基準、判断基準。そういったものを明確にし、社員1人1人が体現できるような環境をつくっていくことで、組織力の底上げを狙うのが「インナーブランディング」です。

理念やビジョンを明確にしても、社員が体現できなければ本質的な効果は得られません。そのため弊社は理念の構築に加え、浸透を目指した企画立案、イベント開催、評価制度の構築、日々のアクションプラン選定などもご提供。1つ1つ時間をかけながらじっくりと理念を浸透させ、会社を中身から変えていくことを目指します。

この「インナーブランディング」は顧客に対しての「アウターブランディング」、求職者に対しての「採用ブランディング」にも波及する効果を生み出します。例えば「顧客第一で行動します」と掲げている企業が運営する店舗に行った時、挨拶すらまともにしない、質問してもそっけない態度をとる、などの現状を見たらどう思いますか?

思っていたのと違う。もっといいサービスを受けられると思っていた。心の底からガッカリするはずです。

このような事態を防ぐためにも、理念を構築・浸透させる「インナーブランディング」が大切なんです。これも、BtoB企業にもBtoC企業のも同じことが言えます。

3つのブランディングを補完する「SNSブランデイング」

ここまで紹介した3つのブランディングを補完する役割として「SNSブランディング」があげられます。

・SNSを通して顧客に商品やサービスを知ってもらう
・SNSを通して求職者に自社の存在や雰囲気を知ってもらう
・SNSを通して社長や役員の方々の考えを社員に知ってもらう

SNSブランディングは対顧客、対求職者、対社員すべての課題解決につながる戦略の1つです。

SNSにはたくさんの媒体がありますが、トゥモローゲートはその中でもTwitterでの発信を得意としています。TwitterはSNSの中でも拡散力が高いため「認知」や「理解」における課題の解決につながりやすいツールです。

そしてもちろんこのSNSブランディングも、BtoB企業であろうが、BtoC企業であろうが、課題を抱える全ての企業様にとって関係のあることであり、必要なことになります。

【ブログ】Twitterコンサルティングサービスとは|会社のファンを増やす方法

BtoB企業にもブランディングは必要

ここまで書いてきた通り、ブランディングとは対顧客、対求職者、対社員それぞれの課題を解決する手段の1つ。

「BtoB企業だからブランディングは必要ない」
「BtoC企業だからブランディングはしたほうがいい」

このような意見は本質的ではないことが分かっていただけたと思います。BtoB企業であろうが、BtoC企業であろうが、課題を抱える企業にとって、ブランディングは関係あるものです。

具体的にどのような流れで、どのような手段でブランディングを実施すれば成果が見込めるのか。これに関しては別のブログで詳しく解説しておりますので、興味のある方はぜひご覧ください。

ビジョンとは?組織が強くなるビジョンマップの作り方

最後までお読みいただきありがとうございました。

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