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現役経営者がうつ病になった話

こんにちは、米村です。本日の記事の内容はうつ病に関する内容です。タイトルの通り、現役経営者がうつ病になった話です。誰のことかと言いますと、わたくし、米村の話になります。実はもう何年も前の話になりますがうつ病になったことがあります。しかし今回書く内容はその時のことではなく、「今」の話です。そうなんです、公には今まで話してきませんでしたが、今まさに「うつ病」を患っております。

こうした内容を書くのは怖いと思う部分もあるのが正直なところですが、ではなぜ書くのか?それはこれを読んだ1人でも多くの人の役に立つことができればと考えたからです。僕は今もうつ病継続中ではありますが、特に辛かった時期に西崎さんの動画を見て随分と救われました。心がだいぶ楽になりました。現在うつ病で苦しんでいる人はぜひ西崎さんの動画も合わせてご覧いただきたいです。

こちらの記事は現在うつ病で苦しんでいる方にご覧いただきたいと思いますし、うつ病を軽く見てしまっている管理職の方にも今後のために読んでいただければ幸いです。私はトゥモローゲートの社員でもありますが、株式会社アクシアという会社の代表取締役でもあります。現役経営者が今まさにうつ病で苦しんでいるという記事の内容は今までなかったのではないかと思いますし、現役経営者目線とうつ病患者両方の目線で書かれた記事は、色々と参考にしていただける部分もあるのではないかと思っております。ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。

うつ病と診断されるまでの経緯

問題となった最初の出来事は、2021年の年末でした。僕が代表を務めているアクシアを一緒に設立した元役員の不正行為が発覚しました。今回はうつ病に関する内容がメインテーマのため詳細は割愛しますが(この時の詳細についてはまた別の機会に情報発信したいと思います)、最初に発覚した不正行為だけではなく、その後も立て続けに元役員の重大なコンプライアンス違反が次々と発覚し、「元役員」とあるように結局辞めてもらうことになりました。

会社を一緒に創業し、16年以上ともに会社を運営してきたビジネスパートナーとの離別、そして信頼していたビジネスパートナーの次々に発覚するコンプライアンス違反によって、僕の精神はどんどん削られてボロボロになっていきました。

どうしても仕事ができずに丸一日仕事を休んだ日もありました。朝苦しくて起き上がれない日が増えてきて、これ以上悪化する前に早めに対処しておこうと考えて精神内科を受診しました。4月上旬くらいだったと思います。この時はまだ自分は頑張れるという気持ちがあったのですが、2回目に心療内科を受診した時に、正式に「うつ病」と診断されました。

「早めに対処しておこう」くらいの軽い気持ちで受診したこともあり、この時はまだ自分がうつ病とは思っていませんでした。家に帰宅するとなぜかは自分でもわかりませんでしたが涙がポロポロとこぼれてきました。そのときの感情が複雑すぎて自分でもうまく説明できないのですが、これから先の不安、元役員がいなくなった喪失感、不正行為への怒り、何もできなかった悔しさ、顧客への申し訳ない気持ち、自分自身への無力感など、色々な感情が複雑に絡み合って出てきた涙だったと思います。

その後、薬を飲みながら治療を行うことになりました。病院の先生からは本当は休めるものなら今すぐ仕事を完全に休んでほしい状態だと言われましたが、会社を経営している立場上そういうわけにもいきません。先生も僕の立場を理解してくれた上で、少し時間はかかるかもしれないができる範囲で仕事は続けながら治療していきましょうと言ってくれました。

おかげさまで今は辛いと感じることもほとんどなくなり普通に仕事ができている状態です。ただしうつ病になった人の脳はそんなに早く回復することはできないそうで、今も毎日薬を飲んで治療しています。平日は集中して仕事に取り組めることが多くなりましたが、その分週末には信じられないくらいぐったりしてしまうことが多いです。

どんな症状だったか?

うつ病になって自分の場合どんな症状だったのかについて書きます。おそらくこれは人によっても違うと思いますので、参考程度に見てもらえたらと思います。

まず身体的な症状として現れたのは頭痛です。一番ひどかった時期は一日中頭が痛いことが多くなりました。嫌なことがあった時は特に猛烈な頭痛に襲われました。あとは呼吸がうまくできなくなったりとか、自分でもわかるくらいに心臓の鼓動が激しくなったりすることもありました。あとは何とも言えない頭の痺れが出ることも多くなりました。説明は難しいですが頭が麻痺したような感覚です。

自分の場合特に辛かったのが朝起きた時。この時が一番辛かったです。とにかく動きたくないという気持ちになってしまい、朝起きることが中々できずにいました。なんとか起き上がって仕事を始めても、中々仕事に集中できずにすぐに横になってしまうことが多くなりました。元気な時と比べると集中力は大幅に低下し、パフォーマンスはおそらく1割くらいに下がっていたと思います。普段だったら何の問題もなくできることが中々できなくなりました。Slackやメールで来ている内容を読んで返信するなんていう簡単なことも困難になり、社内外問わず連絡が滞ることが増えました。

自分の場合は幸いなことに「死にたい」と思うことは一度もありませんでした。ただ「このまま死んでしまったら楽になるな」と思いながら眠りについたことは何度もあります。あとはボーっとしていてふと我に返った時に「自殺の方法」について調べていたこともありました。繰り返しますが自ら積極的に死にたいと思ったことは一度もありません。それでもふとした瞬間にこういう行動を取ってしまうこともあるかもしれないので、身近な人といつでもすぐにコミュニケーション取れる環境などは本当に大事だと思います。

どん底の時に苦しかったこと

僕の場合、今はもう幸いなことに苦しいという感覚に陥ることはほとんどありません。でもどん底だった時期は本当に辛かったです。

僕の中で一番辛かったことが、果たすべき責任を果たせなくなってしまったことです。当たり前ですが経営者には非常に大きな責任がついて回ります。辛くなったからもうやめますというわけにはいかないことなどいくらでもあります。社員に対する責任、顧客に対する責任、提携先に対する責任、色々な責任がありますが、ある日突然自分が全く動けない状況に陥ってしまい、そうした責任を果たせなくなってしまう恐怖といったら言葉にはとても表すことができません。なんとかしなければならないという気持ちとは裏腹に、体は思うように動いてくれません。

明日から自分が動けなくなってしまったら社員はどうなる?日頃お世話になっている顧客へはどんな迷惑をかけてしまう?そんなことを考えれば考えるほど、恐怖で体が動かなくなってしまう悪循環。元役員のコンプライアンス違反でボロボロの状態の会社を立て直すために、代表である自分が先頭に立って全力で動いていかなければならないのにそれができない現状。アクシアの社員や顧客に対して申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

そしてトゥモローゲートという会社には僕の場合、本当に色々な形で関わらせてもらっています。アクシアの代表としてはトゥモローゲートは顧客でもあり、業務提携先でもあり、株主でもあります。またトゥモローゲートの社員としても在籍させてもらっています。その全ての責任をまったく果たせていない状況になってしまったことに、トゥモローゲート代表の西崎さんに対してはもちろんのこと、その他全てのメンバーに対しても申し訳ない気持ちしか出てきませんでした。

うつ病になって自分が行ったこと

うつ病になるといつもできることが中々できなくなります。例えば起き上がってお風呂に入る、歯磨きをするみたいな日常生活でもいつものように行うのが困難な時が僕の場合ありました。ソファの上で横になるともう動けなくなるのです。そんな状態になるとこの先もずっとこんな状態が続くのではないかと不安になるもの。同じように苦しんでいる人もたくさんいると思います。そんな人達のためにほんの少しでも参考になればと、うつ病になって僕が行っていたことをご紹介します。

病院に行く

これ、一番大事です。

他の何よりも大事なことなので、メンタル病んで苦しんでいる人は、できれば今すぐにでもまずは病院に行きましょう。今はそこまで辛くないから大丈夫、などと軽く考えるのはやめましょう。ガッツリ病んでしまってからだと元の状態に戻るのにも時間がかかってしまうため、むしろ「あれ?ちょっと辛いかな?」と思ったくらいのタイミングで病院に行くことをおすすめします。

病院に行くと無理やり変な薬を飲まされるのではないか?という不安を抱く人もいるかもしれません。僕も最初はそうでしたが、無理やり薬を飲まされるようなことはありません。

あと心療内科と聞くとなんとなく敷居が高く感じられるかもしれませんが、皆さん体のどこかに痛みを感じたら病院に行って先生に診てもらいますよね?その痛みの原因は何なのか診てもらって適切な対処をすると思います。そうしないとその時は小さな怪我だったものが、対処を誤ったがために骨折して余計に完治まで時間がかかってしまうことにもなりかねません。メンタルも同じです。まだ小さな痛みのうちに病院で診てもらって、気づいたら心の骨折をしてしまった、というようなことはできるだけ避けましょう。

何もしない予定を入れる

「何もしない予定を入れる」という対策は病院の先生からのアドバイスで実施したことなのですが、これは本当におすすめです。

先生からこのアドバイスをもらうまでの僕は、温泉に行ったりヘッドスパに行ったりする「リラックスするための予定」を入れてしまっていました。これを先生からやめるように言われ、代わりに「何もしない予定」を入れるようにしました。

自分では疲れを取って少しでもメンタルを回復させるためにと思って入れていた「リラックスするための予定」でしたが、結局こうやって予定を入れてしまうことによって、その予定のために時間に追われてしまうことになります。そうすると予定に追われることが結果的にメンタルのストレスになってしまい逆効果になってしまうこともあるそうです。

「何もしない予定」が入っている時間はどんな過ごし方をしてもOKです。何もせず横になってダラダラしてもいい。やりたいゲームがあるならそれを楽しんでもいい。行きたい場所があるならそこに遊びに行ってもいい。とにかくスケジュールに追われることなく、のんびり過ごして心を休めてあげることが大切です。

太陽の光を浴びる

病院の先生から、毎日朝起きたら外に出て太陽の光を浴びるように言われました。後述しますが僕の場合はウォーキングすることは止められました。単に外に出て太陽の光を浴びることだけするように言われました。

僕は専門家ではないので詳細な説明は割愛しますが、太陽の光を浴びることで脳に良い刺激を与えることができるそうです。

ホワイトノイズを聞く

これは取引先の人から教えてもらった方法ですが、ホワイトノイズを聞きながら仕事をすると集中しやすくなりました。ホワイトノイズはYoutubeで検索してもらうと色々出てくるので自分の好みのホワイトノイズを聞くと良いと思います。

大前提として、うつ病になったら無理せずできれば仕事は休んだ方が良いのですが、僕の場合は会社の代表という立場もあってそういうわけにもいきませんでした。辛い中でもなんとか仕事をしなければならず、でもうつ病で毎日辛いし集中力も激落ちしている状態で困っている時にホワイトノイズの話を聞きました。

イヤホンでホワイトノイズを聞きながら仕事をしていると、気づくと画面の中にのめり込んでいました。つまり仕事に集中することができていたということです。この方法はうつ病ではなくても集中力を高めたい時に有効かもしれません。

繰り返しますが、大前提としてメンタルを病んでしまった時は無理せず休んでください。まずは回復が最優先です。そうは言っても僕のように現役の経営者でうつ病になってしまい、どうしても仕事を休むわけにはいかない人もいるかもしれません。何らかの理由で仕事を休む訳にはいかないやむを得ない理由がある場合には試してみると良いかと思います。

周りの人達と話す

メンタルを病んでいること、うつ病であることを一人で抱え込まないようにしましょう。なんか変だな?と自覚したらできるだけ早く自分の周りの人たちにそのことを打ち明けることをおすすめします。家族や友人、上司に話してみると良いと思います。

人に話すと楽になるというのもありますし、心ある人ならきっと自分の力になってくれることもあります。逆に上司にメンタルを病んでいることを話したのに全く理解してもらえないような会社なら、それ以上その会社に在籍し続けることはおすすめしません。今すぐ休職して、転職することを検討しましょう。

また会社の上司や家族に打ち明けることには、本来なら自分の味方になってくれる人たちに変な誤解を与えず、正しく自分を理解してもらうという意味もあります。人間誰もがエスパーのように人の心を読み取ってくれるわけではありませんから、うつ病である事実が伝わっていないと「何でこんな簡単なこともできないんだ」「やる気ないのか」と誤解を与えてしまうことにもなりかねません。これはお互いにとって良くないことです。

自分のためにも、また自分が大切にしている周りの人たちのためにも、大切にしている人にはうつ病であることを打ち明けることをおすすめします。きっと力になってくれると思います。

インターネットの情報は参考程度に

インターネットには様々な情報があふれています。うつ病に関する情報もSNSやブログでたくさん情報があります。しかしそれらの情報はあくまでも「参考情報」として考えるようにして、真に受けないようにしてください。

インターネットの情報が全て嘘ではありませんが、中には嘘の情報もあります。また大事なことは、インターネット上にある情報が、全ての人に当てはまるわけではないということです。

具体例を一つあげますと、インターネットで検索すると「うつ病にはウォーキングが良い」という情報が結構たくさん出てきます。僕も毎朝ウォーキングをしていたのですが、病院の先生にこの話をしたところ「ウォーキングはやめなさい」と言われてしまいました。

ではインターネット上で「うつ病にはウォーキングが良い」と言っている人たちは嘘をついているのか?と言えば、そういうわけではありません。僕がウォーキングをやめなさいと先生から言われたのは心療内科を受診した初期の頃の話で、今はむしろウォーキングを推奨されています。

これはどういうことかと言うと、一言にうつ病と言ってもその人のその時の状態によって正しい施策は変わるということです。そしてそれを判断できるのは素人ではなく、専門家である医者だけです。だから病院に行くことが大事なのです。

僕の場合は受診初期の頃はあまりにも状態がひどく、ウォーキングによる体の疲れすらもストレスになって逆効果になりかねなかったのでウォーキングをやめるようにアドバイスしてくれたそうです。今は状態が非常に良くなったので、ウォーキングした方が良いと言われています。こういう判断を素人が行うのは危険ですよね?インターネット上でうつ病に良いとされる施策が書かれていたとしても、それが必ずしも全ての人に当てはまるわけではないので、その時の自分に合った施策は病院で先生に直接聞くのが一番確実です。

そういうわけなので、僕が今書いているこの記事についても「僕の場合はこうだった」という参考情報に過ぎません。参考にはしてもらえたらと思いますが、メンタル病んでいる人はとにかく病院に行くことを最優先に考えてください。

うつ病に対する誤解

うつ病になると一日中寝込んでいて何もすることができない。そんなイメージを持っている人はいませんか?これは大きな誤解です。

確かにうつ病になってしまうと何もできなくなってしまう時間が多くなることは事実ですが、うつ病の人が一番辛く感じるのは自分のストレスの原因に対してであって、自分がストレスを感じないことであれば平常時と同じようにできることもたくさんあります。

仕事がストレスの原因でうつ病になってしまった人は、仕事に対しては強いストレスを感じますが、もしかしたらゲームやショッピングはなんの問題もなくできてしまうかもしれません。だからといって別に仕事をサボっているわけではないのです。

先日Twitterでとある経営者が、自分の会社でうつ病になって休職している社員が元気にSNSしていてびっくりしている!という嫌味たっぷりのツイートをしているのを見かけて唖然としました。その社員は仕事がストレスでうつ病になって休職しているのであって、SNSは何の問題もなくできていても全くおかしなことではありません。そうやって休職している人をSNSで監視したりするような会社だからその社員はきっとうつ病になってしまったのでしょう。

ここで少し自分の場合のエピソードもご紹介します。僕は元々フォートナイトというオンラインゲームが好きで、週末とかにたまに楽しんでいたのですが、冒頭でお話した一件があってからは精神的にも時間的にもとてもゲームをやる余裕がなくなってしまい、全くフォートナイトをやらなくなってしまいました。代表取締役なのでアクシアの仕事はできる範囲でなんとかやっていたのですが、トゥモローゲートの仕事の方は全く何もできない状態が続いていました。

そんな感じでトゥモローゲートの仕事を全くできていない社員に対して、トゥモローゲートの役員の人たちは、一緒にフォートナイトをやろうと誘ってくれるのです。これがどんなにありがたいことだったか・・・。

普通だったらうつ病で全く仕事してない社員に対して「ゲームやる余裕があるんだったら仕事しろよ」と言われてしまってもおかしくはないですよね。でもトゥモローゲートの役員は、そんな僕に対して文句一つ言わず、以前のように普通にフォートナイトに誘ってくれます。画面のこちら側でこっそり泣きそうになりながらゲームをしていたことがあったことは内緒です。笑

うつ病は絶対に治る

冒頭でもご紹介した西崎さんの動画を見た時に、僕が一番救われた言葉が「うつ病は絶対に治る」という言葉でした。ですので僕からもこの記事を読んでいただいている方に対して「うつ病は絶対に治る」という言葉を贈りたいと思います。

僕自身もほんの3ヶ月くらい前までは、辛さのどん底にいて「本当に回復できるのだろうか?」「このまま死んでしまったら楽になるなぁ」と考えてしまっていました。どん底にいる時というのはその辛さが永久に続くかのように感じるものなんですよね。でも大丈夫です。うつ病は必ず治ります。僕は今も薬を飲みながら治療中ではありますが、辛いと思うことは今はもうほとんどありません。先生からはまだいつ波が来てもおかしくない時期だから注意するように言われてますが、自分自身の感覚では元気になったという実感があります。今は頑張りすぎて再び悪化しないようにだけ気をつけています。

うつ病は不治の病ではなく絶対に治る病気です。少しでも早く良くなるために、まずは病院に行って、場合によっては薬の力も借りて治療しましょう。一人で悩まず、周りの人に打ち明けましょう。もし誰かに話したいけど周りには中々打ち明ける相手がいないという人がいたら、こちらのTwitterのアカウントから僕にDMください。僕で良ければZoom等でいくらでもお話聞きます!

感謝

最後に、僕がうつ病になって散々ご迷惑をおかけしてしまったり、お世話になった方々に対して、この場をお借りして感謝の気持ちを綴らせていただいてこの記事の締めくくりとさせていただきたいと思います。

まずは家族、友人、知人の方々へ。私生活の場面で色々協力してくれたり、食事に誘ってくれたり、気晴らしに遊びに誘ってくれたり、本当に感謝してます。ありがとうございます。

アクシアのお客様へ。お客様にはうつ病であることを話したことはありませんが、僕がこのような状態だったということもあり多大なるご迷惑をおかけしてしまったかと思います。大変申し訳ございませんでした。ただ今のアクシアには僕が自信を持って良い社員だと言えるメンバーがそろっております。また僭越な表現になるかもしれませんが、今のアクシアは良いお客様にも非常に恵まれていると実感しております。良いメンバーと良いお客様で、良い結果を生み出していけるように精進してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

アクシアの社員の皆さんへ。アクシアのメンバーには僕がうつ病になってしまったことを話していませんでしたので、誰もこのことを知らなかったと思います。それでも会社が大変な状況にあり、おそらく僕が辛そうにしている様子を見て何かを察していた社員もいるかもしれません。こちらから頼んでいなくても、業務効率化の提案をしてくれたり、僕が楽になるように僕の仕事を奪ってくれたり、「何かできることありませんか?」と声をかけてくれたり、何度社員の皆さんに救われたことかわかりません。アクシアは本当に社員に恵まれていると思います。いつも本当にありがとうございます。これからは僕も会社を盛り上げていって社員の皆さんに貢献できるように頑張ります。

トゥモローゲートの社員の皆さんへ。トゥモローゲートの社員という立場であるにも関わらず、全然貢献できない状況が続いてしまい本当に申し訳ありません。給料泥棒と言われてしまってもやむを得ない状況だったと思います。そんな状況でもいつも暖かく接してくださる皆さんに本当に感謝しております。これから恩返ししていけるように頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。

水城さんへ。アクシアがこんな状況になり、僕自身もこういう状況にも関わらず「来年は、もっとよろしくお願いします!」とおっしゃっていただけたこと感謝しております。いつもありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

池田さんへ。アクシアとして多大なるご迷惑をおかけすることになってしまった経緯をご説明した直後にも関わらず「米さんと出会いたくさんの気づきを得た年でした!」とおっしゃっていただけたこと、心から感謝しております。いつもありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

隼平さんへ。アクシアの不祥事をご説明した場で「米さんのその態度が気に入らない。謝罪ではなくて、僕らを仲間としてもっと頼ってほしい」とおっしゃっていただけたこと、涙が出るほど嬉しかったです。本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

西崎さんへ。トゥモローゲートの開発パートナーとして、資本提携パートナーとして、また私自身社員としても、中々貢献できない状況にあり申し訳ありません。会社としてもアクシアと提携関係を解消され、社員としても解雇されることも覚悟しておりましたが、寛大なるご配慮に感謝の言葉もありません。またうつ病の件をお話させていただいてからも、ゆっくり休んでもらって大丈夫だと言っていただき、その後も自然体で接してくださっていることで本当に救われております。西崎さんご本人はもちろんのこと、他のトゥモローゲートのメンバーの方々と接していても、西崎さんの偉大さを痛感しておりますし、トゥモローゲートが本当に良い会社だと実感しております。僕自身もさらに良い会社にしていくための一端を担わせていただければ幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。

以上、現役経営者としてのうつ病体験をお話してきましたが、こうして整理してみると本当に色々な人に助けてもらいながら生きているのだなと、自分は恵まれた環境にいるのだなと強く実感しました。大変なこともたくさんあったけど、それ以上に周りの人達へのありがたさを改めて実感する経験でもありました。僕の経験がうつ病で苦しんでいる人たちの少しでも参考になれば幸いです。

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