夢を語りづらい世の中で、僕たちはどう生きるか|法政大学キャリアデザイン学科講義レポート

学生が将来のキャリアを考えるタイミングは年々早まっているように思います。高校や大学に通いながら会社に所属する人もいれば、個人事業主や経営者としてビジネスをゼロから立ち上げる人もいます。実務ではなくても学校でビジネスを学んだり、より良いキャリアを歩むためにさまざまな情報に触れている人もたくさんいます。

先日、法政大学のキャリアデザイン学科のゼミで講義をする機会をいただきました。僕自身まだまだ若造ではありますが、これまでの経験やお客様の事例を基に、弊社トゥモローゲートが提供しているブランディング事業やそこから紐づくキャリア描き方について、これから社会で戦いに挑む学生さんに対してお話ししました。

今回のブログではその講義の内容を振り返りながら「オモシロイキャリアを歩むために学生時代にやるべきこと」というテーマでお送りしたいと思います。ワクワクする社会人生活を送るために学生のうちにやるべきことは何なのか。僕なりに言語化していきます。

・毎日ワクワクして働けるキャリアを歩みたいと思っている人
・将来何かを成し遂げたいがその“何か”が言語化できていない人
・これから社会で戦う学生さんと関わっている教育関係の人

こういった方々にとって少しでも学びになるような内容にしたいと思います。

オモシロイキャリアへ
学生時代にやるべきこと

①笑われるくらいでちょうどいい。
「欲望」を言語化しよう。

「みなさん夢はありますか?」

と言われると、うさん臭いと感じる人もいるかもしれません。でも、そう感じてしまっている時点でオモシロイキャリアからは遠のいてしまっていると僕は思います。誰しも必ず「こんな仕事がしたい」「こんな生活がしたい」という夢があります。壮大なものではなかったとしても目標や欲望といったものは必ずあると思います。

なのに、年齢を重ねるほど、夢や目標や欲望を堂々と語ることをやめてしまう人が多いです。社会の現実を知る中で自信をなくし、いつまでも堂々と語っていると周りから浮いてしまう。そんなある種の“恐怖”が背景にあるのかもしれません。もしあなたがワクワクするキャリアを歩みたいのであれば、その“恐怖”は今すぐ取り払ってください。

プロ野球選手になりたい。年収1億円以上稼ぎたい。そんな壮大なものではなくても大丈夫。今よりいい生活がしたい。ワクワクした気持ちで働きたい。1円でも多く稼ぎたい。そんなことでいい。周りに笑われるくらいでちょうどいい。とにかく言語化すること。夢や目標や欲望を言葉にすること。

そうすることが、実現への最初の一歩だと信じてます。

今回、法政大学で実施をさせていただきました講義の中で、50名以上の学生の皆さんに対しても同じような問いを投げかけました。即答で「〇〇になりたい!」という声は上がりませんでしたが、次の章で紹介する「マイビジョンマップ」というワークを通してさまざまな夢や目標や欲望が出てきました。そしてこの「マイビジョンマップ」こそオモシロイキャリアを描くための重要なカギになると考えてます。

②「欲望」を手にするための
具体的なロードマップを描こう

マイビジョンマップとは弊社トゥモローゲート社内で根付いている文化の1つであり取り組みの1つです。マイビジョンマップとは何なのか一言で表すと「社員の夢と会社の夢をリンクさせる期限付きのロードマップ」です。

社員それぞれがなりたい将来像と会社のビジョンを紐づけていきます。そのビジョンを実現するために「いつ」「どうならないといけないのか」まで細かく設定し、どんなアクションをすればいいのかまで落とし込みます。精密なマイビジョンマップをつくれば、同じ方向を向いて挑戦できる一体感のある組織づくりのきっかけとなります。

【ブログ】マイビジョンマップで強い組織を作る

このマイビジョンマップを法政大学のみなさんにも作成してもらいました。5人1組のグループを組んでもらい、お互いの考えや意見を交わしながら目指す将来像や期限やアクションを設定。それを全員の前で発表しあい共有していただきました。最初は言語化に戸惑っていたみなさんですが、徐々に筆は進んでいき、それぞれ自分らしさと人に対して胸を張って発表できる素晴らしいマイビジョンマップを作成してくださいました。

③ロードマップを描けば
オモシロイキャリアの入口に立てる

今回、マイビジョンマップで定めたものの結果がどうなるのかは、これからの話です。そのためマイビジョンマップがどのようにオモシロイキャリアにつながっていくのか(夢を言語化することにどんな意味があるのか)を、僕自身の人生を題材にお伝えしたいと思います。

僕は学生時代“サラリーマンになりたくない”と思っていました。通勤ラッシュの電車でため息をついている。終電間際の電車で暗い顔をしている。サラリーマンというものに対してそんなイメージしか持てずにいました。でも、いざトゥモローゲートに入社し、マイビジョンマップをはじめとするキャリアに関するさまざまな取り組みに触れる中で気がつきました。

楽しくない。オモシロくない。そんな感情は全て「何のために今この仕事をしているのかが分かっていないから」ということに。

つまり何よりも大事な事は「WHY」を自分の中で腹落ちさせること。将来像やそれまでのロードマップが明確であれば目の前の仕事に意味が生まれる。意味が生まれると同じ仕事でも意欲やアクションが変わり成果が変わる。そこを定義づけるのがマイビジョンマップであり夢を言語化することなのです。

僕自身、働くというものにネガティブなイメージを持っていましたが、マイビジョンマップで自分のビジョンと目の前の仕事を紐づけ、それに沿ったアクションを続けて少しずつ成果を創出できるようになってから、そのイメージはガラリと変わっていきました。むしろ真逆のワクワクして働けるオモシロイキャリアを歩むことができていると実感しています。

今回講義を聞いてくださった法政大学の学生さんたちは、大学時代の僕なんかより、謙遜でもなんでもなく10倍いや100倍くらいキャリアに対して前のめりでした。そのため今回の取り組みを通してとてつもなくオモシロイキャリアを歩まれると思います(今回の取り組みがなくても…というのが正直なところですがそこは講師役として誇らせてください…)

自分がなりたい像を言葉にし、実現するためにロードマップを具体的に描いていく。弊社ではその方法を「マイビジョンマップの作成」にしていますが、人によって適した方法があると思います。あの大谷選手はマンダラートと呼ばれるフレームワークに自分の将来像やアクションを書き込んだと言われています。そして全てを行動に落とし込み、世界最高の野球選手になっています。ワクワクする社会人生活を送りたいという学生のみなさまには自分に合った方法を探っていただき、実践していただきたいと強く思っています。

夢を語りづらい世の中で
僕たちはどう生きるか

大人になるにつれて堂々と夢を掲げることが難しくなる。掲げた通りの行動をして成果を掴み取るのはもっと難しい。それが、一般的な大人の認識だと思います。でも、だからこそ、笑われても馬鹿にされてもいいので夢を掲げて行動することの価値は高いと思っています。

何も壮大な夢じゃなくていい。お金を稼ぎたいとか異性にモテたいとかっていう欲望でもいい。とにかく言葉にすることが大切です。言葉にして実現のために必要なことを洗い出して一つひとつ行動すること。自分の小さな欲望を見逃さずに行動に落とし込むこと。そうすればやりたいことができるようになるし、同じ価値観の人と知り合えることもできる。その結果としてオモシロイキャリアを歩むことができるようになります。

夢を語りにづらい世の中です。

だからこそ夢を語ることの価値が高まっています。僕たちはどう生きるのか?の答えは1つです。誰になんと言われても夢を語り続けること。語った夢を夢のまま終わらせないために行動し続けることです。

オモシロイキャリアのきっかけになる
インターンや講義依頼を
募集しています。

トゥモローゲートでは今回のような講義のご依頼を随時受け付けております。これまでの経験や事例を基に、ワクワクするキャリアを歩むためのヒントをお伝えさせていただきますので、興味のある方はぜひ問い合わせフォームよりご相談ください。

【問い合わせフォーム】

また、学生のうちからキャリアのきっかけをつくることができるインターンも随時実施しています。実務でしか学べないことをたくさん学べるのがインターンの特徴。将来どうなりたいのか?何が得意なのか?を明確にすることもできます。こちらも興味のある方がいれば、以下のフォームよりまずは説明会にご参加ください。

【説明会フォーム】

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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