退職代行は人間関係をぶち壊すサービスだ

ここ数年、退職代行というサービスが世間でたびたび話題になっています。自分の周りでもかなりのレアケースではありますが退職代行を使ったという話を聞くようになりました。この退職代行サービスについて思うことを書いてみようと思います。

結論:退職代行サービスは必要

いきなり結論から書きますが、僕は退職代行サービスは今の世の中に必要なものだと思います。このサービスについての賛否があるのは知っています。退職代行サービスについて否定的な意見はおおよそ下記のような感じでしょうか。

  • 人として辞めるときくらいちゃんとしろ
  • こんなサービス使わなくても内容証明郵便で辞めれるよ

まあその通りではあります。

この記事のタイトルにもありますが、退職代行サービスとは「人間関係をぶち壊すサービス」です。単に退職を代行してくれるサービスではありません。その意味で面倒くさいからとか、直接話しづらいからとかいう安易な理由でこのサービスを使う人には心の底からやめておけと言いたいです。

人間関係というのはその人の人生の財産です。破壊するのは簡単ですが築くのはとても難しいです。それなのにつまらない理由で自ら積極的に人間関係を破壊しにいく行為は「もったいない」以外の言葉がありませんし、その人の人生にとっても損しかないでしょう。人間関係を軽く見る人で人生うまくいく人を全く想像できません。

また仮にどうしても直接会って話せない理由があるとしても、こうしたサービスを使わずとも自分で内容証明郵便を使って退職の意思表示をすれば退職は成立します。わざわざお金を払ってまで代行サービスを使う必要なんかないというのもその通りでしょう。

でもそれが無理な人もいるというのも理解はできます。以前下記のブログ記事を書いたのですが、

現役経営者がうつ病になった話

仮にうつ病になってしまったりすると、普段は当たり前にできるようなことでもしんどくて中々行動できなくなってしまいます。もし退職理由が上司のパワハラを原因とするうつ病だったりした場合、その原因の相手となる上司と直接コミュニケーション取るというのは耐え難い精神的苦痛であることを僕は想像できます。

でもそれを想像できるのは上記の記事にあるように自分にうつ病の経験があるからなんですよね。うつ病になったことのない上司は「ふざけんなこいつなめてんのか」としか思えないかもしれません。(この姿勢がパワハラにつながるわけですが)

世の中にブラック企業は存在しますが、本当にガチでヤバいブラック企業を知らない人は結構多いかもしれません。僕の知っている本当にヤバいブラック企業経営者の中には、普通に暴力を振るうようなやつもいましたし(灰皿投げたりします)、社員に対して「お前は会社に損害を与えたから毎月3万円ずつ払い続けて一生かけて死ぬまで損害賠償しろ」という念書を書かせて徹底的に社員を追い込んでいくような、まるでヤ◯ザのようなやつもいました。

もし仮に自分がこういう真正のヤバいブラック企業に勤めていたとして、そこを辞めたいとなった時に退職代行サービスを使いますか?と問われたら、当たり前に使いますよね。こんなヤバい相手と直接話そうなんて1ミリも思いません。そんな精神的ストレスを受けたり身体的な危険を犯すくらいなら、お金払ってでも代行サービス使って対処しようとするのは普通のことですよね。

そういう本当にヤバい環境から逃げるための一つの手段として、退職代行サービスは世の中に必要だというのが僕の考えです。

安易に退職代行サービス使うのはマジでやめとけ

一方で安易に退職代行サービスを使う人には今すぐやめとけと言いたいです。人間関係というものは非常に大切なものであり、人間関係を軽く見てる人のことが僕は大嫌いです。

もちろん人間関係を続けていたら嫌なこともあると思いますし、嫌な人間関係を無理して続ける必要はありませんが、人間関係は大切にした方が良いということに変わりはありません。おそらく退職に至るまでには会社と社員の双方に色々なことがあるのだと思いますし、嫌なことだってまったくなかったということもほとんどないと思います。

でも「嫌なことがあったから」とか「気に食わないから」という理由で退職代行を使う人を見ると残念だなとしか思いません。最後くらいちゃんと挨拶して終わろうよという経営者は世の中に多いと思いますが、基本的に僕も全く同じスタンスです。退職代行を使った方が良いケースというのはかなりのレアケースなんです。

僕の知り合い(仲が良いわけではない)が退職代行を使ったようで、それどころか残された他の社員にも退職代行を使うように扇動していたことを見たことがあり、非常に不快な気持ちになりました。会社とすれ違いがあり、会社のことが気に食わないから退職代行を使う。他の人にも退職代行を使うように煽って会社にダメージを与えて「ざまあみろ」と言いながら鬱憤を晴らす。正直人として最低だなという感想しか出てきませんでした。

退職代行サービスは人間関係をぶち壊すサービスです。

どうしてもその会社との関係性を壊す必要のある場合にのみ使うべきであって、会社のことが気に入らないからみたいな理由で使うようなサービスではありませんし、「自分では直接は言い出しにくい・・・」みたいな自分勝手な理由で代行サービスを使って良いものでもありません。その結果待ち受けているのは人間関係の破壊です。これを軽く見る人がその後の人生で信頼を得られることはまずないでしょう。

SNS見てるとこうしたサービスを軽い気持ちで使おうとしている人も結構いるように思えて、この人大丈夫かな?と勝手に心配してしまいます。

まとめ

退職代行サービスはどうしても必要な場合もあるけど、安易に使うのはやめた方が良いというのが僕の考えです。人間関係の重さは正しく認識すべきです。

幸いなことに僕は今のところ自分の経営する会社で退職代行を使われたことは一度もありませんが、もし使われてしまったら大きなショックを受けると思います。(ショックを受けるし残念ではあるけど恨んだりはしないと思う、多分)

せっかく御縁があって一緒に働いてきた仲なわけですし、雇用関係は終了しても人間関係はそのまま継続していればこの先の人生どこでどんなふうに関わることになるかわからないわけですし。せっかく得られた御縁は大切にしたいものだと個人的には強く思います。辞めた後も継続できる関係性はすごく良いですよね。

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