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社員のモチベーションを上げる方法をブランディングの視点から解説。

経営理念の策定や浸透、人事評価制度の構築など「インナーブランディング」もサービスとしてご提供しているトゥモローゲートは「社員のモチベーションがなかなか上がらなくて悩んでいる」とご相談をいただくことがあります。

今回のブログはそのような悩みを抱えている経営層の方々に向けた内容です。ブランディングを通して、社員様のモチベーションに関する課題をどのような解決していけばいいのか?解説していきます。

社員のモチベーションを上げる5つの方法

①「社員のモチベーションを上げる目的」を明確にする

なぜ社員のモチベーションを上げたいのでしょうか。「目的なんてあえて言うまでもない」と思われるかもしれません。でも、細かく紐解いていくと、会社様それぞれ違った目的が浮き彫りになり、目的に沿った解決策の糸口が見つかります。

「社員のモチベーションを上げることで売上を伸ばしたい」なのか、「社員のモチベーションを上げることで採用を成功させたい」なのかでとるべき対策やアクションは変わってきます。まずは目的を明確にしましょう。

明確にしないまま、ただモチベーションを上げるための手段を実施しても、本質的な課題解決にはつながりません。

②「納得できてワクワクできる」ビジョンを策定する

ここからは、モチベーションを上げる目的がどんなものであったとしても解決策になり得る、普遍的な実施内容をご紹介していきます。

僕たちが「社員のモチベーションを上げたい」と相談を受けた際にご提案することが多いのは、「社員が納得できてワクワクできるビジョン」を策定することです。

社員のモチベーションが上がらない原因としてありがちなのが、日々の業務を何のためにやっているのか?や、何につながっているのか?が明確ではないパターンです。目の前の仕事に目的を見出せていない状態です。

その目的を見出すために必要だと僕たちが考えているのがビジョンの策定です。この会社はなぜ生まれたのか?世の中にどんな価値を提供するのか?提供し続けた先にどんなビジョンを実現するのか?を明確にするんです。

僕たちを例に挙げると、「世界一変わった会社で、世界一変わった社員と、世界一変わった仕事を創る。」というビジョンがあり、事業、採用、広報などあらゆる面でそのビジョンに沿った戦略が実施され判断がなされているため、一社員の僕でも高いモチベーションを保つことができています。

ビジョンを明確にすることで日々の業務に“目的”を見出す。

それも、キレイな言葉を掲げるだけでなく、社員一人ひとりが納得できてワクワクできるビジョンを策定することが大切です。すると「ビジョンを実現に近づけるために」という1つの目的が生まれ、取り組む姿勢に変化が生まれます。すなわちモチベーションを向上させるきっかけをつくることができます。

③ビジョン達成につながる「中期ビジョン」を策定する

ビジョンを策定するだけで社員のモチベーションが爆発的に上がるか?と言われると、そんなに簡単なものではありません。ビジョンを掲げた後は、そのビジョン達成につながる「中期ビジョン」つまりビジョンよりも短期間で目指していく具体的なゴールを設定することをおすすめします。

僕たちは先ほど紹介したビジョンに対して「大阪で一番オモシロイ会社になる」という中期ビジョンを策定しています。この“オモシロイ”にも明確な定義があり、事業、採用、広報などあらゆる面で定量的な目標を定めることで「何をもって一番オモシロイと言えるのか」を明確にしています。

「世界一」や「大阪で一番」という言葉を掲げるだけだと日々の業務から少し距離感がありますが、それに紐付く定量的な目標があれば、壮大なビジョンを意識して仕事に取り組みことができます。つまり目の前の業務に“意味”が宿るため、モチベーションの向上に繋がりやすいです。

④定量目標の達成に必要なアクションプランを設定する

「個人あたりの売上3,000万円」という定量目標があるとしましょう。

この目標を達成するためにどんなアクションが必要なのかを細かく設定していきましょう。設定方法は様々ですが、3,000万円売り上げるためには合計何回のアポイントが必要なのか、その回数のアポイントをいただくには合計何回アプローチする必要があるのか、というような流れで紐解きアクションを設定することがおすすめです。

どれだけ壮大なビジョンがあっても、明確な中期ビジョンがあっても、定量的な目標があっても、そこまでの道筋が明確でなければモチベーションが上がらない可能性もある。できるだけ具体的な道筋を立てていきましょう。

⑤成果やアクションを評価する人事評価制度を構築する

ビジョン、中期ビジョン、定量目標などに貢献した社員を適切に評価する制度を構築しましょう。

ビジョンにつながる具体的なアクションを決めたとしても、それを実行する“メリット”を感じなければ社員のモチベーションが劇的に上がることはありません。

僕たちの場合、会社のビジョンに直結する成果はもちろん、その成果に対してのアクションや仕事に取り組む姿勢、さらには経営理念の一部である「VALUE(行動基準)」に沿った行動なども評価対象に含まれています。

ワクワクするビジョンを掲げ、ビジョンに対して具体的な目標やアクションを定め、さらには社員がビジョン実現につながる成果を出すために行動する「動機」をつくる。評価制度の構築はその「動機」の1つになり得ます。

【事例アリ】社員が成長する人事評価制度の作り方

⑥社員個人の夢や目標と会社のビジョンを結びつける

会社が掲げるビジョンと、社員個人の夢や目標に関連性が出てくると、目の前の仕事に対するモチベーションはグっと上がることが期待されます。会社での仕事が自分の夢にも直結するとなったらヤル気は増しますよね。

そのために僕たちは「マイビジョンマップ」というツールを活用しています。

マイビジョンマップを一言で言うと「社員の夢と会社の夢を繋ぐ期限付きのロードマップ」です。

孫に尊敬されるじいちゃんになりたい!
南の島を買って家族と自由な生活を送りたい!

社員にはそれぞれ将来の夢があります。でも会社のビジョンと同じくただ掲げているだけでは実現は難しい。実現するためには「いつまでに」「どんな状態になっておかなければいけないのか」を設定し、「そのためにやるべきこと」も言語化しておく必要があります。それらを言語化できるフォーマットがこのマイビジョンマップです。

マイビジョンマップには個人のビジョンに紐づくカタチで会社のビジョンやその会社の社員としての短中期の目標、それに対する定量ゴールやアクションプランなどが細かく記載されています。これにより、個人のビジョンと会社のビジョンに関連性が生まれ、モチベーションの向上につながっていきます。

社員のモチベーションが上がるビジョンのつくり方

上記で紹介したビジョン、中期ビジョン、アクションプランを定める1つの例をご紹介します。僕たちが自社で使用し、お客さまにもご提供しているビジョンマップというものです(マイビジョンマップの会社版といったイメージです)

経営理念の定義、意味、意図。その理念に沿った行動基準、目指すべき未来。それらが「達成した」と言える条件などを細かく明記しています。

会社の想いを言語化することにより、これまで“なんとなく認識している”程度だった自分たちのビジョン、提供価値、行動基準といったものが明確になります。

このブログで紹介した、モチベーションを上げるための考え方や施策の数々は、すべてこのビジョンマップで定義されているさまざまなことに紐づくカタチで実施しています。ぜひ参考にしてみてください。

【ブログ】ビジョンとは?組織が強くなるビジョンマップの作り方 

モチベーションが上がった実体験がある

トゥモローゲートに入社するまで“仕事をする目的”について深く考えたことはありませんでした。

仕事自体は好きで、前向きに取り組んできましたが、何のために働いているのか?どんな未来を実現するために働いているのか?本格的に考えたのはトゥモローゲートに入社してからでした。

自分達自身がビジョンを策定し実践しているからというのもありますし、何よりお客様にご提案する中でビジョンの大切さを強く痛感していきました。気づけば仕事に対するモチベーションは今までにないくらい上がっていました。

社員のモチベーションが上がらなくて悩んでいるという経営者様がいれば、まずは会社として変えられることはないか考えてみるといいかもしれません。ビジョンを定め、それを実現すべき理由を社員が納得するカタチで言語化し、それに沿った評価制度などの取り組みを実施していく方法が、の解決策になるかもしれません

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