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HSU YU CHENG 許育誠

台湾から選考を受けてくれている人がいます、と聞いたのが2019年。当時すでに社員だった台湾出身の葉が転職サービスを通じてスカウトメールを送ったのがきっかけでした。転職サービスにはその人がこれまでつくってきたものが見れるポートフォリが載せられています。許のそれを見たときに意匠制作部の池田が「一緒に働きたい」と言い、言葉が通じる葉が送ってくれたんですね。許は友人の会社のデザイン部門をサポートする立場で働いていて、デザインの経験も実績も豊富でした。ちょうど即戦力のデザイナーを会社として探していたこともあり、選考段階からかなり期待していたんです。聞くところによると許はもともとトゥモローゲートのコーポレートカラーでもある黒色が大好きで、その好き具合がポートフォリオの作品にすごく反映されていたらしく、トゥモローゲートらしいデザインができる人でした。それに、日本がすごく好きで、日本でデザイナーとして働きたいという思いを強く持っていたそうなんです。「こんなにピッタリな人がいるんだ」と思いましたね。

インターンに参加するために1週間来日してオフィスで職場を体験してもらいました。経験やスキルは申し分がない一方で言語に不安があったので、そこを重点的に見ようと思っていました。ただ、先ほども紹介したようにすでに社員として働いてくれていた葉が通訳的な役割を果たしてくれて、さらに許自身も必死に日本語を勉強する姿勢を見せてくれていました。その姿勢から、入社後に活躍する姿を想像することができたので、一緒に働いてもらうことに決めました。許はそのあと一度帰国して、日本で本格的に働き始めるための準備をしていた時...コロナウイルスがやってきたんですよね。なので、インターン以来、許とは会えていないんです。ずっと台湾の自宅からリモートで働いてくれています。早く会いたいですね。入社してから一度も会えていない社員なんて、もちろん許だけですから。

自分自身、許とプロジェクトを共にしたことはないので間接的な意見になってしまいますが、許のアウトプットを見て思うのは、シンプルで、洗練されていて、それでいて見た人の印象に残るデザインがつくれるということ。国によって良しとされるデザインは微妙に違うので台湾と日本のギャップに最初は苦労したと思うけど、さすがは経験豊富なベテラン、すぐに順応して、トゥモローゲートの制作物のクオリティを高めてくれました。さらに、つくれるものの幅が広い。webサイトのデザイン上に表示できるショートムービーや、写真やロゴをアニメーションのように動かすモーショングラフィックスなど、これまでのトゥモローゲートではつくれなかったものをお客様に価値として提供してくれています。これも、経験豊富なベテランならではだなあと。これから経験を積んで成長していくメンバーが多い会社だけに「許にしかできないこと」が多いです。本当に、頼りになる存在です。

コロナウイルスの感染拡大が収まったら、すぐにでも日本にきて、オフィスで働いてほしいです。内定が出てから1年半以上が経つけど、日本で働きたい思いは変わらず強く持ってくれていると聞いているので、本当に楽しみです。誰よりも豊富な経験から得た知見やスキルを後輩たちにドンドン伝えていってほしいし、これまで通り制作物のクオリティをガンガン高めていってほしいです。特に先ほど紹介した動画やモーショングラフィックは老若男女すべての人に伝わりやすい表現方法ですし、通信速度が早くなるこれからの時代において今以上に重宝されることは間違いありません。そのあたりをとことん強化してもらいたいです。

その上で、海外でも実務経験があるという強みを生かしてほしいとも思っています。例えば、海外の案件を先頭で引っ張ってもらうとか。今後担当させていただくお客様が全て日本の会社とはとは限りません。『世界一変わった会社で、 世界一変わった社員と、 世界一変わった仕事を創る』というビジョンを掲げている以上は日本を飛び出して価値を提供する時がくると思います。そうなったときには葉と2人で台湾部門を盛り上げてもらって、さらには韓国出身のソフィを加えた3人でアジア部門を盛り上げる役割を担ってほしいなと思っています。そんな話をしていると...ますます許の来日が待ち遠しいですね。

楽しみと言えば、プライベートな時間も共にしてみたいです。誠は自分の二つ下と年齢も近いので、じっくり話がしてみたい。役員陣と葉を交えた5人で居酒屋に行った2年前の最終選考が最初で最後になってしまっているので。あの時は仕事の話はほとんどしてなくて、プライベートなゆるい話ばかりで最高に楽しかった。オンラインではなかなか味わえない時間なのでとにかく早く日本に来て欲しい。これから上手くなっていくであろう日本語も、実際に日本にきたら上達スピードは格段に上がると思います。今も毎週欠かさず日本語教室に通っているというほど熱心なので、こっちにきたらすぐに使いこなすでしょう。考えれば考えるほどの楽しみになる。それも、許という人間が好きだからだと思います。

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