水城が応募してきた時の感想は「やばいやつがきた」。もちろんいい意味での「やばい」。職務経歴書に載っている経歴や実績がこれまで見てきた人と比べてズバ抜けていました。だからこそ「最終的に入社はしてくれないだろうな」と思いましたね。2018年当時は今よりももっと会社が小さくて、待遇面もまだまだ不十分でした。それに対して水城は年収4桁万円。普通に考えればトゥモローゲートに転職してくれるとは思いませんよね。そんな状況だったので面接には自分が学ばせてもらおうという気持ちで行きました。それだけ稼げる営業マンになるにはどうすればいいのか。どんなスタイルで営業をしているのか。教えてもらおうと思っていたんです。そんな気持ちで面接に臨んだのはもちろん初めてでした。
直接会った時の第一印象は正直あまり良くなかったんです。「ザ・トップセールスマン」と言いますか...。ストライプが入ったキラキラのスーツを着こなして、髪の毛にはパーマがかかっていて、高価そうな時計をしていて、革靴のつま先部分が尖っている。チャラい人なのかなという印象を受けました。そういうタイプの人がダメだと言っているわけではありません。実際に仕事で成果を上げているわけですから。ただトゥモローゲートのカラーには合わないかな...と思いました。偏見かもしれませんが、稼ぐ自信のある営業マンには、他人の話に耳をかさず、一方的に話を続けてしまう人が多いというイメージがあります。水城もそうなのかな、と予想していました。その印象がすこし会話をしただけで覆ります。営業マンに必要な勢いや熱意はゴリゴリ伝わってくる一方で、すごく冷静で、謙虚で、人の話をじっくり聞いた上で意見を伝えることができる。この人は単純に稼げる営業マンというだけではない。人として素晴らしい。長い付き合いがしたいと思える人だと分かったんです。
「一緒に働きたいな」と同時に、余計に「ウチのような小さい会社にはきてくれないだろうな」とも思いました。だって仕事ができる上で人としても素晴らしい。こんな人、もっと大きな会社から引っ張りだこだろうと思ったんです。その面接では仕事についての考え方や営業マンとしてのスキルやノウハウ、もちろん今後のキャリアについても話し合いました。その場での結論は「一度オフィスを見に行きたい。仕事している様子を見てみたい」となりました。それなら仕事を体験するインターンに参加してもらおうということで1日インターンという形で数日後にオフィスにきてもらいました。そこで見た仕事ぶりは予想通り、いや予想以上に素晴らしかった。自分の会社のオフィスで実際にその姿を見ることができたので、今でも強く印象に残っていますね。その時点でもまだ入社はしてくれないだろうな...という思いが強かったのですが、その日の夜に、事態が変わります。
トゥモローゲートではインターン選考後に求職者にアンケートに答えてもらいます。その中に志望度を書く欄があるのですが、水城は「120%」と書いてくれたんです。初めて「本当に来てくれるんだ」と実感しました。ただ、その時点では待遇面の話はしていませんでした。そこだけが不安でした。前職の年収が高かったということに加えて、お子さんが3人いて、3人目は生まれたばかりでしたから。そんな状況で迎えた最終選考。「これくらいの収入になります」と伝えた上で「何とか生活できるようにはする。一緒に会社を大きくしよう。それができたら相応の給与を払う。一緒に面白い会社をつくろう」そんな口説き文句を言ったと記憶しています。水城は「もちろんです。お金はなんぼでもいいです」と言ってくれて、さらに「◯年後までにこれだけの売り上げをつくるので、そうなったらこれだけの収入をお願いしたいです」と言ってくれたんです。たくさんの人の採用に関わってきましたが、そんなことを言われたのは後にも先にも水城だけです。しびれましたね。
そうして内定が決まった水城。前職の会社を辞めるまでに2ヶ月ほどかかるということで「トゥモローゲートの事業内容がわかる資料や、営業資料や、過去の企画書をください」と言ってきました。「入社までに叩き込んでくるので」と。その中でも時間を見つけてオフィスに来て、隼平との営業ロープレに臨んだことで、入社する前の時点ですでにトゥモローゲートのことを熟知してくれていました。入社後もしばらくは毎朝30分の営業ロープレを欠かさずやって、努力を積み重ねて、すぐに成果につなげてくれました。入社1年目で生み出した粗利はなんと1億円超え。1人で、粗利で、1億円です。圧巻ですよね。数字の面での貢献度は言わずもがな。さらに付け加えるなら、成果につなげるまでの姿勢を後輩に見せてくれたことも、会社にとって大きく貢献してくれたポイントだなと感じています。水城ほどの実績があってもここまで努力をするんだ。そんなことを感じて、刺激を受けた社員はたくさんいると思います。その証拠に、水城が入ってから他の社員の成果もグンと伸びました。
『大阪で一番面白い会社を作る』という中期のビジョンを実現するためにはいろんな新しいチャレンジが必要になります。水城には、そういった新しいチャレンジを経営的な視点から引っ張っていく存在になってほしいなと。それが新規事業なのか、別会社を設立することなのかは分からないけれど、先頭に立って、トゥモローゲートをビジョン実現に導いて欲しいなと思っています。水城は今まで見てきたビジネスマンの中でもダントツで優秀だと思っています。マインド、スキル、パフォーマンス。すべてを持っている。どれか1つ、もしくは2つを持っている人はいるけれど、3つとも持っている人はなかなかいない。何も心配していません。全幅の信頼を寄せています。だからこそこれからもずっと一緒に仕事がしたい。トゥモローゲートという会社を一緒に大きくしていきたい。そのすべての時間を共有したい。心の底からそう思えるのが、水城という男です。